地震雲256 【2006年1月の東海震源域スロースリップ前兆のまとめ】
2006年1月7日から23日にかけて、紀伊半島から愛知に至る東海震源域で、大規模なスロースリップが起きていたそうです。方向として当地からは西南西から西北西にあたります。
この時期、この方向に、連日のようにM3前後、もしくはM4になるかもしれない前兆を観測していました。が、どうにも結果が伴わず、どういうことかと不思議で仕方ありませんでした。これほど明確な雲に結果がでないことは今までになく、またこれくらいの規模はそんなに長いスパンを待つことなく発震するのが通例です。
その後、最初に述べたようなスロースリップが起きていたことが判明。そうだったのかと、ようやく納得しました。当地での観測が、ちょうどこの期間にあたっていましたので。西中心の画像をまとめました。上から順に日時を記します。
一枚目…1月5日15:18
二枚目…1月9日10:22
三枚目…1月15日15:03
四枚目…1月17日13:55
五枚目から七枚目…1月19日7:11,16:51,18:41
八枚目…1月20日21:13
その後、【16日23:10 岐阜県美濃中西部M4.6】【18日16:21 岐阜県美濃中西部M4.3】が発生しました。この関連の地震といわれています。
The comments to this entry are closed.
Comments