地震雲14 【八丈島近海群発】
2月28日朝、昇る朝日の前を太い帯雲が何本か横切っていました。写真正面は千葉方向。左端は東北、茨城方向。右端が南で、よく伊豆諸島に地震があるとき前兆雲がでます。雲はその方向から発生していました。あまりこういう雲を見ないので、きっと特殊な状況があったのだと思いました。雲が太いのが眼につきましたから。果たして3月1日、0:25から17:17までのあいだに6件、八丈島近海および東方沖に、M2.6~M3.5の地震がありました。当地から伊豆諸島方面はほぼ南にあたり、三宅島がほぼ真南、大島は少し西寄り、八丈島が少し東寄りになります。小笠原諸島はもっと東で、写真の雲の発生している方向と、正面の中ほどで雲が発生すると小笠原地震の前兆という結果がでています。雲に対応して地震があるので、検証していると、見えない遠くまで見えているような、地理的視野が広がりました。地震は恐ろしいからと忌避するのでなく、正面から見据えて考えていくと、意外な効用があります。地理的視野の広がりは最初の喜びでしたが、それ以上に自然と対峙していることで自分が見えてきて、些細なことでは動じなくなりました。自然があまりに雄大かつ荘厳だから、くよくよしたって始まらないという覚悟ができてきたのだと思います。
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