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January 29, 2010

地震雲427 【1月28日 父島近海 M5.3 もしくは硫黄島南海底火山噴火】の前兆の空

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077 1月21日15時過ぎの北東から西にかけての空です。あまりに広域に広がっているので複数の雲が繋がっているのかと思いました。けれど場所を変えて北東だけ、西だけ、と注視してもどうも一つの雲の発生の両端としか思えません。とりあえず「北東」「東」「西」と部分部分の方位を撮って帰り、つなげたのがこの画像です。無理につなげたので正確なパノラマでないことをご了承ください。

 南南東が中心ですがそれが二枚目です。南南東だけを見ても目視ではただのっぺりした一面灰色の空でした。両端からくっきりした青空が広がっているのでなかったらただの曇天に思うところでした。強度の補正をかけて画像処理をしたら中心にこのようなグローブ状の放射が浮かび上がりました。これだけ巨大な雲だとM5以上にはなります。当地から南南東は小笠原諸島方向です。【1月28日5時31分頃 父島近海 M5.3】が発生しました。一週間のスパンでした。

004 008 015 018 その後の南南東発生の雲です。一枚目が22日15時過ぎ、下の三枚が23日で、この日は全方位の朝焼けをしました(二枚目)。三・四枚目は11時過ぎの空です。M5規模以上となるとたった一回の雲の発生でなく、連日続きます。28日の地震発生ですが、27日は彩雲が出るなど空が騒然としました。

追記:
3日午後2時半ごろ、第3管区海上保安本部(横浜)から気象庁に入った連絡によると、小笠原諸島・硫黄島の南約50キロの海底火山「福徳岡ノ場」で3日、海底噴火が発生した。同庁と海保は、周辺の船舶に警戒を呼び掛けている。気象庁によると、福徳岡ノ場の海面から灰色の噴煙が上がっているのを海保の巡視船が確認。周辺で海面の変色や浮遊物も見つかったという。
 訂正しなければなりませんが、最後の二枚の写真はこの硫黄島南における海底火山噴火の前兆雲と思います。もちろん同じ小笠原諸島海域での発生ですので、最初のM5.3の影響があったから・・・というふうに連鎖がはたらいていると思います。ただ、この二枚に関しては「硫黄島あたりの火山っぽいなあ・・・」という感触をもっていました。硫黄島海域での噴火の雲を何回か経験していますので。でも、まさか・・・という気持ちがはたらいて、【父島近海M5.3】があったあと、もうこれ以上はないだろうという気持ちでここにアップさせていただきました。「まさか」という思いには、「これ以上あって欲しくない」という気持ちが込められています。私の間違いでいいからこれで終わりにして欲しい・・・、のです。でも、だいたいにおいて頭で考えたことよりも、経験則で「なんだか以前観たのに似ている」という感の方が当たってしまいます。火山性の前兆雲は湿り気がなくて綺麗です。

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January 12, 2010

地震雲426 【1月12日岐阜県南西部M4.4】の前兆?

201001061 20100106 1月6日16:00、埼玉県の東武東上線東松山駅で撮った空です。綺麗な右幻日が見えていました。地元でないので方角の見当が夕陽頼りですが、今日岐阜での発震を知り、その前兆だったのかと思います。この日の自宅では相当大変な雲の空模様だったそうです。自宅は下の写真の左端の方角になります。たぶんこの雲の直下だったのでしょう。

【1月12日3:01 岐阜県南西部M4.4】

追記:【1月13日06時53分頃 中米 M7.3 】が起きてしまいました。大変な被害になっているようすでテレビの画面を正視できません。一瞬の揺れで瓦礫と化したそうです。少しでも被害が軽くなるようにと予知に頑張っても果たして役に立つのかと考えてしまいました。当地での雲前兆からは全く何も感じとれていませんでした。北米の範囲は前兆を読み取れないことが多い気がします。南米はチリ地震など、割と雲観測ができています。地球の自転とか地軸の傾きに関係あるのかしらと思ったりしています。(ただ雲を観る環境が以前より観難くなったための見逃がしもあるかもしれません。経験則を増やすしか答えはありませんね。)

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January 10, 2010

地震雲425 【2010年1月9日東京湾M3.7と8日大分県西部M2.4】の前兆空

1262794300_2 1262794300_1 1262794300_3 2010年最初の宏観です。昨年から更新をほとんど怠っていますが、それはスマトラ地震の年の前兆空に比べて、圧倒的に空が穏やかだからです。M5~M6が頻発するようになったり、M8が年に1~2回は必ずどこかで起きていますが、それでもM9規模の前兆に比べたら平和なのだと解釈しています。

 今日の更新も大きな発震ではありませんが、2010年の最初の宏観として揚げておきます。

 上二枚…1月6日15:42、南東発生の雲。東京湾から房総半島南東沖のライン注意でしょうか。低空左のエッジに太めの畝状(丸太を並べたような角状?)が見られ、いやな感じの雲でした。近場の感じでしたのでおそらく東京湾と思っていました。【10日2:01 東京湾M3.7】が発生しました。

 三枚目…1月6日16:32、西発生の雲がずっと出ていて、それが夕刻、画像のような夕焼けになりました。福岡、または大分へのラインと思いました。長時間出ていたことと、能登半島沖地震のときに似た形状とで、今後頻繁にならないといいなあと思いつつ見守りました。【1月8日00時34分頃 大分県西部 M2.4  】が発生しました。

 いつも書きますが、該当地震を記しても科学的に実証できるものではありません。ただ、経験則で「この方向に、この程度の規模で、これくらいの間の日に」地震があると予測した、その通りの地震があったときに「該当」と思ってアップしています。三拍子揃って該当する地震がそんなに偶然に毎回起きるわけではありませんから、たぶんそれでいいのだろうと思っています。漁師さんが天気予報を的確にされるのと同じようなことなのでしょう。

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