地震雲413 【2月2日未明 浅間山噴火】への空
2月2日未明午前2:00頃、浅間山が噴火をし、都心でも降灰が確認されました。噴火の危険は昨日のうちにだされていて、【噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げ】という状況。深夜になって噴火が確認されたのです。
浅間山が噴火するかも・・・?、という予感は昨年末に撮った雲で感じていました。浅間山へのラインは2004年の新潟県中越地震の前に噴火し、それで明確に覚えています。時々、前兆雲というにははかない単独の細い帯雲が発生してくることがあり、「あ、浅間山だ・・・」と思います。噴火でなくても、地下のマグマの活発化とかで、火口から電磁波が放出されるらしく、そういうときに雲が発生するようです。
今回、噴火につながりそうな予感がしたのは、いつもと違って綺麗な「朝焼け」「夕焼け」雲となったから。磁気性が強い証拠です。写真は一枚目が昨年12月26日の朝焼け雲。二枚目と三枚目はパノラマで「浅間山方向→北」です。今年になってからの1月19日の夕焼け雲です。12月のに比べて格段に規模が大きくなっていたので、「やはり噴火?」と危ぶみました。この日は中心部がもくもくとまさに噴火のように盛り上がって湧きあがってくる雲のようすが見てとれて圧巻でした。小さい画像で見難いと思いますが、二枚目の中央下部分をご覧になってください。
こういう雲が発生しているとき、浅間山のライブカメラを見ても、火口から雲が湧いているわけではありません。見えない電磁波の放出があって、それが空に昇って大気中の微粒子と結合して雲になるのだと思います。なので雲と噴火のマグマは決定的に違います。昨夜の噴火はライブカメラでも真っ赤に写っていました。