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August 17, 2005

地震雲173 【16日宮城県沖M7.2他群発までの空・検証】

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 【16日11:46 宮城県沖M7.2】は想定されていた地震だそうですが、私も3月1日にその方向の雲を撮ったときに、もしかしたら半年後くらいに大きな発震があるかもと思いました。
 一枚目の写真がそれですが、鋭角な雲の広がりが新潟地震の半年前に見た放射雲を髣髴とさせたからです。それから5カ月半後の発震となりました。大きな地震は決して単独で発生するわけでなく、半年なり一年なり、もしかしたらもっと長いスパンでもって準備されている気がします。
 以下、16日の発生までの経緯を9日の空から拾っていきます。
 二枚目は9日朝。今から思うと震源地方向から鱗雲が発生しているのだとわかります。神秘的な朝焼けの空でした。
 三枚目は9日、四枚目は13日の空。どこからかわからない鱗雲の広がりが続きました。鱗雲や石垣状の雲は要注意なのです。
 五枚目、13日。南東発生の巨大な積乱雲の列が東を通って北東へ進んでいました。かなり顕著な光景で目に焼きついているのですが、その雲が震源地の位置で巨大になってとどまっていました。
 六枚目、15日。南東から発生した雲が見事に焼けました。この雲もやはり震源地を到達点としていました。新潟地震の前にも異常な夕焼けがありましたから気になりました。
 七枚目、15日。都心を襲った激しい雷雨。稲光は当地窓からでも観測できました。
 八枚目と九枚目は、15日深夜。北東発生の不穏な雲。深夜でなかったら撮りにでてきちんと方位を観測できたと思います。そうすれば宮城沖と正確に予知できたのにと反省しています。
 10枚目、北東からくる吹き荒れるような雲。
 11枚目、16日。震源地方向から地獄谷のようなようすで雲が湧き上がっていました。昨夜の雷雨の余波と思い、まさかこれが被害級地震の前兆とは夢にも思いませんでした。
 12枚目、16日。発生前の空です。新潟のときもそうでしたが、大きな発震のあるときは空がどうしようもなく吹き荒れます。
 最後の二枚は発生後の震源地方向です。発震後も磁場にはエネルギーが残って余震を繰り返していることがよくわかります。
 

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