August 01, 2019

2019.8.1 ご無沙汰しておりました。近況報告です

令和元年になって、急に出典としての『万葉集』が取り上げられてきています。

2010年頃から私は「鎌倉の源氏物語」という課題に取り組んでいて、鎌倉にも『源氏物語』を受容する文化があったことの普及活動をしていました。

それと並行して「鎌倉の万葉集」という課題が浮上し、それにも取り組んで研究し、だいたい結論が出ましたので、それを小説にすることにしました。

仙覚という、鎌倉の万葉学者が主人公です。彼は『万葉集』の歌4,500首のうち訓点が付けられずに残っていた最後の152首に訓点を付け終わり、『万葉集』の歌全部が読み下せるようにした功績の人物です。

その彼が『万葉集』の研究をしたのが鎌倉は妙本寺様の建つ境内。そこに彼を顕彰する碑が建っています。

小説はやっと順調に滑り出しました。頑張って年内に完成させられたらと思います。

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August 12, 2010

地震雲434 【2010.8.11 灼熱色の朝焼け・夕焼けや虹などの現象とM7規模地震の関係について】

以下は、最近の、気象庁発表の世界で発生したM7規模の地震のすべてです。

8月10日14時24分頃 南太平洋 M7.5
8月5日7時2分頃 ニューギニア付近 M7.0
7月24日8時15分頃 フィリピン付近 M7.2
7月24日7時51分頃 フィリピン付近 M7.3
7月24日7時8分頃 フィリピン付近 M7.1

そして、これらの地震の数日くらい前には決まって灼熱色の朝焼けか夕焼けや、虹・光芒などを撮っています。以下、順に対応させていってみます。写真はすべて再掲になりますが、新しい順に昨日10日の南太平洋M7.5から・・・

●8月8日の朝焼けと虹 → 8月10日14時24分頃 南太平洋 M7.5
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●7月29日の夕焼け → 8月5日7時2分頃 ニューギニア付近 M7.0
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●7月20日の夕焼け → 7月24日8時15分頃 フィリピン付近 M7.2・M7.3・M7.1
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ご覧のように、強烈な空の観測されたあと、数日前後のスパンでM7規模の地震は発生します。ほぼこれは経験則ではずれたことは皆無といっていいと思います。8月8日の朝焼けは異常なくらいにまがまがしい強烈さでしたし、虹まで出ましたから、M7といってもM7.5くらいにはなるだろうと思っていました。そして、フィリピン付近の3連発ですが、私が撮ったのはこの日だけですが、投稿サイトでは連日同様の画像が載せられていました。今思うと3回分だったのでしょう。まさかこの規模が3回もつづくとは思いませんから、こんなに連日の焼けだと相当な規模になるのでは?と危惧していました。

M7規模の地震があるとわかっても、世界のどこかというのでは警戒のしようがなく、どうしたらいいのか実際には困っています。国内だったらそれ相応の前兆雲が観られているはずですので、それに関しては安心しつつ・・・。わたしのなかのイメージでは、「地球内部の岩盤破壊などで多量の電磁波が発生して世界を駆け巡る→朝焼け夕焼けや虹などの異常なあるいは強烈な空→数日前後で地震が発生」です。地球は単一で存在しているわけではありませんから、地球の呼吸のような電磁波が大気に及んでおのずと空に影響したとして不思議はないと思っています。

でも、これはあくまでも当地のような内陸でのことです。しょちゅう仕事で伊豆に行っている甥の話では夕焼けなんて頻繁で驚かないとのこと。また、ハワイでも同様ですし、虹の頻度も高いですよね。内陸ではない、大陸移動のまだ続いている地盤の地域だから・・・という違いでしょう。雲の観測も地域によってさまざまな性質があるような気がしています。

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July 26, 2010

地震雲433 【7月23日06時06分頃 千葉県北東部 M5.3 震度5弱 】への空

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7月19日18:55頃の撮影です。一枚目が【7月23日06時06分頃 千葉県北東部 M5.3 震度5弱 】の震源地方向。二枚目がその北東側。三枚目が南東側です。火焔のように大きく揺らぐ雲が夕焼けしていました。南東側の帯雲はただれたような感じで、これは・・・と警戒したのを覚えています。

四枚目は同時刻の反対側、西の空。こちらの方が焼け方が金色で綺麗で目を引いたのですが、発震は東でした。

最後は発震の前日の朝。22日4:50の撮影です。24時間前くらいの空ということになります。ぱらぱらした雲が朝焼けしていたので(右上)撮りにでたのですが、東低空に地気が溜まっていて(左下)、ぱらぱらした雲はそこから発生していました。地気が溜まっていたあたりが震源地方向です。

直前の雲は意外とはかないことが多いのですが、この地震の場合もそうなりました。内陸でのM5規模でありながら被害のなかったのが救いでした。

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July 25, 2010

地震雲432 7月24日夜、群馬県と埼玉県で雷の異常発生・・・これが雷雲?

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ここのところ頻繁にカナトコ雲を観ます。それも決まって同じ方角・・・

この二枚は同じ雲ですが、当地より西北西に発生していました。じつは昨日も同じ方向に出ていました。昨日のは完全に上が平らなカナトコ雲でした。そして、今日のが違うのは、左端の夕陽に染まった部分がレリーフ状の焼け方を呈していること。「レリーフ状焼け」は割と強い地震の前兆です。あれは嫌だなあと思いつつ撮りました。

その後、夜になって、落雷情報をみると、群馬県のほとんど全域が真っ赤。群馬県一帯で強烈な雷・落雷状態でした。しばらくして雷雲は南下して埼玉県に移動していました。たぶん、この雲がその雷雲だったと思いますが、雷・竜巻の発生した地域にはその後地震が起きることがよくあります。竜巻は埼玉に警報が出ていましたし・・・

追記:
【7月25日22時44分頃 群馬県南部 M3.0】が発生しました。

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May 04, 2010

地震雲431 【5月3日 鳥島近海 M6.1】の前兆の空

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写真は4月26日夕刻撮影です。この日の空は異様でした。M5以上、もしくはM6規模と予測しました。方向は、一枚目と二枚目の雲の発生方向の南東です。その結果と思われる地震が発生しました。【5月3日19時28分頃 鳥島近海 M6.1 震度2】が該当と思います。

M6規模くらいでないと、例えば上二枚の左下のようなシャープな直線状の境界線は現れませんし、三枚目のような縦の虹も出ません。当地から南東は東京湾から房総半島を突っ切るので、どちらにしても心配でしたが、海域のしかもかなり離れた場所での震源でほっとしました。

この空の規模予測はだいたいM6、方向は南東、そして発生までの日数はこの規模だと一週間前後・・・でした。この三つを満たすとき、私は「これが該当地震だ」と思うことにしています。発生までの日数は経験則で、M3前後の小さければ24時間内とか、M6よりもっと大きいと一ケ月とかそれ以上、です。

三枚目と四枚目は同時刻の西です。沈みかけた太陽が危うく太陽柱になりかかっていました。その右に、幻日というには縦に長い虹。位置としては幻日なのですが・・・。

西の空の結果として、【4月30日00:19 日本海  M5.6】が発生しています。

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March 15, 2010

地震雲430 【3月13日福島県沖 M5.7や14日福島県沖 M6.6】などへの空

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最初に気象庁の地震発表を載せさせていただきます。
  3月14日18時58分頃 茨城県沖 M3.7
  3月14日17時53分頃 福島県沖 M3.8
  3月14日17時08分頃 福島県沖 M6.6 震度5弱
  3月14日14時40分頃 岩手県沖 M4.0
  3月14日10時59分頃 苫小牧沖 M4.1
  3月13日21時46分頃 福島県沖 M5.7 震度4
  3月12日16時08分頃 茨城県南部 M4.2
  3月12日14時52分頃 択捉島南東沖 M5.0

 写真は3月8日の空です。南西ですが、北東から(左端から)南西へ届いてきている壁のような分厚い雲(低空の雲)に、ん?、と思って撮りました。壁状に立ちはだかる雲は要注意です。まさか・・・と思ったのですが、一応念のために撮っておきました。

 まさかと思ったのには、以前チリで確かM9規模の地震があったときに、南東から北西へ長々と延びる壁状の雲を撮っていたからでした。そのときは空との境がシャープで、この写真のような入道雲みたいなむくむく感がなかったので、一目瞭然で警戒しました。入道雲みたいだったので、とりあえず撮っておこう程度にしか気が乗りませんでした。が、この日は終日写真のように空が荒れていて、M5規模くらいの発震はあるだろうと思っていました。上の写真が午前、下が午後です。

 12日からの北での異様な連続発震を知り、撮った画像のなかで該当する空は?と探したら8日がそれでした。時間がなかったのでとにかくシャッターを切っておこうとだけで撮った写真ですが、忙しくても外に出て全貌を撮っておくのだったと今更に後悔しています。やはり騒然とする空には尋常でない結果が控えています。いつも書きますが、「まさか」とか「そんなのはありえない」という最初の思いが予測の判断をにぶらせます。撮るからには何かを感じて撮っているのに・・・ですよね。 

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March 02, 2010

地震雲429 【2月27日15時24分 チリ中部・沖 M8.8 (USGS)】への空

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まず最初にお断りしておきます。2003年10月以来、空を撮っていますが、何でも撮るというのではありません。ん? おかしい・・・と感じるから撮るんです。不審だから、撮るんです。そのことを前提としてご覧になっていただけたらと思います。

 最初の青空の写真はスマトラ地震の前兆として頻繁に観た空です。大きな地震が起きる前には必ずこのようなシャープな直線状の雲が何本も「西から東へ」流れます。飛行機雲かもしれませんが、飛行機は毎日飛んでいるのに、こういう空になる日は滅多にありません。で、この空が現れると数日後くらい後に地震があるのでは・・・と警戒します。ただ、スマトラ地震のときは規模が大きかったので、こういう空は一ヶ月前後ほぼ毎日出続けました。今回はこの日だけでしたので、スマトラ地震ほどでないと思って油断していました。

 その下からの7枚は25日夜から、日付を超えて26日未明までのおかしな明るい夜空です。二枚目と三枚目(月の写真)が25日23:47頃の撮影です。大きな地震の前兆として、「夜空が透明感ある澄んだ水色」になります。この夜、窓から観た南西低空の夜空が澄んだ水色になっているのに気付いて、「まさか・・・」と思いました。見上げると月に薄い雲がかかって暈ができています。これも地震前の現象です。夜9時過ぎの夜空は黒くて、普通にはこんなに明るく撮れません。画像処理して目視に近く見えるようにしてありますが、この「澄んだ水色の空」はほんとうに大きな地震前の空です。

 その後原稿を書くのに没頭してうっかり経過を見忘れていて、ふと気づいて「さっきの空はどうなっているのだろう」と、再び撮ったのがその下の二枚で、日付が変わって26日になった3:53頃の撮影です。まだ空は水色で、薄い靄のような雲が上空にたゆたい、東南東から夜なのに輝くように真っ白な雲が湧いていました。「澄んだ水色の夜空」ではよくこの「夜なのに真っ白な雲」がセットになります。

 やはりおかしいと気になって、三度目に撮ったのが、最後の三枚です。4:06頃の撮影です。まだ夜空は明るい水色です。だいたい深夜の3時とか4時なんていつもは真っ暗ですから、撮っても画像処理もできないくらいに真っ黒にしか写りません。どんなにこの日の夜空が明るいかおわかりいただけると思います。

 最初にも記しましたが、「おかしい」から撮るんです。とにかく不審な空だから撮るわけです。何が何でも地震の前兆に結びつけようとして撮っているわけではありません。「おかしい」「何かある」と思っていたら、やはり、27日にチリで地震が起きてしまいました。

 4:06ころの写真はチリの震源地の方向です。深夜ですので外に撮りに出るのはためらわれ、隣家越しにしか撮れませんでしたが、三本の真っ白な雲が八つ手の葉状に広がっていました。地震前兆雲の形態として「放射状」になります。扇の要のような一点から何本かの帯雲が放射状に広がるかたちです。この夜の白い雲がそう見えたのですが、今まで経験したことがないほど巨大な大きさでしたので、見違いかと思いました。でも、どう見ても中心があるように見えます。東南東から北側へ延びるのが一本、南側へ延びるのが一本です。見間違いとしか思いようがない巨大さでしたが、一応撮っておこうと思って撮ったのがこの二枚です。下から二枚目の雲は、その北側へ延びる帯雲だけをアップにして撮ったものです。

 ずっと上空に薄い靄のような雲がたゆたっていました。こういうとき、割と近場とか直下の地震があるので、東京湾とか千葉沖の震源を考えました。というのも、ちょうど羽田で濃霧が発生して飛行機の欠航のニュースがあった直後でしたから。でも、それにしてはあの放射状の雲の巨大さ・・・です。あの雲の巨大さに匹敵する他の宏観前兆は報告されていません。例えば鼠が集団移動するとか・・・。どういうことかしらと思っていたのですが、チリ地震の発生を知って、この前兆だったんだ、と思いました。

 自然現象のなかではおそらく様々にいろいろなことが起きています。人間の知覚能力の範囲でないことを信じるのは難しいと思いますが、「おかしな現象」はやはり普通でない結果の前兆です。私はこの頃思うのですが、空と地震の関係は、大木の枝と根っこの関係で、大きく枝を張った大樹の根っこが地中で大きく張り巡らされているように、大きな空の現象は地中の大きな活動に比例するのだと思います。

 宏観はたった一件だけでは「何かある・・・」と感じて終わりです。この空の場合、巨大な雲の発生が東南東でしたから、東南東に何かある、と思っても、その先成す手はありません。でも、みんながこういうことを知って、みんなが報告し合えば、どこかの地域に異常が集中していることがわかり、そこが震源地となることも予測でき、被害を軽減することができるのです。最近、ツィッターを始めておこうかな・・・って考えているのですが、地震被害を最小限に食い止めるには、こういうリアルタイムの各地からの情報が一番効果あるのではと思うからです。

 この夜空をアップするのは、何でも地震に結びつけるというお叱りを受けそうで躊躇していました。が、先ほどのニュースで津波にさらわれたらしいお父さんを探してと訴える小さな姉弟に思わず涙して、こういう現象も地震の前兆の一つなのだと知っていただきたくてアップしました。

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地震雲428 【2月18日10時15分頃 ウラジオストク付近 M6.9】への空

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1月下旬から大きな地震の前兆となる空が続きました。これは2004年の新潟県中越地震・スマトラ沖地震の前兆として、当時頻繁に観測した空です。その頃は雲観測初心者でしたので、あまり頻繁なものですからそれが普通の空と思って撮っていました。

 でも、スマトラ沖地震後ぱったりとそういう空が出現しなくなって、翌2005年にはほとんど撮っていません。それで私のなかでは「こういう空が現れたら大きな地震がある・・・」という認識になっています。たまに撮ることがあると、やはり世界のどこかで大きな地震が起きます。ただ2004年ほど頻繁なことはなく、一日だけの空が多いので、地震も一回の単発で終わっています。で、なおさら、こういう空と地震は関係あるのだなあ・・・という気持ちになっています。

 今朝、【2月18日10時15分頃 ウラジオストク付近 M6.9】の地震がありました。日本からは北西の、ちょうど能登半島沖になります。実はこの方向に大きな地震があるだろうということは予測していました。1月下旬に繰り返された大きな地震への前兆空からの予測です。

 震源地の予測は、前兆らしい雲の発生の方向でたてます。1月下旬の空の雲はこの能登半島沖へのラインでした。当地三鷹から、浅間山のあたりを通って、能登半島の先端をかすめるように通る線上という予測です。写真二枚目の漏斗のような、回るコマのような雲の垂れさがる先端が震源地方向です。これは2003年から空を撮ってきて、発生地震との照合で身に付けた経験則です。ですから、「あの方向は能登半島沖」とか、「この方向だから新潟県」とか「この方向の発生は福岡県沖が震源地」とか予測がつくんです。最初の写真はその雲を真横から撮ったものです。

 この日、窓から見て「非常に緻密な鱗雲」が空いっぱいに広がっているのに驚き、急いでカメラをもって撮りにでました。この「非常に緻密な鱗雲」がまず滅多にない規模の地震前兆です。写真では一枚目の上空に写っている細かな鱗雲がそれです。でも、出てみたらそれだけでなく、日没近い太陽の周辺が巨大な彩雲になっていて驚きました。

 彩雲も大きな地震前兆です。もうほんとうに綺麗でした。これほどの規模の彩雲も滅多に出ません。地震前兆の雲は磁気性が強いので彩雲ができるのです。そして、下の写真のような日輪(日暈)や月輪(月暈)もそうです。日輪も珍しいことは珍しいのですが、月輪はもうほんとうに珍しく、こんなに大きい月輪を撮ったのははじめてです。最後の一枚は地震雲観測仲間のあいだで「全方位放射の空」と呼んでいる空です。これはまさにスマトラ地震時に頻繁に撮った夕景です。

 大きな地震になると、震源地のそこだけでなく、地球内部の岩盤を伝ったりして広い範囲で影響があるのでしょう。それでこういう空になるのだと思います。震源地を示す雲だけでなく、あちこちで岩盤から電磁波が放射されるのです。別名、「飛行機雲のできやすい空」といえばわかりやすいですね。

 写真は上四枚の彩雲までが1月27日。月輪は30日。最後の二枚の日輪と「全方位放射の空」は2月9日です。

 M3とかM4くらいまでの前兆の雲だと、翌日の発震です。が、M6以上では一週間から一ヶ月、或いはもっと長い期間をおいての地震発生となります。それで一月下旬からの空の結果となる地震の発生は一カ月後くらいと思っていました。

 これらの写真を撮ったあと、能登半島沖への、ちょうどこのライン上になる内陸でM4前後の地震が幾つかありました。その度にこれらの空を思い出して、「この前兆の空だったのかしら・・・」と考えました。でも、滅多にない「鱗雲」「」巨大な彩雲」「月輪」を思うと、M4とかM5の規模の地震が該当するとはどうしても思えません。それで写真のアップを見合わせていました。今朝、ウラジオストク付近でM6.9があったと知り、やっと腑に落ちた感じでこの地震の前兆だったのだと思った次第です。

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January 29, 2010

地震雲427 【1月28日 父島近海 M5.3 もしくは硫黄島南海底火山噴火】の前兆の空

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077 1月21日15時過ぎの北東から西にかけての空です。あまりに広域に広がっているので複数の雲が繋がっているのかと思いました。けれど場所を変えて北東だけ、西だけ、と注視してもどうも一つの雲の発生の両端としか思えません。とりあえず「北東」「東」「西」と部分部分の方位を撮って帰り、つなげたのがこの画像です。無理につなげたので正確なパノラマでないことをご了承ください。

 南南東が中心ですがそれが二枚目です。南南東だけを見ても目視ではただのっぺりした一面灰色の空でした。両端からくっきりした青空が広がっているのでなかったらただの曇天に思うところでした。強度の補正をかけて画像処理をしたら中心にこのようなグローブ状の放射が浮かび上がりました。これだけ巨大な雲だとM5以上にはなります。当地から南南東は小笠原諸島方向です。【1月28日5時31分頃 父島近海 M5.3】が発生しました。一週間のスパンでした。

004 008 015 018 その後の南南東発生の雲です。一枚目が22日15時過ぎ、下の三枚が23日で、この日は全方位の朝焼けをしました(二枚目)。三・四枚目は11時過ぎの空です。M5規模以上となるとたった一回の雲の発生でなく、連日続きます。28日の地震発生ですが、27日は彩雲が出るなど空が騒然としました。

追記:
3日午後2時半ごろ、第3管区海上保安本部(横浜)から気象庁に入った連絡によると、小笠原諸島・硫黄島の南約50キロの海底火山「福徳岡ノ場」で3日、海底噴火が発生した。同庁と海保は、周辺の船舶に警戒を呼び掛けている。気象庁によると、福徳岡ノ場の海面から灰色の噴煙が上がっているのを海保の巡視船が確認。周辺で海面の変色や浮遊物も見つかったという。
 訂正しなければなりませんが、最後の二枚の写真はこの硫黄島南における海底火山噴火の前兆雲と思います。もちろん同じ小笠原諸島海域での発生ですので、最初のM5.3の影響があったから・・・というふうに連鎖がはたらいていると思います。ただ、この二枚に関しては「硫黄島あたりの火山っぽいなあ・・・」という感触をもっていました。硫黄島海域での噴火の雲を何回か経験していますので。でも、まさか・・・という気持ちがはたらいて、【父島近海M5.3】があったあと、もうこれ以上はないだろうという気持ちでここにアップさせていただきました。「まさか」という思いには、「これ以上あって欲しくない」という気持ちが込められています。私の間違いでいいからこれで終わりにして欲しい・・・、のです。でも、だいたいにおいて頭で考えたことよりも、経験則で「なんだか以前観たのに似ている」という感の方が当たってしまいます。火山性の前兆雲は湿り気がなくて綺麗です。

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January 12, 2010

地震雲426 【1月12日岐阜県南西部M4.4】の前兆?

201001061 20100106 1月6日16:00、埼玉県の東武東上線東松山駅で撮った空です。綺麗な右幻日が見えていました。地元でないので方角の見当が夕陽頼りですが、今日岐阜での発震を知り、その前兆だったのかと思います。この日の自宅では相当大変な雲の空模様だったそうです。自宅は下の写真の左端の方角になります。たぶんこの雲の直下だったのでしょう。

【1月12日3:01 岐阜県南西部M4.4】

追記:【1月13日06時53分頃 中米 M7.3 】が起きてしまいました。大変な被害になっているようすでテレビの画面を正視できません。一瞬の揺れで瓦礫と化したそうです。少しでも被害が軽くなるようにと予知に頑張っても果たして役に立つのかと考えてしまいました。当地での雲前兆からは全く何も感じとれていませんでした。北米の範囲は前兆を読み取れないことが多い気がします。南米はチリ地震など、割と雲観測ができています。地球の自転とか地軸の傾きに関係あるのかしらと思ったりしています。(ただ雲を観る環境が以前より観難くなったための見逃がしもあるかもしれません。経験則を増やすしか答えはありませんね。)

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