地震雲２７５ 【福島県沖Ｍ４．４・茨城県南部Ｍ３．７他の３月２２日の空】

　３月２２日、朝は晴れて青空でしたが、じきに北東側から薄く白い地気が巨大な放射状に発生。空はみるみる白濁し、虫食い太陽状態の危険な空とされる状況になりました。
　一枚目は１１：５２撮影の、福島方向発生の爆発状雲です。これはリアルタイムか直前雲で、２４時間以内には発震します。【３月２２日２０：１６　福島県沖Ｍ４．４】があり、８時間後の発生でした。
　二枚目と三枚目は１５：０６と１５：２９で、一枚目とほぼ同じ方向の発生です。これもまた福島方向と思い、Ｍ４．４の後続を心配しました。というのも、求心的な形状に勢いを感じたからです。貝殻の花びらみたいな形の雲ははじめて見ました。【３月２３日２３：０３　茨城県南部Ｍ３．７】がありました。福島県沖と同じライン上ですので対応地震と思います。リアルタイム雲でないので、通常の翌日発震でした。
　四枚目は１７：２１、北の発生です。【３月２５日９：５０　栃木県南部Ｍ２．９】がありました。
　最後は１７：２２、相模湾方向からの発生です。【３月２４日２３：３３　相模灘Ｍ２．６】
　ご覧になって感じられると思いますが、通常地震雲というと、青い空に放射状とか帯雲などの単発の雲をいいます。が、最近感じていることは、曇天の空の時も前兆はあるということ。というより、晴天時より多くて顕著かもしれません。もっといえば、曇天自体が前兆雲の広がりなのだと思います。