2008.4.5 井の頭公園の桜の写真・・・花びらの絨毯の水面
水面(みなも)という言葉の響きが好きです。そして、撮りに出て水場があると、気がつくと水面に見入って水の動きを撮っています。水面は風の動きを伝え、水中の生き物の棲息を伝え、ひとつとして同じ表情を見せず、見ていて飽きることがありません。
桜の季節、花が終わりに近づくと、公園の水面が散った桜で埋め尽くされます。それを撮るのが楽しみで、豪華な花を撮りながら、その時期を待つのが習慣になっています。
でも、今年は花を中心に撮っているので、時間帯が合わないのか、いつものピンクに埋め尽くされた花びらの絨毯に遇っていません。この花びらの絨毯を花筏と呼ぶことは、今年はじめて知りました。今年の花筏のベストショットはもうこれくらいかなあと、寂しいけれど仕方なくこの数枚をご紹介することにしていました。昨日載せたのと同じ日の撮影です。これはこれで風情ありますが、桜にも夕暮時にはこういう表情があるんですね。
でも、今朝、別の時間を狙って公園に行きました。もう、目が覚めるほどの見事なピンクの絨毯のショットが撮れました。しかも、待っていたオシドリまで。明日、ご紹介させていただきますね。
織田百合子Official Webcitehttp://www.odayuriko.com/