2010.7.21 昨日20日の夕焼けは身体毎染まってまだ雫が垂れるような気がするほど綺麗でした! 対極の東まで届く光芒まで出て→地震発生【7月24日07時08分頃 フィリピン付近 M7.1】【 M7.3】【 M7.2】
7月20日の19:05から19:13までのあいだの撮影です。なんとなく空に透明な靄がたゆたっている感じがして気になって見ていました。すると、なんとなくその靄が夕焼け色に染まりはじめて存在を顕してきたので撮りにでました。そのうちにみるみる焼けて、ついには身体毎どっぷり浸ってしまうくらいの夕焼け空・・・。久々の存在感ある焼け方になりました。
一枚目はまだそれほど焼けるとも思っていなかった空。まだ空の水色が綺麗です。それがだんだん西南西からの火焔のような形状の雲がのしてきて、それが夕焼けして、最後には世界全体が焼けているかのような状況に・・・。あまりに綺麗で、撮るのをやめて、しばし只中に浸って立ち尽くしてしまいました。四枚目は火焔状の雲の発生状況。左下にある鉄塔が南ですから、雲は西南西から発生してきています。
このとき、西北西に大きなカナトコ雲があって、ちょうどそれが沈む夕陽の前面になって、雲が夕陽を遮り、長く延びた光芒が対極の東にまで達していました。光芒は薄明光線とか後光とかいい、対極のを反薄明光線とか裏後光とかいうそうです。三枚目の右端に縦にのびている黒い直線状の影がその光芒です。以下、光芒の写真をアップしますね。
五、六枚目が北西。最後が北西発生の光芒が延びていった先の南東です。空に二機の軍用機が写りこんでいます。
昨日の光芒は黒さがはっきりしていて異様な空でした。六枚目の左下にカナトコ雲がくっきり写っていますでしょ。その影なんです。カナトコ雲というのは湧きあがった雲が大気のある層に達するとそれ以上は上昇しないで横に広がっていった雲で、なので台形状に上の部分が平らです。この雲の影というわけですから、ふつうの光芒とはちょっと違って黒い・・・。ふつうの光芒は雲間から漏れる太陽の光ですから、影ではなく光・・・。だから綺麗です。正式にいって、昨日のような影の光芒も光芒と呼んでいいのでしょうか、わかりません。もしかしたら違うかも・・・
ここのところ、朝焼け・夕焼けが連日のようにあって、大気が異常です。雲が焼けるというのは大気が強く磁気性を帯びているからです。なので、地震前兆としてのバロメーターになります。M3とかM4、もしくはM5くらいの規模では朝焼け・夕焼けにまでなりません。特に当地は内陸なので滅多に焼けません。
このブログでも10日の光芒、12日の夕焼け雲と、ご紹介してきましたが、そのあいだにももっと連日撮っています。特に15日早朝は坩堝の中のような凄い灼熱色の朝焼けが報告されていますし、18日には横浜で綺麗な彩雲(じつは水平虹)が観測されています。これほどの連日の朝焼け・夕焼けは新潟の中越地震の前のときに似た状況で危惧しています。15日の灼熱焼けと18日昼の水平虹のあと、18日22:04にニュージーランド付近でM7.2がありました。
http://www.yomiuri.co.jp/photonews/article.htm?ge=614&id=78669(18日の水平虹)
それで終わりかと思ったら、その後もまだ19日も20日も・・・。今朝、奈良県でM5.1の地震がありました。震源地がちょうど西南西にあたるので、昨日20日の火焔状の雲がその前兆だった可能性がありますが、でも、まだ今日も、昨日ほどではありませんが夕焼けがしていました。関西ではもっと強烈な焼け方の空が報告されています。懸念しつつようすをみています。
追記:その後、【7月23日06時06分頃 千葉県北東部 M5.3 震度5】【7月23日14時25分頃 高知県西部 M4.4 震度3】が発生しました。でも、まだこれらの規模では連日の夕焼けに匹敵しません。
追記2:たった今、【7月24日07時08分頃 フィリピン付近 M7.1 】が発生しました。たぶん、これで落ち着くのではないでしょうか。(とは希望的観測ですが・・・)。連日の夕焼けはM7規模のものです。遠い海外での地震が日本にそんな影響を及ぼすなんてこじつけと思われる方もいられると思いますが、電磁波の地球をまわる速度は信じられない速さだそうです。影響はあると考えています。
追記3:【7月24日07時51分頃 フィリピン付近 M7.3】が発生しました。
追記4:【7月24日08時15分頃 フィリピン付近 M7.2】が発生しました。