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2008.10.7 陸奥の歌枕【末の松山】と【沖の石】の写真

 昨日先に文字のみにてご紹介させていただいた【末の松山】と【沖の石】の写真をアップします。残念ながらそこは二つとも住宅地の中。角度によっては現代の家屋が写り込んでしまうので構図には限界がありました。特に【沖の石】は、石をアップにして撮ったのでは全貌の不可思議さが出ないのですが、仕方ありません。それと、奇岩の山のそちらこちらに空き缶が投げ込まれていて、いい構図と思うと空き缶が入る・・・入らないようにするにはその構図をあきらめなければなりませんでした。訪問者が稀とはいっても日本文化の中心ともいえる「歌枕」なのですから、定期的に空き缶くらいは拾っておいていただきたいですね。

 今回は重いのを覚悟に一眼レフをもって行きました。八月に源氏物語千年紀に向けて鎌倉の源氏物語を紹介させていただく写真展をしました。それは30年近く取材で撮り溜めた写真を時系列に並べたもの。写真展をするつもりなどまったくない資料用でしたので、気軽にもって歩けるコンパクトカメラで撮ったものばかりです。展示用に焼こうとしたら、フィルムカメラの時代のは問題なかったのに、いわゆるデジカメのは画素数が足りないんです。A4で展示しましたが、やっとのサイズです。今後また写真展をする予定はなくても、いつまた何があるかわからないと思ったら、これからはきちんと一眼レフで撮っておこうと思いました。時代が変わるといろいろ思いがけないことが起きますね。フィルムカメラで修錬した身には、デジカメに慣れるまで四苦八苦です。

 でも、歌枕っていいですね。全国を行脚しながら歌枕を巡って歩いた西行の気持ちがわかる気がしました。病みつきになりそう。気がつくとまた何十年後かに歌枕の写真展をしているかもしれませんね。前置きが長くなって済みません。では写真をご覧ください。

■末の松山(上四枚)・・・老木の木肌には見事な苔が。息を呑む美しさでした。
■沖の石(下五枚)・・・ほんのわずかな一画ですが、さながらそこは奇岩でできた海浜の岩場。不思議な光景です。最後が全景です。正面ではなく背後から撮っています。

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