地震雲90 【21日21:38房総半島南東沖M4.4の雲】
21日夕刻、南東方向から前兆と思われる雲が発生してきました。白い空を撹乱したような灰色の模様ができるのは明らかな前兆です。一番上の写真がそれで、18:09撮影です。
その後夜になって、澄んだ空に透明な地気が広がりはじめ、みるみる不穏な空になりました。
二枚目の写真が20:39、三枚目が21:07です。二枚目のように押し寄せてきた地気が、30分後には全天を覆い、月が朧に霞んでしまいました。朧月というにはかなり不気味な光景です。
実はこれが地震の直前のようすなのです。地気が満ちるので鬱陶しいとか圧迫感を感じるとかいいます。阪神など大きな震災を経験した方々のお話です。ただ、阪神のときの前夜は、月が気持悪いほど赤かったと聞いていますので、この夜の月が赤くない事でほっとしていました。
これらの現象の結果として、【21日21:38 房総半島南東沖M4.4】が発生しました。地気の発生をみたとき、もっと発達して雲が出るのかと思っていました。発生を知り、直前状況だったのだとわかったのですが、そういえば納得と思いました。
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