地震雲299 【8月31日東京湾M4.8までの空】
【8月31日17:18 東京湾M4.8】が発生し、神奈川県で震度4を観測しました。以下はそれまでの空の経過です。
最初の二枚は8月12日、南東から発生して東を渡る不審な赤焼け帯雲です。二枚目は南東。赤焼け帯雲の発する南東に、水蒸気か何かが爆発した瞬間のような、雲の噴出が見られます。
これは、撮った当初から、新潟地震前に見た帯雲と似ているとして、驚異を感じていました。が、その後、該当するような地震がないまま日が経過しました。南東は東京湾方位です。
三枚目の青空に白い畝状放射の雲は29日。これも新潟地震の余震の際によく目撃した形状です。
四枚目から六枚目までは30日。夕刻、ふと窓外の景色に不審を感じて目をやると、長い髭のような細い雲が、ムカデの足状にゆらゆらと立ち昇っていました。南東の空です。はじめて見る雲で、一応カメラに収めましたが、危機感はありませんでした。翌日、東京湾で地震が発生。その前兆だったとわかり、撮りにでて全貌を収めるべきだった・・・、と後悔しました。おかしな空はきっと大きな結果に繋がります。面倒がらずに動く事!!とは、今回の教訓でした。
七枚目以降は31日朝です。夕刻、地震が発生。【8月31日17:18 東京湾M4.8】でした。朝、綺麗な朝焼けに撮りにでると、南東の東京湾方位に絹のような雲が棚引いていて、きらきらと彩雲がかっていました。あまりの美しさに目を瞠り、撮っていたのですが、この絹のような雲が結構曲者のようですね。(七枚目、5:28)
八枚目の空は、大き目の地震がある直前に見る、空一面が吹き荒れているような、騒然とした空です。撮っているときは綺麗な空で、刻々と変化するのでシャッターを切るのに忙しく、危険を感じる余裕などないのですが、地震の発生を知ったあと、ああ、あの空は前兆だったのだといつも気づかされます。(八枚目、5:40)
九枚目と十枚目は5:45、目視ではまさか写真のような凄まじい光景が現出されているなどはわかりませんでした。ただ何となく低空の雲筋に南東から発する線が見える気がして撮っていました。地震発生後、何か前兆を捉えていただろうかと画像チェックをした際に、強いコントラスト補正をしたらこの画像が浮かびあがり、驚きました。
最後の二枚は、彩雲があった空に、黒い煤のような雲が現れた状況。この黒い煤状の雲は割と大きめ前兆です。少し前に伊豆諸島近海で群発がありましたが、その前兆として撮っており、認識しました。
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