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2008.6.26 高橋文二先生のラジオ講座「紫式部のみた京都」がはじまります!!

204  NHKラジオ第二放送のカルチャーアワーで、高橋文二先生の「紫式部のみた京都」がはじまります。テキストもできあがって昨日から書店に並びました。紫式部が生きた時代の京都を先生がどうお話してくださるのか、楽しみです。

*7月3日~9月25日
 毎週木曜日 20:15~20:45
 再放送金曜日 10:15~10:45

 写真は源氏物語ミュージアムの第一室で撮らせていただきました。こういう写真て映画の撮影所でなければ撮れないものなのに、ネットで見ていたらどなたかがこのミュージアムでは撮影が「可」でしたと書いていらして、驚きました。それからはもう、行きたくて行きたくて・・・。五月の京都行きはいろいろ目的はありましたが、気持のなかではこの撮影がメインでした。

 とにかく綺麗!! 日本人は中世以降の茶道などの影響で「わび・さび」が良しとされ、寺院も朱塗りの新しいものより剥落して茶色の木肌になった渋い寺院を堪能する習性がありますよね。私も以前はそうでした。でも、大阪の四天王寺を訪ねたとき、それこそ輝くような朱塗りの伽藍に囲まれて立ったとき、これが当時の人たちの寺院に対する崇敬の光景なんだ・・・と、目の覚める思いがしました。それから、私は寺院も、こういう牛車のような造り物も、新しいからといって、現代の作だからといって、軽視する気持ちがなくなりました。特に平安時代は「色」に対してとても繊細な感性の時代です。当時のままに復元されたその「新しさ」が、紫式部たちその時代に生きた人たちの見たそのまま、感動したそのままなのです。

織田百合子Official Website http://www.odayuriko.com/

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