December 14, 2007

地震雲387 【12月に入って多い彩雲の空】

712030809029 712030838008 712061515065 712061603095 712101441064 712101603085 712101628091 712110648003 712110703006 712110750009 712110803015 712110830027 712120712042 712120811093_2 712120811104_2

 ●12月に入って、非常に美しくたなびく羽衣のような雲の空、彩雲の空、が多い気がします。今までにあまり経験ありません。

一枚目と二枚目…12月3日
三枚目と四枚目…12月6日
五枚目~七枚目…12月10日
八枚目~十二枚目…12月11日
十三枚目から最後…12月12日

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November 11, 2007

地震雲386 【11月7日、9日の早朝の空…宮城県沖M4.9、神奈川県東部M3.8、茨城県南部 M4.3他の空】(巨大なオゾンホール状の穴)

711070636032 711070644067 711090709037 711090710041  
●7日と9日の早朝は、間近に発震がありそうな危ない空でした。早朝の、昇る朝日に色づく壮大な雲の空は綺麗ですが、確実に結果がでる気がします。
 上二枚が7日。下二枚が9日です。
 7日は、最初、磁気性を帯びてぎらぎらしたおかしな曇天でした。その雲が引いて晴れてきたと思ったら、南西からムカデ状の帯雲がきて、それがみるみる全天に広がり・・・と、一大天空ショーを繰り広げました。呆気にとられて、ひたすら撮るしかないほどでした。結果として、【11月7日20時05分頃 宮城県沖 M4.9】が発生しています。南西発生の雲でしたが、対極の北東に震源がありました。
 9日は、緻密な小さめ石垣状雲が南東に広がり、その雲の中の北東側に巨大なオゾンホール状の穴が空いていました。こういう穴は、直下に震源が潜んでいます。早朝の壮大な空の結果として、南東に【11月9日16時34分頃 神奈川県東部 M3.8】が発生。オゾンホール状の穴の結果として、北東に【11月10日23時39分頃 茨城県沖 M3.7】が発生しました。
 早朝の綺麗な空は、撮っていて気持いいし、感動します。帰宅して朝の一日がはじまるわけですが、もう何かを成し遂げたような充実感があります。が、どの空にも、ほぼ確実に、対応地震が発生します。顕著な空はわかりやすいのですが、どうしても、綺麗な感動のほうに気をとられていて、地震が発生してから、「ああ、そうだった」と気持を入れなおすのが毎回です。まだ、規模が安心な範囲だということと思います。

追記1:
【11月11日19時49分頃 茨城県南部 M4.3】が発生しました。9日朝のオゾンホール状の穴の結果として、10日の【茨城県沖 M3.7】では小さいと思っていました。おそらく、こちらの方が該当でしょう。それにしても、島根県で発震すると、よく茨城県南部に続きます。10月14日に島根県東部でM4.0とM3.0があったあと、17日に茨城県南部M4.1が、22日に島根県東部でM3.4があったあと、茨城県南西部でM2.6がありました。今回は、昨日10日に島根県沖でM4.5がありましたので、ん?と思っていたら、先程の茨城県南部M4.3です。規模もだいたい似通っていて、何らかの関連があるのでは?と思っています。

追記2:
【11月12日09時20分頃 茨城県沖 M4.0 】が発生しました。9日早朝のオゾンホール状の穴は、とにかく巨大でした。昨夜の茨城県南部M4.3が該当と思っても、穴の直径はもっと広かったなあ・・・という気持が漠然と残りました。それで、今朝の発生を知り、やはりと納得できました。空の観測時にこれだけ予測をたてられるといいのですが・・・

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November 06, 2007

地震雲385 【10月31日朝の雲…31日マリアナ諸島M7.0前兆?】

710310706059 710310804092 710310804088 710310825110 710310824107 710310825113  ●10月31日朝の空です。一枚目は、7:06。二枚目と三枚目は、8:04。下の三枚は、8:25撮影です。
 7:00頃、間近に発震がありそうな空(一枚目)にぎょっとして、経過を見ていました。8:00頃、南東に収束する形状を見せたので、撮りにでました。それが二枚目と三枚目です。出て驚いたのですが、北東の空は明確な放射状の空になっていました(二枚目)。三枚目は収束の中心部の南東ですが、まだもやもやとして明確ではありませんでした。
 8:25、巨大な帯雲の放射状に形が定まりました(四枚目)。五枚目は南側、最後は北東側です。
 これほどの雲は滅多に見ません。覚えているなかでは能登半島沖地震前兆で、発生まで何日かスパンがありました。気になっているのですが、この日は一枚目の空のようすから、直前状況でした。そしてこの後、【10月31日12:32 マリアナ諸島M7.0】が発生しています。この地震の前兆だったのなら、危惧はなくなります。

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November 04, 2007

地震雲384 【10月29日の空…30日大分県中部群発地震・31日マリアナ諸島M7.0への空】

710290559066 710290601072 710290928165 710290930171 710290931181 710291437127 710291508202 710291541011 710291542015 710291543022 710291631027 710291632032 710291640071 710291649098  ●10月29日終日の空を、時間を追って並べました。
 早朝から、西北西発生放射状雲の朝焼け。その後、青い空にぼかしの入った青っぽいグレーの空、そしてそこに浮かぶ白い雲、という直前を思わせる危ない空。次に、南西発生の放射状。
 それから、西発生の巨大な波状模様の入った雲。その雲が南側を渡るときに、南東からの強い影響を受けて、巨大な波状放射の模様が描かれました。この強い磁気放射は、おそらく31日のマリアナ諸島M7.0だったのでしょう。
 その後の夕刻、北西低空に断層状が現われ、これが大分県中部群発震源ラインでした。さらにその後、南西に浮かぶ巨大な塊状雲が強烈に焼け、見事な彩雲が長く観測されました。この強烈な夕焼けと彩雲は、以前の経験で南半球遠方震源の前兆と思っていたら、31日マリアナ諸島M7.0が発生しました。

【対応すると思われる地震】
10月31日12時32分頃 マリアナ諸島 M7.0 震度1 
10月31日10時28分頃 能登半島沖 M3.0 震度1 
10月30日14時14分頃 長野県中部 M3.7 震度3 
10月30日13時54分頃 鹿児島県薩摩地方 M2.9 震度1 
10-30 12:06 M4.0 日本海(石川県羽咋郡志賀町鹿頭西沖)
10月30日13時05分頃 根室半島南東沖 M4.4 震度2 
10月30日09時49分頃 大分県中部 M2.9 震度2 
10月30日09時46分頃 大分県中部 M3.2 震度3 
10月30日08時20分頃 大分県中部 M2.4 震度2 
10月30日07時42分頃 大分県中部 M1.7 震度1 
10月30日07時29分頃 大分県中部 M2.1 震度1 
10月30日07時21分頃 大分県中部 M2.6 震度2 
10月30日07時09分頃 大分県中部 M2.3 震度1 
10月30日07時07分頃 大分県中部 M2.0 震度1 
10月30日06時51分頃 大分県中部 M2.4 震度1 
10月30日06時11分頃 宮城県沖 M3.5 震度1 
10月30日05時48分頃 大分県中部 M1.7 震度1 
10月30日05時41分頃 大分県中部 M3.1 震度3 
10月30日05時29分頃 大分県中部 M3.1
●桜島が噴火しています。この影響もあったと思います。

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October 28, 2007

地震雲383 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために…まとめ1 25日スマトラ南部M7.1への空】

710171711_2 710200626083_2 710200647150_2 710200641131_2 710200642140_2 710200641137_2 710200655177_2 710200657191_2 710200659195_2 710221012050_2 710231525kusigata_2 710231639035_3 710241716010_2  ●【10月25日6:02 スマトラ南部M7.1】が発生しました。以下、その前兆と思われる空をまとめさせていただきます。17日の異常な夕焼け・20日の凄まじく騒然とした空と続いた宏観異常は、この地震へ向けての前兆だったと思います。そこに、「まとめ2」「まとめ3」に載せた空が混じって、複合の、とても読めない空になっていたのでした。対応する地震の結果がわかってから画像検証すると、簡単に分類できるのですが・・・
一枚目…10月17日。異常な夕焼け。(iriya様画像)
二枚目と三枚目…10月20日。南西と北東に見られた、狼煙があがっているような、はじめて見る形状の放射の空。
四枚目から六枚目…見晴らしの利く高台から撮った同じ雲。南西210°→北東30°のラインで延びていました。「南(伊豆諸島方向)―210°方位―南南西(富士山方向)」です。
七枚目から九枚目…狼煙のような帯雲の発生が終わると、次に南西から巨大に太い一本の帯雲が北東へ延びて架橋。目を見張る凄まじさでした。
十枚目…10月22日。2004年のスマトラ島沖地震時の頻繁な観測で、私のなかで「スマトラの雲」と定着してしまった雲です。南西発生のこの雲を見ると、ほぼ確実に翌日スマトラで発震します。【10月24日4:56 スマトラ南部M6.1】が発生しています。
十一枚目と十二枚目…10月23日。南西発生→北東30°のラインで、巨大な櫛形形状の帯雲が渡っていました。(十一枚目はiriya様画像)。北東30°は、千島列島へのラインです。【10月25日22時51分頃 千島列島 M6.0】が発生しました。ただ、雲の巨大さに比して規模が小さく、まだこの方位は注意と思います。
最後…10月24日夕刻。異常にくすんだ、嫌な色の夕焼けでした。

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地震雲382 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために…まとめ2 22日の新島・神津島近海群発への前兆】

710200634113 710200802010 710200802015 710200854036 710200924048 710201228050 710210934014 710220130015

 ●10月22日朝、新島・神津島近海で、M4.3を含む3件の群発がありました。その前兆と思われる空です。
一枚目から六枚目…10月20日。「まとめ1」のスマトラM6.8前兆と思われる空との複合で、凄まじい前兆なのに方位がつかめなかった空です。「南西のスマトラ」、「南の新島・神津島近海」と、結果がでてから見直すと、明らかに空は、南西からの放射と、南からの放射に分けられました。これらは南から発生の雲です。三枚目と六枚目が、薄いピンクがかって写っています。溜まった磁気にデジカメが反応してしまったものと思っています。
七枚目…10月21日。金属質のぎらぎらした輝きをもつ雲が、南から頻繁に発生していました。こういう輝きのある雲は24時間内での間近発震前兆です。
最後…10月22日1:30。オリオン座流星群が見られるというので眺めていた空です。海に浮かぶ環状珊瑚礁のような形状の薄い雲が発生していて、中の突起が一様に南に収束していました。不思議な光景でした。雲のあいだにオリオン座が写っています。薄いもやのような雲がたゆたう空も、間近発震状況です。
●結果がでてから改めて画像を検証すると、ほんとうに一目瞭然です。が、撮っているときは、空の凄まじさに翻弄されて、複合と思うこと自体が難し状況です。群発の発生後、20日の騒然とした空は、この群発前兆だったものとして、決着をつけようかと思いました。が、それにしては後続が少なく、規模として合いません。ようすを見ていたら、25日にスマトラでM6.8の発震があり、複合だったから読めなかったのだと納得しました。

【気象庁地震情報より】
10月23日11時57分頃 新島・神津島近海 M1.7
10月22日09時52分頃 新島・神津島近海 M3.0
10月22日09時44分頃 新島・神津島近海 M2.8
10月22日09時35分頃 新島・神津島近海 M4.3

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地震雲381 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために…まとめ3 未結果の空】

710202154070 710221226161 710221224151 710221228169 710221307188 710221738223 710221733017 710221736031  ●10月17日の異常夕焼けから始まっての、騒然とした空のなかで、顕著なのに、これ!と、確信のもてる対応地震のない空をまとめておきます。
一枚目…20日。茨城方向の発光。その方位だけ、雲のなかで稲光が発生しているかのような明るさでした。湯気のような白い雲や、煙のような灰色の雲が発生中で、刻々と変化し、壮大な映画のスペクタクルシーンを見るようでした。北隣の福島方位でも同様でしたが、結果と思われる地震は発生しています。
二枚目以降、最後まで…22日。緻密な鱗雲の発生が何回も繰り返された一日でした。二枚目から四枚目は12:20台で、西発生→東収束。五枚目は13:10頃で、やはり目をみはる鱗雲の空。最後の三枚も17:30台の、同じく西発生→東収束の鱗雲です。
●【10月25日21時50分頃 茨城県南部 M2.7】【10月26日11:53 茨城県東方沖M3.6】が発生しています。該当とするには規模が合わないと思っています。

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October 24, 2007

地震雲380 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために 6】

710231525kusigata 710231639035  昨日10月23日、滅多に見ない顕著な雲が出現しました。私は八王子市にいて、あいにく最盛期の15時台はビルの中。外に出て見たときにはもう崩れていました。それでまたiriya様からお借りした画像が一枚目です。二枚目は八王子市の高いところからの遠望。ほぼ東を向いて撮っています。ラインは、「伊豆諸島方向~国後島方向」でした。
 【10月24日18時56分頃 北海道東方沖 M4.3】が発生しました。国後島方向です。雲の形状の危険性からは、規模が小さい気がしますが、一応該当と思います。
 下の記事でも書きましたが、 M6規模が頻発し、以前のようには驚きを感じなくなっている昨今です。以前だったら、 M4規模も驚異でした。小さいと感じてしまう感覚を怖いと思います。ただ、この雲に関しては、ほんとうに小さいかも・・・。まだ別に発生があるかもしれません。

【追記:25日朝】
「10月25日6:02 スマトラ南部 M7.1(日本時間)」が発生しました。17日の異常夕焼け以降の数々の顕著な雲や現象との関係について、これから考察します。とりあえず、載せておきます。

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October 23, 2007

地震雲379 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために 5】

710200647150 710200659195 710200659197 710202156085 710230703073 710230722083 710230740106 710230752117 710230758123 710230904130

 ●【10月23日10時23分頃 福島県沖 M4.5】が発生しました。20以降の空で、この前兆と思われる雲を載せます。
 一枚目から四枚目の夜の画像までは10月20日。五枚目から最後は10月23日朝です。
 20日の騒然とした空の、北東側の結果がこの地震と思います。ただ、画像に見るように、かなり激しい前兆ですので、M4.5だけを該当とするには、小さい気もしますが・・・。夜、福島方位が発光しているのが明瞭にわかりました。中央低空部分です。右側の発光は茨城県方位。こちらの方が明瞭で、そこだけ昼のような明るさ。煙のような雲が湧きあがっている活動まで見てとれました。まだ結果はでていません。ちょっとした映画のスペクタクルシーンを見るようで、ぎょっとしました。
 昨日朝、南西発生の雲と、北東発生の雲で、当地上空は厚く覆われていました。そこに覗く太陽の周囲が、ぎらぎらして金属質の輝きがあり、乳房雲・漣状・石垣状と、刻々と変化していました。薄いブルーやピンクの磁気的な輝きまで帯びています。ぎらぎらした質感のこの雲は、間近発震前兆です。撮影したのは7時台。その3時間後の発震となりました。
 複合の空は震源地方位を読みにくく、昨朝も、「何だろう、この空・・・」と、撮りながら不可解でした。福島の発震を知って画像を見ると、たしかに乳房雲や漣状の現われた雲は、北東から発生しています。画像でいうと、左からの流れです。複合に撹乱されない経験力をつけないといけませんね。
 ただ、先ほども書きましたが、20日前兆の規模に比して、M4.5は小さい気がします。でもこれは、M6規模が頻発する現今だから小さく感じるのであって、以前だったら、M4.5でも大きく感じて納得したかもしれません。そのあたり、まだわかりません。

(昨朝、第一報として九枚目の写真を載せ、ぎらぎらした質感をお伝えしました。この記事は、それに追加・変更したものです。)

【追記:24日10:40】
「10月23日16時16分頃 十勝支庁南部 M4.1」が発生していました。20日日中の北東の放射状は、方位的にこの地震該当かもしれません。微妙です。あるいは、十勝支庁南部地震と福島県沖地震の複合だったから、あの規模の騒然になったのかも。そう考えれば理解できます。

【写真の空の該当と思われる地震】
10月23日16時16分頃 十勝支庁南部 M4.1
10月23日10時23分頃 福島県沖 M4.5

【その後の該当と思われる北の地震】
10月25日22時51分頃 千島列島 M6.0
10月25日1:42 十勝地方南東沖 10/25 01:42  M3.1
10月24日18時56分頃 北海道東方沖 M4.3
(20日の空の凄まじさは、やはり単発の結果だけでは考えられませんでした。25日には、南西の雲の対応として、スマトラ南部 M7.1も発生しています。)

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地震雲378 【10月17日異常夕焼けの空以降・・・経過を見るために 4】

710221012050_3 710221213107_3 710221223150_5 710221738223_4 710221733017_2 710220130015_2

  ●10月22日は、鱗雲の巨大な放射状発生が2回もあり、目を見張りました。こんなに顕著で大規模な鱗雲を経験したことがあるかしら、と考えてしまいました。新島・神津島に群発があり、島根県・浦河沖・京都府にM4規模前後の地震が発生していますが、20日の騒然とした空の結果はまだ出ていないと思います。
一枚目…12:10、スマトラ地震の前兆でよく見た雲です。南西発生で、もしかしたらまたスマトラにM5規模の発生があるかもしれません。
二枚目と三枚目…12時過ぎ、西発生―北東収束の、鱗雲の巨大な放射状発生。北東は80°方位で、茨城県方向です。20日夜に、明確な発光を撮っていますが、結果が出ていない方向です。二枚目が北東ですが、放射状の帯雲が収束する低空に、その受皿みたいなかたちで溜まる雲が不気味でした。
四枚目と五枚目…17:38、南西発生の鱗雲の巨大な放射。
最後…深夜1:30頃、オリオン座流星群が観られるというので、空を見ていました。結局、一つも見ませんでしたが、薄いもやのような雲がオーロラ状に漂っていて、大きな円を描き、中に突き出した櫛の歯のような部分が南に収束していました。もやのような雲は、近場・間近発震前兆ですので、嫌だなあと思っていました。朝8時台の新島・神津島群発の前兆だったと思います。写真はもやのような雲の中にオリオン座が写っているのですが、見えますでしょうか。

【写真の雲の該当と思われる地震】
一枚目…10月24日4:56 スマトラ南部M6.1(日本時間)
最後…10月22日9:35 新島・神津島近海 M4.3群発

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