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October 20, 2007

地震雲375 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために 1】

710171711 710200634113 710200626083 710200657191 710200659195  ●10月17日、異常な夕焼けの空になりました。出先でしたので、私は撮ることができませんでした。例によって、iriya様から画像をお借りしてはじめたいと思います。
 2004年の新潟・スマトラ地震時に経験したのですが、大きな地震の前には、異常な朝焼けや夕焼けが観測されます。その後、乱舞するかのような大放射の雲の騒然とした空が出現。すると、翌日あたりに、M6規模の地震があります。被害級地震になると、それより前から水平虹や彩雲、幻日が頻繁に観測されます。
 17日に異常夕焼けがあり、そして20日の今日、騒然とした空になりました。今後、どのような宏観状況が続くのか、また、結果がどういうものになるのか、ブログで経過を見ていくことにします。今回はまだ、水平虹や彩雲など、光学現象が報告されていません。なので、危機的状況ではないと思っています。
 一枚目…17日の異常夕焼け。iriya様撮影。二枚目以降…20日早朝。上から、東・南西・北・北東です。南西210°発生の雲が、北東30°に架橋。全天吹き荒れたような、騒然とした空になりました。南西は、「伊豆半島沖―紀伊半島沖のライン」。北東は、「宮城県沖と福島県沖の中間から、千島列島へのライン」です。今朝の雲で珍しく思ったのは、南西からも北東からも、狼煙状の雲がひょろひょろと頻繁に発生していたことです。

iriya様、いつも夕焼け画像を有難うございます。
http://www.irimall.net/earth/erframe.html

【追記:10月25日夜】
「早朝6:02、スマトラ南部M7.1」が発生しました。20日の狼煙状の雲が飛び交う南西の空の結果と判断しています。17日の異常夕焼けに続く20日の空は、M6規模でないのは明らかでした。が、2004年のスマトラ地震のようなM8とか9になる空でないことも明らかでした。24日に「スマトラ南部 M6.1」が発生しても、該当と思わなかったのは、以上のような経験則からです。余震の後続があるかもしれませんが、17日以降の結果が出たと思われますので、一連の経過をまとめようと考えています。

【地震情報】
10月25日22時51分頃 千島列島 M6.0
10月25日21時50分頃 茨城県南部 M2.7
10月25日19時09分頃 和歌山県北部 M2.6
10月25日17時42分頃 五島列島近海 M3.2
10/25 06:02 7.1M  インドネシアのスマトラ南部(日本時間)
10月25日1:42 十勝地方南東沖 M3.1
10月24日18時56分頃 北海道東方沖 M4.3 (国後島付近)
10月24日5時16分 東海地方南方はるか沖  M4.4
10月24日4時56分 スマトラ南部 M6.1
10月23日23時05分頃 島根県東部 M3.1
10月23日18時25分頃 長野県南部 M1.9
10月23日16時16分頃 十勝支庁南部 M4.1
10月23日14時33分 千島列島   M5.2
10月23日11時57分頃 新島・神津島近海 M1.7
10月23日10時23分頃 福島県沖 M4.5
10月22日17時35分頃 京都府南部 M2.6
10月22日14時09分頃 浦河沖 M4.0
10月22日09時52分頃 新島・神津島近海 M3.0
10月22日09時44分頃 新島・神津島近海 M2.8
10月22日09時35分頃 新島・神津島近海 M4.3
10月22日04:54 和歌山県東方沖 M3.9
10月22日08時04分頃 島根県東部 M3.4
10月21日19:24 パプア・ニューギニア東部M6.0(日本時間)
10月21日02時09分頃 日向灘 M4.3
10月20日19時10分頃 岩手県沖 M4.2 
10月20日19時06分頃 岩手県沖 M4.6
10月20日17時36分頃 福島県沖 M4.4

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