地震雲７１ 【７日東京都多摩東部Ｍ４．３の雲？】

５日１６：５９、西北西の空です。朝から地気の濃い日で、白濁した空の中、帯雲が発生してきました。プラズマ雲と呼ばれる飛行機雲状の雲も混じっています。これは非常に強い磁気を帯びた雲ですから、この雲が現れると要注意です。
この日のプラズマ雲は、ご覧のようにとても太いものでした。ほとんど帯雲といっていい幅をもっていて、北西上空を渡り、東までまっすぐに大変力強く延びていました。
こんなに太いプラズマ雲を見るのは始めてです。何か特殊な意味があるのかしらと思いました。雲の観察は、「いつもと違う」と感じる微妙は違いが、案外決定的な確証になるのです。
今日未明【７日４：５２　東京都多摩東部Ｍ４．３】の地震がありました。八王子市乃至神奈川県津久井のあたりが震源でした。ここ三鷹市も多摩東部ですからかなり焦りましたが、実をいうと寝ていて気がつきませんでした。起きて、地元の発震と知って驚いたのでした。
昨日は夕刻から雨が降っていて雨空なのに不思議に明るく、見れば見るほど異様な明るさの夜でした。おそらくこの地震のせいだったのでしょう。
が、直前のこの現象以外、この地震を予測するような雲を見た記憶がありません。
探したところ、一昨日夕刻のこの雲がみつかりました。
この空も不思議でした。太いプラズマ雲も異様でしたが、雲の収束する地点がわからないのです。プラズマ雲自体の発生はほぼ真西です。そこを中心に左側からと右側からと、筋状の帯雲が交叉しています。思考が二転三転した挙句、結局震源の方位を特定できないままでした。
この雲が今日の地震に対応するとすると、太いプラズマ雲の意味が納得できます。たぶん、近場だったからだと思います。