2019.8.1 ご無沙汰しておりました。近況報告です
令和元年になって、急に出典としての『万葉集』が取り上げられてきています。
2010年頃から私は「鎌倉の源氏物語」という課題に取り組んでいて、鎌倉にも『源氏物語』を受容する文化があったことの普及活動をしていました。
それと並行して「鎌倉の万葉集」という課題が浮上し、それにも取り組んで研究し、だいたい結論が出ましたので、それを小説にすることにしました。
仙覚という、鎌倉の万葉学者が主人公です。彼は『万葉集』の歌4,500首のうち訓点が付けられずに残っていた最後の152首に訓点を付け終わり、『万葉集』の歌全部が読み下せるようにした功績の人物です。
その彼が『万葉集』の研究をしたのが鎌倉は妙本寺様の建つ境内。そこに彼を顕彰する碑が建っています。
小説はやっと順調に滑り出しました。頑張って年内に完成させられたらと思います。