2010.5.5 昨夜は朧月でした。一昨夜も朧月でした・・・そして、中原中也の詩を思い出しました
手持ちで撮ったのでブレてますが(望遠も半端で恥ずかしいですけど・・・)、昨夜の朧月です。微粒子のような雲が墨流しのように流れていて、その奥に半月のような月があって幻想的でした。
朧月は春の夜に特有の月だそうですが、地球の一年の温められて冷めていってまた溶け始めての周期を考えると自然の摂理なんだなあと思います。
でも、そんなこととは関係なく、久々に見る朧月。しかも、昨夜も一昨夜もとつづき、不思議な感じで魅入ってしまいました。アイスランドで火山がまた噴火したそうで、その影響なのでしょうか。でも、一昨夜はまだ影響届いてないと思うのですが・・・
と、そんなことを考えていたら、中原中也の「秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があって」を思い出しました。ここの「珪石か何かのようで、非常な個体の粉末のようで」が好きなんですが、もうずっと以前に読んだまま「微粒子」っていうイメージで定着してたんですね。微粒子って書いて思い出したのですが、読んでみたら使ってませんでした
でも、この詩、不思議です。「秋の夜」なのに、「陽が射している」んです・・・