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October 23, 2007

地震雲379 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために 5】

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 ●【10月23日10時23分頃 福島県沖 M4.5】が発生しました。20以降の空で、この前兆と思われる雲を載せます。
 一枚目から四枚目の夜の画像までは10月20日。五枚目から最後は10月23日朝です。
 20日の騒然とした空の、北東側の結果がこの地震と思います。ただ、画像に見るように、かなり激しい前兆ですので、M4.5だけを該当とするには、小さい気もしますが・・・。夜、福島方位が発光しているのが明瞭にわかりました。中央低空部分です。右側の発光は茨城県方位。こちらの方が明瞭で、そこだけ昼のような明るさ。煙のような雲が湧きあがっている活動まで見てとれました。まだ結果はでていません。ちょっとした映画のスペクタクルシーンを見るようで、ぎょっとしました。
 昨日朝、南西発生の雲と、北東発生の雲で、当地上空は厚く覆われていました。そこに覗く太陽の周囲が、ぎらぎらして金属質の輝きがあり、乳房雲・漣状・石垣状と、刻々と変化していました。薄いブルーやピンクの磁気的な輝きまで帯びています。ぎらぎらした質感のこの雲は、間近発震前兆です。撮影したのは7時台。その3時間後の発震となりました。
 複合の空は震源地方位を読みにくく、昨朝も、「何だろう、この空・・・」と、撮りながら不可解でした。福島の発震を知って画像を見ると、たしかに乳房雲や漣状の現われた雲は、北東から発生しています。画像でいうと、左からの流れです。複合に撹乱されない経験力をつけないといけませんね。
 ただ、先ほども書きましたが、20日前兆の規模に比して、M4.5は小さい気がします。でもこれは、M6規模が頻発する現今だから小さく感じるのであって、以前だったら、M4.5でも大きく感じて納得したかもしれません。そのあたり、まだわかりません。

(昨朝、第一報として九枚目の写真を載せ、ぎらぎらした質感をお伝えしました。この記事は、それに追加・変更したものです。)

【追記:24日10:40】
「10月23日16時16分頃 十勝支庁南部 M4.1」が発生していました。20日日中の北東の放射状は、方位的にこの地震該当かもしれません。微妙です。あるいは、十勝支庁南部地震と福島県沖地震の複合だったから、あの規模の騒然になったのかも。そう考えれば理解できます。

【写真の空の該当と思われる地震】
10月23日16時16分頃 十勝支庁南部 M4.1
10月23日10時23分頃 福島県沖 M4.5

【その後の該当と思われる北の地震】
10月25日22時51分頃 千島列島 M6.0
10月25日1:42 十勝地方南東沖 10/25 01:42  M3.1
10月24日18時56分頃 北海道東方沖 M4.3
(20日の空の凄まじさは、やはり単発の結果だけでは考えられませんでした。25日には、南西の雲の対応として、スマトラ南部 M7.1も発生しています。)

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