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September 15, 2005

地震雲197 【磁気が吹き荒れる空+強烈な夕焼けはM7以上の前兆?】

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 上二枚は8月29日、三枚目は31日。下の五枚は9月7日の空です。8月29日にこの空を見たとき、昨年秋以降の新潟県中越地震とスマトラ地震前の空を思い出しました。
 その頃はまだ観測しはじめて日が浅く、というより、大きな地震を経験していなかったので、こういう空が異常とは知らず、あまり頻繁に見るので、よくある普通の空と思っていました。
 けれど、二つの地震のあと、パタッとこういう磁気が吹き荒れる空を見なくなり、新潟地震やスマトラ地震の前兆だったとわかったのでした。
 磁気が吹き荒れる空は31日にも現われました。それから9月7日にも現われ、その日夕刻ご覧のように強烈に焼けました。
 実は、新潟地震の前も、スマトラ地震の前も、この「磁気が吹き荒れる空」のあとに「強烈な夕焼け」が見られ、それからまもなく発震しています。それで、7日の夕焼けを見たときには嫌な気がしました。
 磁気が吹き荒れる空が大きな地震の前兆というだけなら、【9月6日10:16 台湾付近M6.1】が発生していますから、その前兆といえます。ただ、昨年の記憶も生々しい私の感じではこの程度の規模でない気がしていると、翌日に強烈な夕焼け。やはりこれはどこかにM7規模以上の震源が潜んでいるとしか思えず、緊張して気配に耳を澄ませていました。
 【9日16:27 ニューギニア付近M7.3】が発生しました。たぶん、やはりこの前兆の空だったのだと思います。以後、磁気が吹き荒れる空を観測していません。数字にしてたった1の違いのM6とM7ですが、地殻の中で引き起こされる破壊力にはとてつもなく大きな違いがあり、M7になると異常な空の撹乱となって現れるのでしょう。

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