« 地震雲273 【3月19日4:20与那国近海M4.7の雲】 | Main | 地震雲275 【福島県沖M4.4・茨城県南部M3.7他の3月22日の空】 »

March 21, 2006

地震雲274 【3月20日18:22志摩半島付近M5.0他の空】

603141701207 603161346030 603170644041 603171758221 603171759225 603190123078 603191608091  一連の写真は3月14日から19日にかけての南西発生の雲です。これだけ同じ方向に異常がでながら地震の発生がなく、おかしいと思っていました。
 昨日20日、志摩半島付近と紀伊半島沖にM5規模前後の3件の発生がありましたので、振り返って南西画像をピックアップ。並べたものがこれです。
 こうして一連にしてみてはじめて納得できるのですが、14日の空を見たときには???と、いったい何が起きはじめるのだろうと不可解そのものでした。南西の空に、もやもやと縦の筋ができていきゆらぎながら広がっていくのです。湯気のようなというか、墨流しのマーブリングのようなというか、大気という目に見えないキャンバスの中に、白い揺らぎができていく光景は、ほんとうにこれが現実?と疑いたくなる不思議そのものです。
 が、この日はこれ以上の前兆に発展することなく、まもなく終息しました。それも不思議で、これだけの異常があったあとは、たいていもっと明確な雲に発達するのが普通です。一連の異常への前哨戦だったからなのですね。?と疑問が残る空には、必ず理由があります。が、それは数日とか一週間、一ヶ月のスパンをもったあとでないとわからないことなので、振り返ってみれば、そうだったのか、と納得ですが、その時にピンとくる勘は、経験を積まなければ無理。予測に役立つよう頑張っているのですが・・・
 二枚目は16日。三枚目からの三枚、夕焼けまでは17日。六枚目が18日。最後は19日。いずれも南西発生の雲です。そして、いずれも通常の単発雲と違う、広がるような形態。これは中規模発震ではなく、なんらかの現象といったようなものと思っていました。特に17日の強烈な夕焼けは普通に見る色ではありません。
 【3月20日18:22:49 志摩半島付近M4.5】【3月20日18:22:50 志摩半島付近M5.0】【3月20日19:47 紀伊半島南東沖M4.0】の3件の深発が発生しました。一連の南西の異常はこのためだったのでしょうか。

|

« 地震雲273 【3月19日4:20与那国近海M4.7の雲】 | Main | 地震雲275 【福島県沖M4.4・茨城県南部M3.7他の3月22日の空】 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 地震雲274 【3月20日18:22志摩半島付近M5.0他の空】:

« 地震雲273 【3月19日4:20与那国近海M4.7の雲】 | Main | 地震雲275 【福島県沖M4.4・茨城県南部M3.7他の3月22日の空】 »