地震雲96 【27日17:07宮城県北部M4.9の雲】
27日午後、東北は大変な雷雲に見舞われ、福島では3センチの雹が降ったといいます。
写真はその雷雲です。
15時頃、現われたと思ったらみるみる広がり、北から東にかけての空に壁のように立ちはだかりました。経験上こういう形状の雲は雷雲だということがわかっていました。そして、雲のようすからかなり激しいものだろう事も想像できました。
写真は、一番上を右に、二枚目が中央、三枚目を左というふうに、三枚並べて見たと考えて下さい。如何に巨大な雲だったかおわかりいただけると思います。左が北です。中央は東北・宮城,福島方向、右が東・千葉方向です。
実は、前日26日夕刻、宮城方向から発生する見事な積乱雲の列がありました。一番下の写真です。この季節にこれだけの積乱雲は異常です。しかもきちんと列になって東を通り、南まで達しています。不思議な光景でした。
仙台沖の前兆雲は何度か撮っていますから、およその形状はわかります。ですが、積乱雲だった経験はありません。何の雲だろうといぶかしく思っていました。内陸だったからのようです。
【27日17:07 宮城県北部M4.9】の地震がありました。積乱雲に対応する地震と思います。そしてこの宮城の震源が、翌日の巨大な雷雲をもたらしたのでした。
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