地震雲296 【8月7日3:17 父島近海M6.2までの空】
【8月7日3:17 父島近海M6.2】が発生しました。以下、それまでの前兆空を載せさせていただきます。上から5枚目までは7月30日、下二枚が31日です。
30日、外に出たらいきなり前方にM6規模以上を示す帯雲が目に入り、正直いってうろたえました。
こういうとき人はどうするのでしょう。スマトラ地震前兆で目にし、はっきりM6以上とわかっている雲です。しかも、今回はスマトラ方向でなく、国内の、しかも新潟方向から。見なかったことにできたら、どんなにいいでしょう。
一枚目の先がくるんくるんとカールした、畳みかける波状の突起をもつ帯雲がそれです。その後も二枚目のような、非常に強い震源の存在を示す帯雲が矢継ぎ早に発生。ほんとうに一人情けなく思いつつ動転していました。
三枚目は、それからしばらくして新潟(北西)方向からの帯雲が対極の千葉(南東)方向と架橋したときの様子。新潟と千葉はよく同時に揺れますので、この時点で震源はもしかしたら千葉方向かもしれないと思いました。
というのも、北西からの雲は非常に強い力で引っ張られるようにして南東へ吸い込まれていっていたからです。
四枚目と五枚目は、新潟方向から発生する雲の全貌。中心部分が逆巻く様子まで見てとれて、とにかく危機感を覚えました。
下の二枚は翌日の朝。南東発生の広範な石垣状の雲がありました。これは、スマトラの余震でしょっちゅう目にした雲で、M5.9以上にはなる空です。
新潟と千葉方向と注意していましたが、その後発震がなく一週間が経過。新潟方向では4日にM2.5がありました。そして【8月7日3:17 父島近海M6.2】が発生。発震は雲の発生方向の北西ではなく、吸い込まれていっている先の南東でした。
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