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2010.4.11 3月26日の空の写真・・・とは関係ありませんが「何か埼玉の地下を通過していった・・・?」

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 昨夜、いつも見ている地震予知サイトの掲示板でおかしな現象が報告されていました。それは「何か埼玉の地下を通過していった・・・?」というもの。経過時間が線状になってある地点、ある地点で、家の揺れを感じた、というのです。

 それをまとめると、まず23:00頃、埼玉県北東部の加須で。23:30頃、埼玉県南部の所沢で。00:02頃、埼玉県北部の熊谷で。というものです。

 これらの方々は家が揺れたので、あれっと思って注意してみたのだけれどテレビに地震速報がでないので不思議に思って掲示板に投稿されたそうです。

 それに対してフォローされた方が、「深谷と熊谷と加須は深谷断層に沿っている」と書かれました。所沢は少し離れているけれど・・・と。所沢の方は揺れというより大風?といった感じだったそうですので、離れているからだったのでしょうか。

 そしてまた今度は尼崎の方が、「それはもしかしたら断層のズレかもしれません。阪神大震災の半年ほど前から時々ありましたが、いつも西から東へ、何かが走り抜けて行ったような感じでした。」と書かれました。

 揺れを感じた方は地震速報がでないのでそのままやり過ごそうと思っていたところ、一人の方が書きこまれたのを見て、そういえば私も・・・との繋がりになったのです。

 フォローされた方のお話では、「深谷も熊谷も加須も所沢もみんな水に関係する地名で、地震の長周期振動はみな水に関係する軟弱地盤が原因」と。

 これが大事に至らない話であること望みますが、地震に限らず自然現象は一人一人のちょっとした「あれ?」が繋がると、こんなふうに「地下の断層」にまで思いが至ります。地震予知は一人の人の力では無理ですが、例えば集団でネズミが移動した、井戸の水位が変わった、などの異変が次々にある地域にまとまって報告されたときにその地域での大地震が予知されます。

 現代の生活では、特に都会にいては、ちょっとした風のそよぎや揺れなどに気付いたり、それを反芻する余裕がとれませんが、古代の人は今よりもっともっと感覚が研ぎ澄まされていて、上空を渡る雁の声が聞こえたといいます。現代だって雁は大空を通過しているのですが、私たちの耳には聞こえませんよね。それだけ現代人は感覚が退化しているんです。

 私が雲を撮って地震の予知に繋げようと始めた2003年当初は、M3の地震が起きたらスワッといったくらい奮いたったもので、通常の規模はM2でした。それが年々規模が拡大していってM4が通常になり、M5も頻繁になり、M6も年に何回も発生している状況です。これが更に・・・となっていくのは確実で警戒感を強めています。

 高度な科学技術がなくても、自然に耳を傾けていれば、身の回りの異変に気づく能力を人間は持っています。せめて空の声に耳を傾け、地下に心を向けて、そうしてみんなが異変を持ち寄って役立てる世の中であるようにいたいですね。

■追記(4月30日記):
【4月30日19時33分頃 群馬県南部 M3.9 震度3】がありました。埼玉の地下を走っていった断層のズレのような現象の結果の地震ではないかと思います。

●写真の空は3月26日の夕刻。南西から勢いよく噴き出す雲があり、その付け根の中に一部分オレンジの明るい楕円状があって、これは・・・と警戒しました。経験で駿河湾での地震前兆の雲だったからです。これは【3月31日12:04 東海地方南方はるか沖M 4.6】が対応地震と思います。

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