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October 06, 2005

地震雲210 【23日深夜から26日にかけての南西の空の異常発光】

509240136150 509240136156 509251626220 509251939075 509261804100 509261823111  24日1:36、南西上空が明るくなっているのを見て、撮りにでました。最初に撮ったショットが一枚目です。そのときはよくわからなかったのですが、帰途、ふと気づくと南西から巨大な放射状の地気が上空へきています。八岐大蛇のような分岐をもっていました。南西上空の明るさは、地気放射の前哨でした。こういう地気の放射は、経験則でM4規模の発震になります。いやなものを見たと思いました。
 二枚目は同時刻、地気に霞んだ朧月です。
 このおよそ一時間後、おそらくこの発光が起きた地域と思われる海域で突然雷雲が発生しました。強い磁場ができたとき、雷雲が発生することがよくあります。雷雲が強いと雷となり、磁場が強いと地震になるのだそうです。自然のなかの自然の拮抗、いつも雷が勝ってくれればいいのですが。この夜の発光に対応する地震はなかなか発生せず、おそらく雷が地震を抑えてくれたのでしょう。
 三枚目と四枚目は25日。16:26と19:39です。北西からの雲が南西を渡るとき、南西の磁気の影響を受けて異常な形状になっていました。目には見えない磁気の存在が、雲を変化させることで、南西の異常を教えてくれています。
 最後の二枚は26日18:04と18:23。南西方向に暗くなっても夕焼けが消え残っているので撮りにでたとき、南西上空にオレンジ色の光が出始め、発光がはじまりました。消え残った夕焼けで、発光がオレンジに染まったのでした。夕焼けが完全になくなると、発光は通常の白い色になりました。この方向は相模湾・駿河湾方向になりますので、これら連日の発光はずっと気になりました。
 対応地震として、【27日23:38 新島・神津島近海M2.4】【28日23:44 相模湾M3.4】【29日1:31 新島・神津島近海M2.4】が発生しています。いずれも23日深夜、雷雲が発生した海域でした。

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