1. 第14回東京国際ブックフェアが終わって
ひとつの夢の実現に向かって、このブログをはじめたいと思います。
それは手元に一通の招待券が届いたことからはじまりました。「第14回東京国際ブックフェア。会期は2007年7月5日から8日。会場は東京ビッグサイト」。昨年知人に連れていっていただき、そのとき入場券と引き換えに住所を残してきたものですから、送られてきたのでした。
招待券とはいっても、それは新聞の折込チラシのような両面印刷された大きな紙で、広い会場の地図が載っていました。会場には大きく分けて三つのエリアがあり、凱旋門のようなかたちの左のエリアは、主に大人向けの専門書。右のエリアは、児童書や教育出版関係。そして、上部エリアに、「デジタル パブリッシング フェア」の文字が。
私はその文字に目が釘付けになりました。昨年行ったときに、電子書籍の出版社のブースがあったのを思い出したのです。人によっては、デジタルといえば「アドビ」、別の人には「グーグル」・・・でしょうけれど、「デジタル パブリッシング フェア」は私には「電子書籍」なのでした。
実は今、原稿を書いていて、脱稿し次第自費出版をする準備を進めています。来年にどうしても間に合わせなければならない事情ができ、それでとても急いでいるのです。
最初は私も「書く人」の端くれですから、出版するなら一般書として、一般の本屋さんの棚に並び、一般の人の手にとっていただくのを夢見ました。
が、しばらくして、書店に並んでも、一般の人が自費出版の本なんか手にとってくださるだろうかという疑問が湧きました。私だったら、とりません。あっさり、私は流通に乗せることをあきらめました。
次に、でも、何故来年を期して急いで出版するかというと、それは多くの方の目に触れて欲しい、一人でも多くの方に意のあるところを理解して欲しい、の思いに他なりません。では、どうしたらいいのでしょう・・・
私はネットで知っていただくことを考え、専用のホームページを作って紹介させていただこうと決めました。当然、販売も兼ねますから、たった一冊とはいっても会社運営になります。それで少し前からネットでの会社の立上げ方の本を読んでいました。東京国際ブックフェアの招待券が届いたのは、そういうときでした。
すぐに、閃きました。「そうだ、この本を電子書籍にしよう!!」
電子書籍に関心があったのは、私は写真も撮るので、電子書籍なら写真集を出せると思っていたからです。学術書の分野に入る「お固い原稿の本」も、電子化して悪いわけはありません。
でも、果たして、素人の私にそんなことができるだろうか。
それよりか、電子書籍って、いったいどんなソフトで作るの?
出版用のソフトなら「クォーク」・・・、くらいは知っていましたが、電子書籍も「クォーク」を使うのかしら・・・
何も知らない素人が、あれこれいろいろ考えたところで埒があきません。私は楽しみに東京国際ブックフェアの開催を待ちました。膨大な不可能の前ではわくわくしますよね。それがクリアになったときのことを思って。
結局、6日と7日と8日の三日間通って、少しだけ、ほんとうにほんの少し、電子書籍の世界がわかりました。逆にいえば、三日間通わなかったら、何もわからなかったと思います。質問しようにもどう質問していいかわからず、最初の二日間はひたすらカタログを集めてまわるしかありませんでした。それを家に帰ってからひたすら眺め・・・
三日目に意を決して展示パネルの前に立っていらしたメーカーの方に声をかけ、相談にのっていただきました。そして、その方に「ど」がつく素人扱いされながら、でも、「私の一冊が電子書籍になる」可能性は確保することができました。
長くなりますから今日はこれくらいにしますが、とにかく私はこれからの半年を、「原稿を仕上げ→自費出版し→同時に電子書籍化し→サイトを運営して本を売る」に賭ける決意です。
素人の無謀はいつもの私の習性です。このブログの到達点は一冊の電子書籍。そして、紙本と電子書籍とそれぞれ一冊しかないかもしれない出版社の立上げです。
ブログ名の「孔雀の庭」はいずれ立ち上げるサイトの社名のつもり。孔雀については思い出があるので、近々それも書かせていただきます。
織田百合子Official Website http://www.odayuriko.com/

