地震雲184 【3日新幹線のぞみ1号車窓より見た雲】
3日東京駅6:00発新幹線のぞみ1号で、京都へ行きました。現在地震予知のあらゆるサイトで警戒警報がだされている状況の中です。新幹線車窓にはそれを裏付けるような尋常でない雲が頻繁に見られ、地殻の活性化を実感しました。以降、写真を列記させていただきます。
上四枚は6:10から6:29、都心から延びていた羽根がついたような長い帯雲です。エッジが波状になっていました。途中から形が崩れ、飛び散る羽毛の集合体のように。低空には一本の細く長い帯雲がぴったりと張り付いて見えていました。羽根状の雲と線状の雲は発生源をひとつにしているようでした。どこまで続くのか見てましたが、熱海のあたりで途絶えたので相模灘発生だったようです。
次の三枚は7:06から7:12、非常に微細かつ緻密な鱗雲です。新幹線車体の真上に広がっていました。あまりに緻密で、思わず身を乗り出し、窓に顔をつけるようにして眺めてしまいました。息を呑む美しさといったら、その一つに入るのかもしれません。こういう雲が尋常でないことは聞いて知っていました。発生方向とはあまり関係なく、どこかに大きな震源が潜む空と理解しています。この雲とは天竜川を過ぎたあたりで別れました。
最後の二枚は7:57と8:12、岐阜に入ってからの空です。車窓から見える景色の看板に飛騨の文字が見えました。何故この二枚を載せたかといいますと、岐阜に入ってからの地気の濃さが気になったからです。低い小山が続く景色のなか、小山の裾が紫がかった濁った色の地気で腰袴をはいたようになっていました。
【地震雲179】でご紹介させていただいたように、岐阜県飛騨地方を含む日本列島中部地方では、大きめの深発が頻発したり、現在不穏な状況下にあります。地気の濃さはその表れと思います。
追記(8日8:45):雲の観測歴が長い方に見ていただきました。最初の羽根状帯雲は、中規模震源の雲に遠くの大きな震源からの影響が入っているもの。次の微細鱗雲は、遠くの大きな震源のもの。ということでした。以下、それに該当する地震結果です。
羽根状帯雲…【4日21:18 伊豆大島近海M2.8】非常にいやな場所での発震です。というのも、以前読んだ火山研究者の方のご著書に、関東大震災級の地震は大島が揺れたら危ないと書いてありましたので。
微細鱗雲…【6日10:16 台湾付近M6.1】この震源が羽根状帯雲に影響していたのかもしれません。
最後の岐阜県飛騨地方の地気…【7日20:31 岐阜県飛騨地方M3.1】
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