地震雲174 【19日7:16 鳥島近海M4.3の雲】
上の一枚は携帯画像で見辛く恐縮ですが、昨日18日15:11、中央線に乗っていて撮った雲です。新宿から高尾へ向かう途中、吉祥寺あたりまで、中央線は高架になっている区間が多いので、地平線から発生するこういう雲がとてもよく見えます。
写真は西荻窪あたりで撮ったもので、左の車窓、すなわち雲は南東の空に発生していました。
下は4月18日14:59、同じく西荻窪あたりで撮ったものです。とてつもなく巨大な帯雲の数本からなる放射状雲でした。全部がカメラのフレームに収まりきれていないことで、巨大さがわかっていただけることと思います。見たことのない規模で、あまりの見事さに、内心、うーむ、と唸りながら見惚れてしまいました。
この雲のことは【地震雲57】に記しましたが、翌日【鳥島近海M6.2】が発生し、帰宅してから地図で調べた方位と予測規模が合致したことから、《中央線下り左手車窓に発生する雲は鳥島近海》という経験を掴みました。
昨日の雲は4月のような放射状でなく、一見したところただの入道雲に見えました。けれど、やはりカメラのフレームに収まりきらない巨大さでしたので、ん?、と思ったのでした。写真上方に雲が横にたまっていますが、そこから上が積乱雲だらけの異常な空になっていたのです。雲は東と南に振り分けられて、積乱雲の列となって流れていっていました。
車窓からは新宿高層ビル群が遠望できますが、東へ流れた雲はそうした新宿上空ではのどかな白い綿雲となって浮かんでいました。積乱雲の異常発生状況から、4月ほどではないにしてもM4前後はあるかな?と思いました。積乱雲だから以下かも、とも思ったのですが・・・。
【19日7:16 鳥島近海M4.3】が発生しました。該当地震と思います。何気なく乗っている中央線などの電車でも、こういう雲を見ることができるのです。日常にいる私たちだけが気づかないだけで、空はいつでも事実を見せてくれているということをお伝えしたいと思いました。
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