地震雲211 【オゾンホールのような雲の穴】
広がった雲のなかに、時々丸くぽっかり穴が空いて空が見えるときがあります。地震予知のサイトである方が「オゾンホールのような穴」と表現されて、言い得てるなあと感心。以来、私も使わせていただいています。
はじめて見た(撮った)時は、何、これ! と驚きました。スマトラ地震前でしたので、空が騒然としはじめていたのでしょう。それで通常観測されないような事象も起きたのだと思います。かなりくっきり、明確な穴でした。
(参考:HP「スマトラ島沖地震までの空 12月22日」所収
http://homepage2.nifty.com/kumonimiru/2004sumatra.html)
新潟地震ころから各地で観測されるようになって、サイト上で話題になりましたが、昔からあった現象なのだと思います。ただそれまでは気づかなかっただけで、デジカメの普及で誰もが簡単に撮って情報交換できるようになり、認知されてきたのでしょう。
この穴の下に震源地があり、そこから昇る電磁波が、上空を覆っている雲に影響しているのだと考えられています。ただ、小規模地震と思われるため、対象となる地震を検索してはいません。
同じ現象の空白域として、穴というよりは巨大なプール状に円形に雲が縁取られている光景を撮ったことがあります。それは宮城県の地震、茨城県の地震として、結果がでました。それで穴の大きさが地震の規模に匹敵しているのだと考えるようになりました。
画像は30日20:18、西北西で観測した「オゾンホールのような穴」です。撮っているあいだにできてきて、数カット撮った最初のショットではまだ穴が形成されていませんでした。
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