地震雲220 【10月8日の空と雲 1(パキスタン地震M7.6の影響か・・・)】
この日は朝から異様な日でした。まずそれはカラスの異様な集結に始まりました。一枚目の写真は9:19、ざっと数えて40羽はいました。それまであちこちで騒いでいたのが、この時間になってだんだん集結。一斉にとはいきませんでしたが、何かを気にするような格好で北西を向いていました。
二枚目以降、最後から二枚目までは調布市で撮った写真ですが、二枚目から四枚目までと、五枚目から七枚目までの2種類の雲です。
二枚目は北西(長野―石川ライン)発生の雲で、地元三鷹で発生直後を確認したあと調布市へ行って撮りました。カラスはこの雲の発生を敏感に察知していたのでしょう。
ご覧になっておわかりいただけるように、唖然とするような空でした。二枚目が発生方向。調布駅からみて東京スタジアム方向での発生です。ほぼ北西にあたり、中央真下にスタジアムが写っています。三枚目はその西側。高尾山方向です。四枚目はさらにその南側。左端にもうすぐ富士山が入ってくるという方向です。
五枚目は南発生と思われる雲。あいにく建物に遮られて発生の中心を撮れませんでしたが、反対側の東の窓からも、やはり同様でしたので、南発生でいいでしょう。五枚目が南―富士山方向。六枚目が富士山方向―西の雲の先端、です。先端が北西発生の雲に衝突するように突き刺さっていました。七枚目は、五枚目の左半分中央に写っている巨大なレンズ雲のアップです。奥に写っている観覧車は読売ランドです。
富士山が見えるはずと思いながら、どうしても確認できなかったのですが、実はこの日、富士山は異常な状況になっていて、蛇がとぐろを巻くような巨大なレンズ雲にすっぽりと包み込まれてしまっていたのでした。五枚目の右端、六枚目の左端に、混沌とした天からポタッと雫が落ちたような形状の雲が写っていますが、その中に富士山はとり込まれていたのでした。
七枚目の巨大なレンズ雲ですが、いろいろな方が撮ってらして、鎌倉由比ガ浜撮影のショットでは江ノ島と富士山の中間に浮かんでいました。それと、調布から南西というラインを直交させるとおおよその地域が浮かびあがります。
とにかく唖然ととしか言いようのない空を見て地元に戻った訳ですが、尋常でない雲はまだ続き、最後の一枚は三陸沖乃至宮城沖方向発生の雲です。いつもならどきどきする規模なのに、調布で撮った雲があまりに異様で普通に感じ、あやうく載せるのを忘れるところでした。
その後発生した雲は次の【地震雲221】にまとめます。
帰宅して、【10月8日12:50 パキスタン北部M7.6】の発生を知りました。また胸の痛む光景を見る結果となってしまいましたが、日本における終日の空の異常さは、やはり世界規模での動きだったのでした。昨日7日の長野の善光寺ライブカメラには、朝から異常な朝焼け、午後には異常な金色の空が写っています。
追記:
【10月8日12:50 パキスタン北部M7.6】
【10月8日13:26 パキスタン北部M5.9】
【10月9日18:14 宮城県沖M4.5】
【10月10日2:45 父島近海M4.5】
【10月12日13:30 宮城県沖M4.8】
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