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August 28, 2007

歴史7 【国東半島 富貴寺】

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 以前からどうしても行ってみたかった寺院です。大分県国東半島は大きな半島ですが、ぐるりと一帯が霊場になっています。神仏習合の時代、国の官幣大社だった宇佐八幡宮の系列で、国東半島がそうした聖域になったそうです。臼杵の磨崖仏が有名です。富貴寺のこのお堂のなかには、中央に阿弥陀様が安置されていて、その周りを修行されるお坊様がぐるぐる回れるようになっています。常行堂という形式ですが、私はどういうわけか、この常行堂に惹かれています。比叡山の横川が発祥の地とか。宇治平等院阿弥陀堂、平泉毛越寺、福島県いわき市白水阿弥陀堂、京都府日野法界寺、大原寂光院など、みな中央に阿弥陀様を安置されるこの形式です。(すべて周囲を巡れるかは、ちょっと曖昧ですが。)顕著なのは、四方の壁に目も覚めるばかりに眩い装飾壁画がされていること。今はほとんど剥落して見る影もありませんが、絵具のあとは残っています。下の写真は、帰ろうとした石段で、ふっと目についた崩れた築地塀。赤いベゴニアの花に目が留まりました。

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