【小説「白拍子の風」と雲】
今日はバレンタインデー。奇しくもそういう記念の日にブログをはじめることになりました。すでにわたしはHPをもっています。では、何故ブログを? って思われるでしょうね。自分でも不思議なのですが、突然「作りたい!」と思ってしまったのです。ひとつには興味が広がってHPにテーマを絞りきれなくなったこと。そして、つらつら思うことをそのまま綴ってみたくなったこと。というのも、わたしのHPは原稿をプールしておくのを目的とする、いわばオフィス代わりのとても堅苦しいものなんです。ちょっと息抜きをしたくなったから。そして、思うことがいっぱい増えたから・・・。ともかく第一歩をふみだしました。よろしくお願いいたします。
カテゴリーは二つ。まず、【自然】。日々の雲の宏観異常現象を載せていきます。通称地震雲といわれる雲を追って撮っています。一年と少しになります。そして、新潟県中越地方地震とスマトラ島沖地震を経験しました。
空と雲は来るべきそれらの地震を教えてくれていました。けれど地震雲という領域が充分に解明されていず、認知されてもいませんでしたから、わたしたちはそれに気づかず、教えを生かすことができませんでした。でも、たしかに前兆はあったのです。詳細は写真とともにHPに載せてありますが、もしわたしたちが、人間が、自然の声にもう少し謙虚に耳を傾けていたら、少しは被害を防げたのではないかと思います。
考えなければならないこと、理論的に納得したいことがたくさんあります。いきなりまとめるのでは膨大すぎて手に負えませんが、空も雲も一日として休んでくれません。それでそれら日々の現象を日誌にまとめ、考察しつつ蓄積していったらいいのではないかと思いました。
雲には人をして敬虔な想いへみちびく力があります。
雲を撮り始めて、わたし自身人間が変わりました。人間なんてちいさな存在に過ぎないということを知り、でも、空の下にひとしなみに生きているという、大きな安らぎを得ることができました。
地上からただ「the cloud」だけを追っているみじめな状態だったのに、気がつくと「the heaven」という暖かいとても大きな高みのなかにいました。地震雲という名前はいたずらに人を怯えさせますが、毎日ちょっとでもいいから空を観てください。空の効用に気がつかれると思います。
もう一つのカテゴリーは【小説】です。「白拍子の風」を載せていきます。
The comments to this entry are closed.
Comments