2008.10.15 源融ゆかりの宮城県塩釜神社の写真
先日仙台を訪ねた折に源融ゆかりの塩釜神社を参拝してきました。源融は多賀城に赴任してきてこの塩釜神社がある一帯に居を構えたようです。そこからの遠望の塩釜の海が素晴らしかったことから、帰洛したあと京都の一画に塩釜の海を模した見事な庭園を造ります。難波からわざわざ海水を運んで、庭内に塩釜まで造っての懲りようでした。それが河原院で、『源氏物語』で夕顔が取殺される廃屋のモデルといわれています。現在、河原院跡は渉成園となっていて、園内には塩釜がまだあるということです。春に訪ねたときには時間がなくて塩釜を探しあてられずに帰りましたが、たまたま行った仙台で春の旅行の原典となった地に巡りあうなんてと嬉しいご縁を覚えました。一枚目の写真奥が神社から見える塩釜の海です。
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