2008.10.30 国文学研究資料館「源氏物語 千年のかがやき」展に行きました!
立川に今年移転した国文学研究資料館の源氏物語千年紀記念の特別展「源氏物語 千年のかがやき」展に行きました。
移転前は品川区の戸越というところにあって、そこは私が幼児期を過ごした懐かしい場所でした。戸越公園という細川家の別邸の大名屋敷が公園になっているところです。思えば回遊式庭園が遊び場だったなんて、贅沢な話ですね。そこに孔雀がいた話は以前書きました。
国文学研究資料館があったのはその公園と道を隔ててあった三井家の旧別邸。私が遊んだころは廃屋で鬱蒼とした池に覆いかぶさっていて、すさまじい光景のお屋敷でした。それがいつのまにか資料館になって、そして、時々図書を閲覧に通うようになって・・・。その度に子供の頃を思い出して懐かしかったのです。なので、立川に移転と聞いてがっかりしました。
でも、今日は「千年のかがやき」展もありましたが、第一の目的は調べることがあって図書室を利用させていただきたかったんです。そうしたら、廃屋を再利用した狭くて使いにくい感じの図書室から一変して、超近代的に整って、とても利用させていただきやすくなっていました。近くにもなったし、これから時々伺うことになりそうです。
「源氏物語 千年のかがやき」展は明日で終了ですがいいですよ。まだの方はどうぞ駆け込んでいらしてみてください。源氏絵の展示も充実していますが、私のような写本に興味を持っている者には貴重な展示です。先週一回行ったのですが、また見てきました。それにしても、源氏物語千年紀のおかげであちこちで写本を大分見ることができました。
帰り道、モノレールの駅へ向かう途中、原っぱが逆光でかがやいていました。
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