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2008.7.19 写真展【写真でたどる源氏物語の歴史―鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで―】を開くことにしました! 12

188  章立てに合わせてだいたいの展示用写真のピックアップを終わりました。といっても、やっと最初の段階で、これからが詰めですが。

 漠然とはじめたので最初に立てた章立ての順序が間違っていたことに気がつきました。なので正しい方をここに改めてご紹介させていただきます。

第一章 源氏物語の世界
第二章 源氏物語写本の世界
第三章 平家文化全盛の時代
第四章 鎌倉その1
第五章 鎌倉その2
第六章 『新古今和歌集』の時代
第七章 承久の乱前後
第八章 源氏物語と称名寺

 と、こうなりました。最初の案では「鎌倉その2」を承久の乱のあとにしていました。

 おおよそ写真は埋まったのですが、ここにきてまた新たな問題が発生。ポジ原稿分をスキャンすればすべて終わりと思ったのに、あるべき写真がないんです。それも、撮ったことをかなりしっかり覚えている必要な写真ばかり。東寺とか神護寺などです。それで気がつきました。ポジ以前はネガで撮っていたんです。なので、ここにきて更にネガ原稿のスキャンをしなければならないはめになりました。あ~あ、です。なぜって、この猛暑のなか、ネガを整理したアルバムを古い書庫から取り出さなければならないんですから。汗だくは覚悟しても、埃まみれはうんざりです。

 今までは漠然と京都へ行っていましたから、東寺とか神護寺など有名な観光地は踏破しています。でも、光行主体に撮りはじめてからあまり期間がたっていないので、章立てにしてみて光行個人として重要な現場の写真がないことに気がつきました。でも、まあ、急な企画なので仕方ないと割り切ってはじめたのですからあきらめるしかないと覚悟はしていました。なのに、さらに東寺の写真が必要になって・・・、埃まみれを考えたら・・・、東寺なら駅前ですから帰りのついでに撮って来れます。日帰りで京都へ行ってしまいたくなりました。

 原稿はいつも締切ぎりぎりにならないと発奮しない質なのに、写真展はどういうわけかもうすっかり動いています。まだ時間があると思いつつも、いざとなって間に合わなかったら大変という物理的強迫観念が心のどこかにあります。なにしろ私にとっては前代未聞のとっさの思いつきではじめた個人展。とにかく、写真を決めてしまわないと落ち着きません。

 冒頭の写真は小野小町ゆかりの小野随身院です。中が撮影可でしたので、思いきり撮らせていただきました。この日巡ったのは日野の勧修寺と法界寺、小野随身院、そして醍醐寺です。京都市内から離れた観光客のまばらな一帯ですが、とても由緒と風情があって歴史を堪能した一日でした。

織田百合子Official Website http://www.odayuriko.com/

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