地震雲５７ 【１９日鳥島近海M６．２と２０日福岡県西方沖M５．７の前兆】

さまざまな現象を撮っていて整理が追いつかないうちに大きな地震が頻発し、気持ばかりが焦っています。空に現象は現れているし、そのうちの幾つかはキヤッチしているから、情報として上手く生かせば予知への何らかの手がかりになるのは確実なのに、現象に振り回されるだけで、発震してから「あれがそうだった」と前兆を確認する連日。忸怩たる思いが募ります。
何とかしなくてはいけないと考えているのですが、とりあえず今日の福岡の地震の写真を載せさせていただきます。一番下の写真で、１７日２１：３６撮影。当地から西２６０°方向に観た透明な磁気のような地気の放射です。慣れてないとただの暗い夜空かもしれません。撮り慣れてきたら、最近はこんな微妙な空も見分けがつくようになりました。実はこれは画像ソフトで強力なコントラスト補正をしてあるのです。すると透明な揺らぎでもご覧のようにまるで眼に見えるかのように浮かびあがります。
西２６０°は福岡県西方沖地震の震源地方向です。測らなくてももうこの空に何かが現れたら福岡、とわかります。３月２０日のM７．０以来、余震が何度もあり、前兆も幾つか撮りました。けれど、最近は少なくなって、福岡もそろそろ収まってきた・・・、と思ってました。それが、１７日夜のこの放射。瞬間、まさか、また福岡に？　とドキッとしました。嫌な予感があたって今朝の発震。M５．７で済んでよかったと思いますが、震度５は厳しいです。
この写真も撮って予知のサイトに投稿させていただいていましたが、ただ投稿しただけでは何もならないことを今回も思いました。撮った写真には、撮った人が責任をもたなければ、誰も留意してはくださらないのです。１７日のこの時点で、「福岡に発震があります！」といえるまでに自分が強くならなければと思いました。
上の二枚は１６日１８時過ぎに中央線西荻あたりから撮った南南東の雲です。車窓越しに外を眺めていて、巨大な放射状雲が発生しているのに気がつきました。こんなに巨大なのは観たことがありません。偶然にも中央線が高架になっているので、余計全貌を見渡すことができたのでしょう。この雲の結果として【１９日鳥島近海M６．２】が発生しています。
この写真も、こんなに巨大な雲はそうそう出るものではありませんから、もっと危機意識を明確にして、このブログでも何でも、警報を呼びかけるくらいのことはしたらよかったのです。ただ、冒頭に記しましたように、撮っても整理の時間がなく、写真はMOに収められて寝たまま。地震があってはじめて、そういえば撮っていた・・・、なんてことの連続。当分、どうしたらいいのかが課題です。