地震雲427 【1月28日 父島近海 M5.3 もしくは硫黄島南海底火山噴火】の前兆の空
1月21日15時過ぎの北東から西にかけての空です。あまりに広域に広がっているので複数の雲が繋がっているのかと思いました。けれど場所を変えて北東だけ、西だけ、と注視してもどうも一つの雲の発生の両端としか思えません。とりあえず「北東」「東」「西」と部分部分の方位を撮って帰り、つなげたのがこの画像です。無理につなげたので正確なパノラマでないことをご了承ください。
南南東が中心ですがそれが二枚目です。南南東だけを見ても目視ではただのっぺりした一面灰色の空でした。両端からくっきりした青空が広がっているのでなかったらただの曇天に思うところでした。強度の補正をかけて画像処理をしたら中心にこのようなグローブ状の放射が浮かび上がりました。これだけ巨大な雲だとM5以上にはなります。当地から南南東は小笠原諸島方向です。【1月28日5時31分頃 父島近海 M5.3】が発生しました。一週間のスパンでした。
その後の南南東発生の雲です。一枚目が22日15時過ぎ、下の三枚が23日で、この日は全方位の朝焼けをしました(二枚目)。三・四枚目は11時過ぎの空です。M5規模以上となるとたった一回の雲の発生でなく、連日続きます。28日の地震発生ですが、27日は彩雲が出るなど空が騒然としました。
追記:
3日午後2時半ごろ、第3管区海上保安本部(横浜)から気象庁に入った連絡によると、小笠原諸島・硫黄島の南約50キロの海底火山「福徳岡ノ場」で3日、海底噴火が発生した。同庁と海保は、周辺の船舶に警戒を呼び掛けている。気象庁によると、福徳岡ノ場の海面から灰色の噴煙が上がっているのを海保の巡視船が確認。周辺で海面の変色や浮遊物も見つかったという。
訂正しなければなりませんが、最後の二枚の写真はこの硫黄島南における海底火山噴火の前兆雲と思います。もちろん同じ小笠原諸島海域での発生ですので、最初のM5.3の影響があったから・・・というふうに連鎖がはたらいていると思います。ただ、この二枚に関しては「硫黄島あたりの火山っぽいなあ・・・」という感触をもっていました。硫黄島海域での噴火の雲を何回か経験していますので。でも、まさか・・・という気持ちがはたらいて、【父島近海M5.3】があったあと、もうこれ以上はないだろうという気持ちでここにアップさせていただきました。「まさか」という思いには、「これ以上あって欲しくない」という気持ちが込められています。私の間違いでいいからこれで終わりにして欲しい・・・、のです。でも、だいたいにおいて頭で考えたことよりも、経験則で「なんだか以前観たのに似ている」という感の方が当たってしまいます。火山性の前兆雲は湿り気がなくて綺麗です。