地震雲２９５ 【７月１７日 ジャワ島Ｍ７．７までの空】

　　　　　　【７月１７日１７：１９　ジャワ島付近Ｍ７．２】が発生してしまいました。津波の犠牲にあわれた方々がいる被害級で、またしてもと心が痛みます。
　この地震の前兆ですが、【地震雲２９４　新島・神津島群発】に重なってあり、当初はまたスマトラ方面が妖しいと思いつつ、群発の前兆かもと悩むような紛れ方をしていました。
　一枚目から五枚目までは１１日撮影で、この日がこのジャワ島地震前兆の最初と思います。
　一枚目は深夜３：００頃、南西低空が目視でも異様に赤くなっていました。スマトラの余震が続いていたときに、頻繁に目にした現象です。
　二枚目以降は、「朝焼け・南西発生の鱗雲（ジャワ島方向）・彩雲（東京都府中市julico様撮影）・夕焼け」です。
　julico様撮影の彩雲は地震予知サイト「ＫＳ　ＳＫＹ　ＲＥＰＯＲＴ」に投稿されたものです。あまりに綺麗で神々しく、感動してしまいましたので、お願いしてこのブログに載せさせていただくご許可を頂きました。（julico様、有難うございます）。
　五枚目の夕焼けは、julico様が撮られた時間の３０分後です。おそらく当地でも彩雲を観測できたと思いますが、時間がすでに遅しでした。でも、金色に輝く夕景の雲に、通常でない雲があって、私も目をとめていました。おそらくその雲と想像しています。画像中央下のあたりです。
　julico様は１２倍ズームで撮られたとのこと。【地震雲２９４】でも記しましたが、これからはもっと１２倍ズームを活用しなくてはと肝に命じました。
　その下の八枚は１３日。この日も異常な空の現出でした。雷雲が発達して虹がでました。そして、南西から不気味な雲が発生。その後の空に異様な発光を観測。目視でも異様さのわかる空でした。
　八枚目と九枚目は東一帯ですが、わずか１８：５１と１８：５４の３分の差でこれだけ発色が変わりました。発光による色温度の変化と思います。
　その下の三枚は、東と同時刻の北東。１８：５１、１８：５４、１９：０４です。これも数分とたたない間にみるみる変化。最後はすっかり赤焼けをして、これはただ事でないと思いました。
　その後は私事でカメラを持つ余裕がありませんでしたので、文字だけの説明になってしまいます。
　１４日、千葉県で雷雲の発達。落雷。最後の二枚は１４日の空ですが、終日大変な凄まじさで空が荒れていました。スマトラ方向の大きめ前兆特有の千鳥雲の大量出現。南西上空に、石垣状扇型広がり。この二種類の雲を観ると、必ずＭ５．９以上の地震が発生します。１１日の南西赤焼けとこのスマトラ雲で、近くスマトラ発震があることを予感しました。
　最後の二枚は１４日夕刻の空です。撮れない状況のなか、終日の不穏な空も手をこまねいて観ているだけでした。が、夕景のこの空には、思わず画素数が悪くてもと、携帯を取り出してしまいました。天地創造のスペクタクルシーンを観るような圧巻。そして、見たこともない打ち上げ花火のような小さな丸い発光の集合。荘厳かつ神秘な夕景でした。
　こういう壮絶としか形容のしようのない空は、必ず結果を伴います。ただ、空は荘厳すぎて、観ているときにはひたすら打たれているだけ。地震予知への警戒も吹き飛んでいました。
　１５日、東京都で雷雲が発達。落雷。二度目の虹。５月のジャワ島地震【地震雲２９１】でも二度立て続けの虹を観測した直後での発震でした。

追記（１８日１８：００）：
当初のＭ７．２は、Ｍ７．７に変更になりました。【５．７】【６．２】【６．０】【５．８】【６．３】【５．８】と、１８日１：０９までにこれだけの余震が続いています。当初の発表よりずっと大きな地震になってしまいました。ただ、ここに載せた画像からの予測ではＭ７．２は小さく、疑問を感じていました。変更と余震も対象とすれば納得できる前兆と規模です。

追記（２２日１２：４２）：
今まで観てきて、こうしてまとめるとわかることは、壮麗・壮観・荘厳といったような、綺麗かつ壮絶この上ないスペクタクル的空が出現し、かつ続く時は、ほとんど海外大きめ発震前兆です。一々の空に圧倒されて気を奪われていると混乱するばかりですが、終わってみるととても理路整然としています。