地震雲383 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために…まとめ1 25日スマトラ南部M7.1への空】
●【10月25日6:02 スマトラ南部M7.1】が発生しました。以下、その前兆と思われる空をまとめさせていただきます。17日の異常な夕焼け・20日の凄まじく騒然とした空と続いた宏観異常は、この地震へ向けての前兆だったと思います。そこに、「まとめ2」「まとめ3」に載せた空が混じって、複合の、とても読めない空になっていたのでした。対応する地震の結果がわかってから画像検証すると、簡単に分類できるのですが・・・
一枚目…10月17日。異常な夕焼け。(iriya様画像)
二枚目と三枚目…10月20日。南西と北東に見られた、狼煙があがっているような、はじめて見る形状の放射の空。
四枚目から六枚目…見晴らしの利く高台から撮った同じ雲。南西210°→北東30°のラインで延びていました。「南(伊豆諸島方向)―210°方位―南南西(富士山方向)」です。
七枚目から九枚目…狼煙のような帯雲の発生が終わると、次に南西から巨大に太い一本の帯雲が北東へ延びて架橋。目を見張る凄まじさでした。
十枚目…10月22日。2004年のスマトラ島沖地震時の頻繁な観測で、私のなかで「スマトラの雲」と定着してしまった雲です。南西発生のこの雲を見ると、ほぼ確実に翌日スマトラで発震します。【10月24日4:56 スマトラ南部M6.1】が発生しています。
十一枚目と十二枚目…10月23日。南西発生→北東30°のラインで、巨大な櫛形形状の帯雲が渡っていました。(十一枚目はiriya様画像)。北東30°は、千島列島へのラインです。【10月25日22時51分頃 千島列島 M6.0】が発生しました。ただ、雲の巨大さに比して規模が小さく、まだこの方位は注意と思います。
最後…10月24日夕刻。異常にくすんだ、嫌な色の夕焼けでした。