地震雲146 【18日千葉県北東部M3.5と岩手県東方沖M3.6】の雲
17日18:38頃、東に発生した放射状の雲です(二枚目)。
一枚目はその北東側で、下端エッジに沿って巨大な積乱雲の壁ができています。先端は北で、以前ここに同様の積乱雲を見たとき、青森でM4規模の地震がありました。
それでまた青森で?と思ったのですが、埼玉で同じ雲を撮った方によると東京方面の雲だったそうです。
それでは青森どころではありません。???、と思っていたところ、【18日22:06 岩手県東方沖M3.6】が発生しました。
この二つの地震を解説された先輩観測者の方がブログに書いてらしたのですが、千葉の発震はドミノ式に東北へ伝播するのだそうです。。
それでわかりました。以前のとき、青森の雲が東京で見えるはずがないという批判がありました。長大な帯雲なら、映画で紅海の南端からスエズ運河の入口まで延びているのを観たことがあります。が、積乱雲のような雲はどうでしょう。ただ私としては、異常な雲の出現と異常な規模の地震の方位が重なったものですから、直感で結びつけて考えたのでした。
ドミノ式ということなら、納得です。地中の岩盤の仕組で、思いも寄らない地域どうしの発震と雲が対応し合うことがあるのでした。ただ地上にいる私たちにはそれが見えないだけ。ですから、方位が違うとか、遠方すぎるとかの、人間の小さな常識の範囲で判断を狭めてはいけないのだと思います。
千葉の放射状雲の対応として、【18日9:50 千葉県北東部M3.5】が発生しました。三枚目の写真は南東側です。
The comments to this entry are closed.
Comments