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2008.7.24 写真展【写真でたどる源氏物語の歴史―鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで―】を開くことにしました! 14

214  一応、展示用の写真を決めたと思っていました。それで、レイアウトしてみたんです。

 展示は作品展ではなくストーリー性のある流れの展示ですので、写真を一点一点独立させるつもりはありません。最初から、一枚のパネルに何枚か・・・というつもりでした。

 パネルは90×180、つまり畳一枚の大きさです。これは、先日、東京ビッグサイトで行われた文具展へ行って希望にぴったりのものをみつけています。それを横に並べて、一枚につき「第一章」「第二章」とするつもりでした。そこに写真を何枚貼るかですが、選んでいるとどうしても捨てがたいものがでて、1パネルにつき5枚というふうに昨日までの段階では決めていました。

 今日、娘が、イラストレーターを使って、10分の1サイズで展示見本を作って見せてくれました。すると、1パネルに写真5枚は窮屈なのです。結局、「第一章 源氏物語の世界」というタイトルも入れるとなると、1パネルに4枚が最適ということになりました。娘は面白がって勝手に写真を嵌めてみたりしてくれたので、結構リアルに雰囲気がつかめました。

 昨日の段階では1パネル5枚で、それを9枚でした。そうすると写真は45枚です。が、4枚となると、1パネル毎に1枚ずつ削除していかなくてはなりません。これを今日しました。すると、9枚では半端な気がして10枚にしたくなり、結局、1パネル4枚を10枚、写真の総数40枚で収まりがいいのではないでしょうか。1枚増やした分を、金沢文庫以後の源氏物語ということにしました。ほぼ決まった新しい構成を書いておきます。

 第一章 源氏物語の世界
 第二章 源氏物語写本の世界
 第三章 平家文化の時代(パネル二枚)
 第四章 鎌倉 その1
 第五章 鎌倉 その2
 第六章 『新古今和歌集』の時代
 第七章 承久の乱前後
 第八章 称名寺と源氏物語
 第九章 その後の源氏物語

となります。写真を選んでいる間、とても贅沢な毎日でした。大変かと思ったのですが、PCに取り込んでデスクトップ上でスイスイできるのでとても楽でした。それよりか、おもいがけず意識の深みにまで写真の世界が浸透して、夢のなかでまで選んでいるのです。起きて、今のは夢だったのだと気がついてびっくりしました。遺跡の世界で陶磁器の破片を接合するのに毎日毎日破片ばかり見て一緒の個体物はないかと見て過ごしたときに、夢のなかで接合できた喜びに浸ったあのとき以来の深層体験。意識が純化してきたんだなあと嬉しくなりました。物事がまとまっていくことと、意識が純化していくこととは繋がっているのですね。

 写真は名古屋の蓬左文庫前の庭に咲いていた大きな白い牡丹です。『尾州家河内本源氏物語』が所蔵されていて、拝観させていただきたくて訪ねたときに咲いていました。こんなに見事な大きな牡丹ははじめてで、さすが徳川家ゆかりの文庫と思いました。綺麗ですよね。

織田百合子Official Website http://www.odayuriko.com/

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