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April 28, 2005

地震雲66 【26日南東の雲】

04261737015 04261739020 26日は午後突然の雷雨に見舞われました。とても激しいものでした。その雨があがった後の晴れた空には、真っ白で肉厚の平らな雲が、ところどころ青空を覗かせて、空を覆っていました。あまりに綺麗でみとれてしまいましたが、中に一本、南から北へほぼ架橋する長さで、片側がスパッと切れたシャープな形状で延びる帯雲がありました。
これは尋常ではないと思いながら、なぜかカメラを取りに家に帰る気持になれずに、ひたすら見惚れていました。心のなかでは、二度と出会わない光景の一つなのだから撮らなくては! と思いながら、ほんとうになぜか動く気にならないのです。
人は、ほんとうに危険なもの、綺麗なものを目の前にしては、動けないのかもしれないと思いました。それほど見事にシャープな雲でした。
次の日、地震予知のサイトをめぐっていて、他地方でも同様のシャープな切れ味の帯雲が観測されていて、それについて「深刻な前兆雲」と書かれているのを読みました。雲はシャープなほど、危険が高いのだそうです。
そういう訳でそのときの雲は撮ってません。上の写真は、その後に発生してきた同じライン上の筋雲です。下の写真は、そのラインをたどっていって見た南側です。南東から写真のような雲が発生していました。この雲の白さと肉厚感が、最初に見た帯雲の質感に似ていますから、同一震源の発生と思っていいと思います。南東要注意と思いました。

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Comments

ばーこ さん、いつも有難うございます。ほんとうにそう言えばそうですね。あの日は写真の雲よりもっと強い質感の帯雲に圧倒されて、シャッターチャンスをみすみす見送りました。自分でも意識してたんですよ。こんなチャンスは二度とない、今撮らなかったら「決定的瞬間」を逃がすことになる、って。でも、ただただ見惚れているだけで、体が動きませんでした。自然の脅威・雄大さに屈服した感じで、なんだか嬉しいような気分も・・・

Posted by: ゆりこ | May 02, 2005 09:43

 ゆりこさん、今晩は。
上の写真見てすぐに「漫画日本昔話の」
童(わらべ)が龍に乗って、空を泳いでいる
映像が浮かびました。

Posted by: ばーこ | May 01, 2005 22:59

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