地震雲155 【23日16:35千葉県北西部M6.0までの空】
【23日16:35 千葉県北西部M6.0(最大深度5強)】の地震が発生しました。
前兆は撮っていましたが、発震という結果をみて遡ると、「ああ、この時から」ということがわかります。でも、一々の空や雲を見て「23日に強い地震が起きる」という予測はまったくできていませんでした。
いつもいつも、この繰り返しで、何の学習もできていないような感じです。M3~4規模ですと、だいたい24時間前後の発震となりますから、予想できるのですが。
地震の予知はゲームでなく、どうしたら被害を最小限にくいとめられるかという重大な課題を負ってのことですから、小さな地震の予知ができても何の意味もありません。なのに、大きな地震ほど発震までのスパンが長く、前兆が頻出するので、ピンポイント予測は現状ではほぼ無理・・・
でも、繰り返していれば、経験でなんとかわかってくることと思います。とにかく経緯に慣れること!
もっと探せばあると思いますが、今回のこの地震の前兆はひとまず21日からとみて、時間を追って載せますので、こういう空、こんな現象があったら危ないということを、経験として認識していただけたらと思います。震源地は当地からみて南東です。
一枚目…16:23、南東発生の巨大な雲。
二枚目…16:26、新潟地震やスマトラ地震等、強い地震の前に見た彩雲状の白い雲。磁気性が強いので金属的な輝きを帯び、彩雲がかってきらきらしています。あれ?、こんな雲がどうして・・・、と目を留めたのですが、ほんとうはこの時点で強い地震がくると察知すべきだったのでした。
三枚目…22日00:32、不気味な満月の夜でした。被害級地震は引力の関係で、たいてい満月か半月のときに起きるそうです。この日も満月ということで、観測仲間どうしでは警戒感を強めていました。
四枚目…17:47、南東が不穏に。
五枚目…20:04、なんだか訳がわからないまま空が不穏。目が離せなくなりました。
六枚目…20:12、やはり南東が不穏です。このあたりで、とにかく何だか変。でもどこがどう変なのかわからない、といった状態でした。こういうとき、必ず大きめ発震があるのですが、当座は気持が撹乱されて、変、変、変、としか思えなくなってしまうのです。
七枚目…23日4:00、理解不能の不穏な空が気が気でないまま夜明かし。この時間になって、東の空に雲が発生してきたのを確認。「正体見たり!」と思い、危険感よりも正直ほっとしました。これで寝られる・・・、と。ただ、まだこの時点では南東とはピンときませんでした。雲の頭が見えてきただけですので、東(銚子方向)に発震?と思いました。
八枚目…4:22、八枚目の雲のその後です。急速にみるみる広がってくるのが見てとれましたので、撮りにでました。南東から発生していました。ここにおいて、南東に地震がある!と確信。見ているあいだにも爆発のように広がって、それは凄いとしかいいようのない迫力でした。ただ、夜のあいだずうっと緊張し、気が気でなく過ごしたため、せっかく確信したのに、緊急の判断力が失せてしまっていました。のんびりと通常の感覚で予知サイトの掲示板にご報告。もっと危険を訴えるべきだったと後悔しています。大いなる失敗!です。
九枚目…16:48、【23日16:35 千葉県北西部M6.0】の地震発生後の震源地方向です。直後にはまだ磁場のエネルギーが残って吹き荒れていることがわかります。
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