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2009.2.3 四年ぶりに浅間山が噴火して・・・

075 041 064  2月2日未明、1:51頃、浅間山が小規模噴火をしました。四年ぶりです。四年前といえば10月に新潟県中越地震があり、12月にスマトラ地震があった年です。

 浅間山は中越地震の震源地から見ると、関東とのちょうど中間地点。新潟と茨城は地殻構造でつながっていますので、新潟に地震があると、茨城でも・・・となります。浅間山の噴火も中越地震と無関係ではないでしょうから、2日未明の噴火のニュースにすぐにそれを思いました。

 今回の噴火に関しては、12月頃から予感していました。というのは、二回、浅間山関係と思われる綺麗に焼けた雲を撮っているからです。中越地震の年の噴火で当地からの浅間山の方位は熟知しています。なので火口からあがる煙のような雲があると、あ、浅間山の火口に磁気が発生している・・・と思って撮ります。

 一枚目は去年の12月26日朝。窓から見えた雲が朝焼けしてとても綺麗だったので撮りにでました。そうしたらそれは浅間山からのらしく、空を覆う規模のではなく、たった一本のちょろちょろしたような少量の雲。なのに綺麗に焼けていて、これは・・・と思いました。磁気性があるから焼けるのです。

 二枚目と三枚目は三枚目を左へスライドしてパノラマのつもりでご覧になってください。今年に入っての1月19日の撮影です。同じく浅間山方位発生の雲ですが、この日は夕焼け。やはり見事な焼けでした。そして、中心部分(二枚目中央下)ではむくむくとまるで火山の噴火のように湧きあがる発生中の雲がはっきり見てとれました。これは、もしかしたら、噴火か何か近いうちに活発化する・・・と思いました。

 でも、この写真を浅間山の雲、といったら間違いなんです。浅間山にはライブカメラがあちこちに設置されていて、こういう雲を見たときにライブカメラを見ても、山に噴煙はあがっていません。電磁波は無色透明です。火山のなかで電磁波が発生して大気中に放出されても目に見えるわけではありません。でも、山頂をヘリコプターを飛ばして測定すると、電磁波が出ているのです。高くあがった電磁波が大気中の何かの分子と結合して写真のような雲になり、それが遠くからだと見えるわけ。かえって地元の方のほうが見えてないようです。

 目に見えないと信じないのは現代人の弱点。目に見えなくても噴火への序走ははじまっていて、電磁波が放出され、その規模が大きくなって、噴火・・・。自然界は人智を超えて偉大です。この噴火が四年前のような天災に結びつかないといいのですが。

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