« November 2010 | Main | January 2011 »

2010.12.31 ツイッターから・・・大晦日の大雪!! 奈良・京都では真っ白な荘厳な世界。神社の方が浄化されるようと呟かれてこちらまで厳粛な面持ちになりました。

大晦日の大雪・・・。ツイッターでは金閣寺や貴船神社、東大寺等の方々がリアルタイムの写真を次々とアップして下さっています。

金閣寺
http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1293779787
(下の関連トピックスにあります。)

東大寺
http://twitpic.com/3lekf7

天龍寺
http://twitpic.com/3lcn1y

貴船神社
http://twitpic.com/3l1ox5
http://twitpic.com/3ld0v4
http://twitpic.com/3lik2p

大原実光院
http://twitpic.com/3ldatf
http://twitpic.com/3ld5wb

叡山電車より
http://twitpic.com/3ldsif
http://twitpic.com/3ldt0t

|

2010.12.31 最後に国宝「久能寺経」がきて・・・思いがけず三大装飾経の通底する美しい一年になりました!

055_3

一昨日、たまたま立ち寄った書店で良知文苑さんの『国宝久能寺経の歳月 駿州秘抄』をみつけ、思わず購入してしまいました。それからずっと、暮れの忙しいさなかにもかかわらず、時間をみてはこのご本を開いて堪能しています。

「久能寺経」は「平家納経」「慈光寺経」と並ぶ日本三大装飾経のひとつで、三つのなかでは制作年代が一番古いものです。制作年代順にいいますと、「久能寺経」→「平家納経」→「慈光寺経」となります。

「久能寺経」については、ずいぶん昔に博物館の展示で観たくらいで、由来をあまり知りませんでした。ただあまりの美しさに目が釘づけになったことしか覚えていないような。その後「平家納経」を知るなど装飾経に関心をもつようになり、今回、このご本を書店で見た最初の印象が「『平家納経』になんだか似てる・・・」。

それもそのはず、このご本に書かれているように待賢門院璋子の制作なんですね。待賢門院璋子は白河院寵愛の妃。『源氏物語』の光源氏を白河院とすると、美しい幼女のころから引き取られて寵愛を受けた紫の上に匹敵する女性です。

この待賢門院璋子が平清盛と関係があるんです。それは同じく白河院寵愛の祇園女御をはさんでのこと。祇園女御は璋子を養子にしてそこに院が通っていたのです。清盛の母は祇園女御の妹とされ、清盛は白河院のご落胤説があるほどですから、院やこれらの女性と親しい関係で成長しています。ですから、おそらく清盛は、院や璋子が国宝「源氏物語絵巻」や「久能寺経」を制作した事件は身内のような皮膚感覚で受け止めて育ったことでしょう。「久能寺経」が「平家納経」に似ていて当然だったのです。

「慈光寺経」は時代が少し離れて後鳥羽院も参加しての九条家の制作です。ですから作風が平安の名残りと鎌倉の新風が融合しているといわれます。この「慈光寺経」に出逢ったのが今年の正月四日。仙覚の足跡を求めて埼玉県比企郡に行き、慈光寺を訪ねて、あの「慈光寺経」がここの慈光寺だったのだと知り、驚いたのでした。

ですので、前半はまず「慈光寺経」ではじまったのです。その「慈光寺経」が九条家から収められた由来に仙覚がかかわってくるのですが、それは置いて、次に三月に鎌倉で講演させていただくお話を頂戴し、十一月に向けて内容を詰めていくなかで「源氏物語絵巻」とのかかわりで「平家納経」をたどっていました。なので、中程の夏は「平家納経」が中心の生活でした。

そして、年の瀬を迎えた最後にこの「久能寺経」の出現。びっくりですね。一年を通底して私のなかにとうとうと三大装飾経が流れていたってことになるんです。ふしぎな川の流れです。文化はなにがきっかけになって人々の思いが解明されるかわかりません。これがどのように広がってゆくのか楽しみです。

今年は鎌倉の『源氏物語』文化の解明に終始しましたが、ひとまず収穫あったこととして、来年はもう少し、今度は『万葉集』の側からの接近を試みようと思っています。とりあえずは仙覚の足跡を追って撮りに出たいですね。佐渡・・・とか・・・

やはり同じく一昨日、大会で鎌倉の『源氏物語』文化について発表させていただきたく思っている学会の入会手続きの用紙が届きました。来春早々のいい日を選んで申込ませていただこうと思っています。鎌倉で講演をさせていただいたり、ツイッターでたくさんの世界を広げていただいたり、ほんとうに実り多い一年でした。さまざまな方に心からありがとうございましたとお礼申し上げて来春に繋げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

|

2010.12.28 三重県熊野の花の窟神社のこと・・・ツイッターと鎌倉の『源氏物語』講演とのふしぎな巡り合わせで知りました!!

1127_12_50_12

写真は11月27日に鎌倉の鎌倉投信邸で行われた「源氏物語文化への誘い 【紅葉賀】」で、宮内流いけばなの宮内信江様が床の間に生けてくださった紅葉です。

宮内様とはこの催しでお知り合いになったばかりで、ご活動の詳細をまだよく存じ上げていませんでした。ただ、この催しを特集して下さった「湘南世代」誌に書かれたプロフィールを拝見して、ニューヨークの国連やユニセフなど、凄いご活躍をされている方とは思っていたのですが・・・

これがそのときの「湘南世代」で、宮内様は中央にお写真とプロフィールが紹介されています。

019

このプロフィールに「伊勢神宮御鎮座二千年の献華をはじめ、熊野の花の窟神社(世界遺産)では毎年献華と花供養を行っている」とあります。

私は伊勢神宮のお話は直接宮内様から伺っていて、「朝起きて、まだ朝露が滴る御裳濯川の草原を、これから生けるためのお花を摘みに出るの。そうすると、桔梗が欲しいなって思うと、もう終わった時期にもかかわらず、私を摘んでくださいって、まるで待っていたようにそこに桔梗があるの」とか、「誰もいない本殿でただ一人生けていると、パチンパチンと鋏の音だけが響くのよ」と、そういった静謐なお話を心で受け止めていました。が、伊勢神宮のお話があまりインパクトがあったものですから、その下に書かれている花の窟神社のことは気にとめることなくきていました。

【紅葉賀】の当日、宮内様は、「【紅葉賀】にふさわしい紅葉を生けなくては」と、それはもう胃がキリキリ痛むほど心血を注がれながら、鎌倉投信邸の玄関の前や庭、そしてこの床の間に華麗な紅葉を出現させてくださいました。そして、他にも、さりげなくお座敷や廊下のあちこちにお家から切ってきてくださった山葡萄や投信邸の裏山になっていた草木の実をあしらってくださったのです。

講演を聴きにご来場下さったなかに、『源氏物語』カルチャーでご一緒の私の友人がいました。その方が会場に来られるなり、宮内様のお花の世界に感銘を受けて、それはもう感動されて、すっかり宮内様と懇意に話しこまれていました。最後にお別れするときには涙まで滲まされて・・・。宮内様も「私のお花をそんなに喜んでくださるなんて」とお互いに感動しあっていられたのです。

【紅葉賀】のあとのはじめての『源氏物語』カルチャーの日が先週ありました。そうしたら、そこに、そのときの友人が、「私ね、どうもお話していて宮内様ってあの時の方ではないかって気がして写真を出してみたんですよ。そうしたら、一枚だけ、あの方が写っていると思うのがありました。これがそうじゃないかしら」って、持ってらしたお写真を見せて下さったのです。それが熊野の花の窟神社の祭礼のお写真で、後ろ姿ですがたしかに宮内様が写ってらっしゃいました。友人は、「私、どうもあの方に以前会っている気がしてたんですが、やはりそうだったんですね」って。「ふしぎなことがあるものですね。貴女のお引き合わせよ」って、感謝されてしまいました!

そのことがあって、帰宅して改めて「湘南世代」を出して、はじめて「熊野の花の窟神社(世界遺産)では毎年献華と花供養を行っている」が私のなかにインプットされたのでした。でも、まだ花の窟神社がそんなに由緒ある特殊な神社だとまで思いは至りませんでした。

それから一週間もたたない日のこと。ツイッターで俳優の賀集利樹さんが「花の窟を参拝」と写真入りでツイートされたんです。宮内様の件がなかったら読み飛ばすところでしたが、まったく同じ週のことでびっくりしつつ、クリックして賀集利樹さんの記事を拝見しました。賀集利樹さんはタッキーさんが義経をされた大河ドラマ「義経」で平維盛を演じられたほどの美男の役者さんです。どうしてそんな方があまり知られていない熊野の神社巡りを? とふしぎでした。
http://toshikikashu.tumblr.com/post/2409237715

ツイッターではもちろん、「賀集利樹が花の窟神社に来たらしいよ」「本物かなあ」「どうやら本物のよう・・・」と盛り上がりました。略歴を拝見すると、国学院大学で神道を学んでいられるんです。なるほど、それならあってふしぎはない話でした。

その後、また続けて、今度は別の熊野を紹介される方がやはり花の窟神社について呟かれて、「お綱掛け神事まであと40日」と・・・。そこにURLが添付されていましたので、それを拝見してやっと私も「花の窟神社」についての詳細を理解したのでした。URLで紹介されているさまざまなお写真に宮内様は写っていられませんが、私は友人の写真でまさにその神事のなかの宮内様のお姿を見ていますから、知った経緯のふしぎさに改めてご縁というものの深さを思ったのでした。

サイトを探したのですが、いろいろ写って紹介されていますが、私の友人が撮った写真が一番「花の神事」として綺麗。そこには長い縄に椿のような赤い花をところどころ差し込んで、それを窟の上から幡のように垂らして、それが青い空に映えるんです。とても雅な美しい神事です。小学四年生の女の子による巫女舞もあって、友人の写真はその巫女姿の女の子と並んで撮った記念写真だったのですが、その背後に神職様と打ち合わせ中の宮内様の後ろ姿が写っていたのでした。

以下、花の窟神社のURLです。日本最古の神社で、ご祭神はイザナミノミコト・カグツチノミコト様だそうです。

http://www.hananoiwaya.jp/

http://www.hananoiwaya.jp/festival.html(御綱掛け神事)

http://www.mikumano.net/meguri/otuna.html

http://www.mikumano.net/meguri/otuna1002.htm

http://j.mp/fKelN3 l

http://www.youtube.com/watch?v=klxho4lgihA&feature=related(動画)

http://il.youtube.com/watch?v=lh84_W-Nm6k(御綱掛け神事の動画)

http://www.youtube.com/watch?v=6FH-1ed_KsA&feature=related(動画)

http://www.youtube.com/watch?v=6AHRCUniHYw&NR=1(動画)

|

2010.12.27 ドナルド・キーン先生と真鍋俊照先生のご対談「日本文学をめぐって」・・・徳島新聞12月9日・10日掲載の記事を入手しましたのでご紹介させていただきます

053

11月に徳島の四国大学で講演をされるために四国を訪れられたドナルド・キーン先生が、徳島市内で真鍋俊照先生と対談され、その記事が12月9日と10日の二回にわたって徳島新聞に掲載されました。真鍋俊照先生は金沢文庫長を勤められたあと四国にわたられ、四国大学の教授をされています。

お二人のご親交はとても長く、真鍋先生が金沢文庫にいらしたときも、お二人は鎌倉の浄智寺で、日本文学に関する奥の深いご対談をされています。そのときは『徒然草』についてがテーマでした。真鍋先生の『密教マンダラと文学・絵解き』(法蔵館)に収められていますから、興味のある方は是非ご覧になってください。

日本文化の基礎、日本人としての感性のありようなど、私としては日本人すべての方が読むといいと訴えたいくらいに傾倒した奥の深い素敵な対談でした。各章のタイトルを載せさせていただきますね。

   出会いから英訳まで
   暗示と余情の世界
   もののあはれの美学
   命長ければ辱多し
   日本人の住居観
   滅びやすさを愛した兼好

と、この記憶がありましたので、徳島でのご対談にとても関心をもっていました。記事を入手できて、早速拝読。新聞なので要約気味なのが悔しいのですが、やはり感動しました。テーマとしては、日記文学・近松の庶民文学・足利義政による日本文化の原点・日本語・三島由紀夫・・・と以上です。それぞれをご紹介すると長くなってしまいますので、ひとつだけにします。で、目下私は『源氏物語』にかかわっていますので、『源氏物語』に触れた部分を・・・

 キーン 日本文化は、ものを書くだけでなく、美しく書くことを大事にしている。手紙を書くと  き、紙を選び、墨の濃淡を考え、和歌を添え、素晴らしい字で書き、紙を美しく折って、季節の花を添える。ヨーロッパでは内容だけが大切。

 真鍋 先生の考え方がわかってきた。文学とは単なる文字表現ではなく、儀式的な面もあり、季節の感じ方や声に出して読むことなど五感を使った体験であり、表現である。そういう意識が日本人の心で育まれてきたことが、日本文学の本質であり原点であるということですか?

 キーン そうです。戦争の影が忍び寄るころ、どこかに逃避したい気持ちで初めて読んだ源氏物語は、理想的な美しい世界だった・・・

■写真は、2003年に密教図像学会の大会が関東で行われ、その現地見学会で訪れた調布市深大寺にて撮影。高野山真言宗管長でいられる松長宥慶様もいらして、お昼におそばをご一緒させていただいたとても貴重な思い出深い一日でした。その日のコースは調布市深大寺→立川市普済寺→日野市高幡不動で、私にはすべて馴染みの、地元といっていい寺院ばかり。なのに高僧といった方々とバスで巡るなどして不可思議な感覚でした(*^-^)。

|

2010.12.25 いけばなの宮内信江さんから素敵なクリスマスプレゼントを頂きました!・・・FAXがこんなに可愛く使えるなんて

Img054

これはいただいたA4のFAXの下半分です。いけばなのお師匠さんの宮内さんらしい生花のシルエットが入ったFAX。先日も鎌倉の講演のあと、【紅葉賀】の会場を彩った紅葉の葉のシルエットでFAXをいただいて感動したばかり。今夜のこれはクリスマスのキャンドルスタンドにあしらった「やどり木」だそうです。

シルエットがまるでデザインされた模様みたいでしょ。紅葉のとき、3枚頂いた用紙の全部が違うデザイン配置されていたのでひょっとしてと気づいたくらい。お電話で「もしかしてあのときの本物の葉っぱ?」と伺ったら、「そうよ。ほんとうはもう少し薄い色に加減したいのだけれど、FAXだと真っ黒になっちゃてるんでしょ。残念」とのことでした。でも、真っ黒がかえってシンプルでいい気がします、私としては・・・

文面を切ってしまいましたが、宮内さんによると、やどり木は「クリスマスではヨーロッパのパーティーの会場の天井にこのマッスをさげてあり、このやどり木の下では、クリスマスの日に、人に愛を告白してもよい」という伝えがあるそうです。

それを頂いて、今夜は素敵なプレゼントです!! ほんとうは宮内さんのことで記事にまとめたいことが溜まっているんですが、目下明日までに終わらせなければならない校正にかかっているので保留中。ブログの更新もできずにいたのですが、さっきこのFAXが届いて、ご紹介させていただきたくなりました。

|

2010.12.23 オールカラー影印版『尾州家河内本源氏物語』全十巻(八木書店)のパンフレットを頂きました!

Img048

Img050

Img053

Img051

Img052 Img049

パンフレットだけでも素敵です。12月に最初の一巻が発売されるそうです。全10巻のセットで分売は不可。各巻29.400円。ということは10巻で294.000円。限定250部。4ヶ月毎の配本だそうです。一巻だけでも欲しいのですが、分売は不可・・・で残念です。どの図書館に行けば逸早く見ることができるでしょうか・・・

追記:
『尾州家河内本源氏物語』は鎌倉で制作され、金沢文庫に収められ、鎌倉滅亡時に持ち出されて足利将軍家のもおとなり、その後豊臣秀次に、そして徳川家康にと渡って、現在は名古屋市蓬左文庫の所蔵となっています。鎌倉にはこんなに立派な『源氏物語』の写本を作りだす文化があったということを、私は訴えて止みません。

|

2010.12.22 今朝未明、小笠原諸島に M7.4の大きな地震が発生しました・・・12月16日に観測した雲の結果と思います

037

055 

今朝未明、【12月22日02時20分頃 父島近海 M7.4 震度4】の大変な規模の地震が発生しました。遠い海域だったので被害に及ばずにほんとうによかったです。地震の状態は以下のとおりです。気象庁の発表から・・・

12月23日06時50分頃 父島近海 M6.5 震度3
12月22日22時01分頃 父島近海 M5.4
12月22日16時52分頃 父島近海 M5.5 震度1
12月22日16時05分頃 新島・神津島近海 M2.5 震度1
12月22日10時36分頃 父島近海 M5.9 震度1
12月22日10時31分頃 父島近海 M5.7 震度1
12月22日07時20分頃 父島近海 M5.9
12月22日07時08分頃 父島近海 M5.7
12月22日05時19分頃 父島近海 M5.7
12月22日02時20分頃 父島近海 M7.4 震度4

この地震の前兆として16日に巨大な波状放射の雲を撮っていました。詳しいことは16日の記事にまとめてありますので、そちらをご覧いただけたらと思います。雲の画像を再掲させていただきますね。12月16日10:20の撮影です。一枚目が通常「波状雲」と呼ばれる五線譜状の雲。太い畝状の帯雲が整列しています。二枚目がその発生の中心で、小笠原諸島の方向です。中心方向に震源地があります。この雲はまれに見る顕著な形状。危機感を覚えました。

じつは昨日、また同じ形状の雲を撮っています。中心が少しずれて伊豆諸島方向。今朝未明の地震に幾つか余震が伴っていますのでそれで解消してくれればいいのですが、新たに伊豆諸島方向での震源となると危惧を覚えます。昨日の雲画像を載せておきますね。12月21日8:30の撮影です。

1292944526_1

1292944526_2

1292944526_3

■追記:USGS(science for a changing world)では凄いことになっています。M5規模の余震が50個近く並んでいます。しかもM4以下は切り捨てられているのに。これが地殻に影響しないということはあるのでしょうか・・・

MAP  5.1   2010/12/22 10:29:33       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 10:27:19       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 10:07:46       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/22 10:02:35       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 09:46:59       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 09:11:21       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 08:43:31       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/22 08:07:06       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.4   2010/12/22 07:51:46       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/22 07:24:45       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.2   2010/12/22 06:10:38       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/22 05:38:49      BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/22 05:09:57       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 05:02:59       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.2   2010/12/22 03:21:07       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 03:02:12       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/22 01:57:13       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.2   2010/12/22 01:36:32       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.5   2010/12/22 01:31:19       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.3   2010/12/22 01:16:44       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/22 00:38:07       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/21 23:59:39       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 23:44:55       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.2   2010/12/21 23:38:54       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.4   2010/12/21 22:19:58       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.3   2010/12/21 22:08:00       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 22:00:36       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/21 21:33:51       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 21:27:18       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.3   2010/12/21 21:22:35       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 20:59:34       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 20:52:25       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.2   2010/12/21 20:36:04       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 20:35:25       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.4   2010/12/21 20:18:44       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.3   2010/12/21 20:16:40       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 19:40:25       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 18:41:39       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.0   2010/12/21 18:32:54       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 18:14:05       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.4   2010/12/21 18:03:40       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.1   2010/12/21 18:00:34       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.4   2010/12/21 17:53:23       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.6   2010/12/21 17:41:27       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.6   2010/12/21 17:40:48       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  5.4   2010/12/21 17:39:06       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION
MAP  7.4   2010/12/21 17:19:41       BONIN ISLANDS, JAPAN REGION

■追記:21日の写真の雲の結果と思われる地震がありました。【12月28日16:15頃 神津島近辺M4.6】。冒頭の16日の雲の結果が22日の地震、21日の雲の結果は28日の地震です。こういう形状の雲の結果の地震だと、だいたい一週間前後を注意ということのようです。

|

2010.12.19 ツイッターから・・・写真がこんなに綺麗だなんて! 【自然と共に暮らす-心温まるインドネシアの人々の写真31枚(Nico Fredia)】!!!!!

ツイッターで教えていただいたサイトです。

宇宙や自然を撮って綺麗なのは当然といえば当然ですが、人間を撮ってこんなに綺麗な写真をかつて私は知りません。

もう、写真が下手なのは機材が違う、環境がダメ、なんて甘えたことを言えなくなりました。

以下、【自然と共に暮らす-心温まるインドネシアの人々の写真31枚(Nico Fredia)】をどうぞご覧ください!!

http://www.inspiration-gallery.net/2010/12/17/%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%A8%E5%85%B1%E3%81%AB%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%99%EF%BC%8D%E5%BF%83%E6%B8%A9%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E4%BA%BA%E3%80%85/

|

2010.12.18 思わず衝動買い! 『源氏物語 紙の宴』・・・華麗な料紙の本です

043

044

吉祥寺には大きな書店が幾つもあります。先日、欲しい本があって日本の古典文学のコーナーをまわったのですが、どこにも無くてあきらめた事件がありました。日本の古典文学コーナーはほとんど充実してないんです。

昨日、伊勢丹が撤退したあとにできたコピスに行ったら、なんとジュンク堂が出店していました。オープンのときに大々的に宣伝していたので知ってはいましたが、忘れてて、そうだ、ここにあるかな?って、例の探していた本を見に古典文学コーナーへ行ったら・・・

ここの古典文学コーナーは、先日まわったどの書店よりも充実。うなってしまい、見入ってしまいました。今度は迷わず最初にここに来よう! って思ってしまったのです。先日記事に書かせていただいた「文庫本価格で買える青表紙本源氏物語」も数冊、ありましたよ!

で、結局、私が探していた本は人気本だからか無かったのですが、別に、写真の『源氏物語 紙の宴』(書肆フローラ)があって、う~ん、欲しい!!!!! と、その場から離れられなくなってしまいました。お値段は6000円。それくらいして当然ですが、ちょっと気軽に買っていいという価格ではない、でも欲しい、またこれを逃したら今度探しても無いなんてことになる・・・ということで、買ってしまいました。

それにしても日本の紙の文化。これは凄いです。この本には名刺サイズほどの本物の和紙見本が添付されていますし、染めの説明も。表紙から想像する継ぎ紙の本ではなく、純粋に料紙の本ですね・・・。継ぎ紙の本は近藤富枝先生のがあるから、両方が揃えば鬼に金棒! なんて・・・

もともと私は「河内本源氏物語」という写本を追ってきたのですが、それは「写本」という言葉が独り歩きする架空の写本でした。文章のなかでの写本だったのです。が、先日の鎌倉の講演でスライドとして映しだしたら、私が頭のなかで追っていた「写本」には、実際の形という物体があったのですね。文章やお話で伝えるには言葉の「写本」でよかったのですが、スライドを作る際に、これはやはり写本そのもののスライドをお見せしなくては、と思って図録などから写本の写真をお借りして皆様に上映してお見せしたんです。

そうしたら、なんと、私がやっていた鎌倉の『源氏物語』という分野は、写本を土台にして見えてきた書誌学の世界だったということが浮き彫りに・・・。これには私自身が驚いています。昨夜も、講演にいらした方からのメールで、【織田さんには永井路子さんとは違った「鎌倉学」を開いてもらいたいものです。つまり、「将軍サロン」と「それに影響された北条一族」の知的フィールド(文芸・宗教文化)の開拓です。「書誌学」から広がった「鎌倉学」を望みます】とおっしゃって頂き、ここにも書誌学という語が使われている・・・と思ったばかり。

そういえばなんとなくなんとなくですが、鎌倉のあと、本棚を探って、以前買った日本の美術の『定家本源氏物語 冊子本の姿』(藤本孝一 至文堂)を出してつらつら眺めていました。これも、書誌学的思考になってきていたからなのでしょう。そこに「文庫本価格で買える青表紙本源氏物語」・・・、そして、今度の『源氏物語 紙の宴』・・・

面白くなってきました。写真下が、『定家本源氏物語 冊子本の姿』(藤本孝一 至文堂)です。

045

|

2010.12.17 吉祥寺でみつけた可愛い地下のクリスマス! 【もぐらくんの小さくて大切なクリスマス】

1216_17_45_19

1216_17_44_37

1216_17_44_46

1216_17_45_40

1216_17_46_22

1216_17_44_08

吉祥寺でみつけた可愛いクリスマスです! 駅ビルの北口と南口を結ぶコンコースに突然もぐらさんの地下生活が出現。それぞれの穴のおうちでもぐらさんたちがほんわりと暖かなクリスマスを祝っています。

ショーウインドウの中に造られているのでガラスに通路が写ってしまっていますが、覗きこんで見ても見ても見飽きない可愛らしさ。アイデアがいいです! これは矢島沙夜子さんという方の作品らしい。ほのぼのして素敵! ドールハウスのようで思わず私も作ってみたくなりました!!

|

2010.12.17 ツイッターから・・・雅楽の素晴らしいDVDが発売されるそうです! 『東儀俊美 半寿の楽舞』のライヴDVD予告編の動画をどうぞ

第二回雅楽道友会演奏会『東儀俊美 半寿の楽舞』のライヴDVDが2011年1月に発売されます。この動画はその予告篇で-す。
http://www.youtube.com/watch?v=khMf3oyDp4Y&feature=youtu.be&a

DVDについてのお問い合わせは雅楽道友会まで。

|

2010.12.16 今朝、小笠原諸島方向発生の不審の雲が・・・

015

026

037

055

順を追って説明させていただきます。一枚目と二枚目は昨日15日、三・四枚目が今朝16日の空です。

昨日は空が吹き荒れ、スマトラ島沖大地震の前に頻繁に見た騒然とした空でした。夜になってまた南西発生の雲があったりして、地殻の活発な動きを感じました。

今朝はそれが顕著な形状になって現れました。それが三枚目の五線譜のように並んだ畝状帯雲の列。小笠原諸島方向発生の雲です。四枚目が発生方向の中心です。左に延びた雲の続きが三枚目の一番上の太い雲です。

12月7日の記事に、【11月30日小笠原諸島西方沖M7.1】の前兆現象をまとめました。そのときも24日に五線譜のように並んだ畝状帯雲を撮っています。こういう強い形状の雲はあまり見ません。強そうな規模・・・と思っていたら、6日後に今年最大級の地震発生となりました。今朝の雲も似ていますし、前日からの空の吹き荒れ方がそっくりですので注意と思います。ただ、30日の地震が遠い海域だったために震度や被害にひびかなくて幸いでした。同じ海域なら今度もそうあって欲しいですね。一週間前後、ようすを見たいと思います。

追記:未明、小笠原諸島に M7.4の大きな地震が発生しました。震度4でしたが被害にまで及ばなくてよかったです!
以下、気象庁の発表から・・・

12月22日02時20分頃 父島近海 M7.4 震度4
12月22日05時19分頃 父島近海 M5.7 
12月22日07時08分頃 父島近海 M5.7
12月22日07時20分頃 父島近海 M5.9

|

2010.12.15未明 ふたご座流星群の夜・・・

561

649

674

679

今夜はふたご座流星群のピークで一時間に50~60個見ることができるというので、さっきまでベランダに出て空を眺めていました。(現在15日2:18)。30分ほどで10個、星が流れました。時には目をみはるほど明るい大きな流れ星が・・・

ネットから・・・「ふたご座流星群は12月5日から12月20日頃にかけて活動し、2010年の極大は12月14日20時頃と予想されています。この時間帯は日本では夜間にあたっているとはいえ、輻射点があるふたご座の高度があまり高くなく、条件的にはそれほど良いというわけではありません。」・・・ということで、半月が沈む15日未明のほうがよく見えるそうです。今頃も屋根の上の夜空に流れているかな・・・

綺麗な星空を撮りたいな・・・と思います。でも、夜空はそれ相応の機材と場所と時間を確保して臨まなければならないし、家にいてちょっとベランダに出て30分ほどのあいだに・・・では素晴らしい光景なんて撮れるものではありません。だからもう最初からあきらめていますが、でも、やはり、カメラを向けたい・・・

それで撮ったのが上の四枚です。今夜は南西からひっきりなしに湯気のような雲が湧いては流れてきています。星空が覆われてしまわないかはらはらしましたが、早い流れで飛び去っていくので大丈夫でした。

三枚目はオリオン座。四枚目は夜間飛行のジェット機です。羽田空港の国際線が飛ぶようになって、以前と航路が変わったところに出現します。

|

2010.12.13 今日面白かったこと・・・「青表紙本源氏物語」をアマゾンでまるで文庫本のようなお値段で購入!!

必要な本ができたのでアマゾンで検索したとき、PCの画面の右端に、ふっと、「青表紙本ならアマゾンで」という文字が見えたような・・・

一瞬だったので画面を切り替えてしまい、気になって戻って確認したら・・・、やはり、「青表紙本ならアマゾンで」という広告がそこに。まさかと思いつつクリックしてみると・・・、なんと、「青表紙本源氏物語」五十四帖が新典社からでていて、それが新品だと1帖がだいたい1000円以下で購入できるんです。長い帖で1000円をちょっと越す・・・

詳細な説明がないのでいろいろ探ると、中古品として出品している古書店の方が、「宮内庁書陵部蔵 青表紙本 源氏物語」と書いてらして、どうやらほんとうに本物の古典籍「青表紙本源氏物語」らしい。

そんなものがこの文庫本同然のお値段で? という驚きと、それなら私にも買えるとの興奮で、しばし各帖の在庫状況や価格を眺めて楽しんでしまいました。

面白かったのは、新品だと例えば「御法」巻が735円なのに、中古品では2000円。それがどれでもそうで、新品のほうが安い・・・。これはもう買うなら絶対新品ですよね(*^-^)

というわけで、とりあえず、「桐壺」735円と、「夢浮橋」683円を購入してしまいました。いくらお安いといっても、全巻揃えるにはその54倍。一冊平均1000円として5万4000円もかかってしまいますものね。幾冊かずつ揃えてゆくのを楽しみとします。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%81u%90%C2%95%5C%8E%86%96%7B%8C%B9%8E%81%95%A8%8C%EA%81v

|

2010.12.12 十二月に入って本をまとめる作業に少しずつ気持ちが集中してきました・・・

040

紅葉を追いかけていたと思ったらもう街はクリスマス一色。気がつくと十二月ももう半ば近くなんですね。ホームページのTOPは、十一月二十七日の鎌倉の講演【紅葉賀】をお知らせした書込みのまま。もう終わって二週間が過ぎたというのに・・・

しばらく終わったあとのさまざまな片付けものと、終わったという安堵というか寂寥感というか、そんなもので思考がまとまらないまま時間を過ごしていました。が、なんとなくなんとなく意識が戻ってきて、そうだ、やはり書こう! と思い立ったのです。しばらく、というか、中断したままもう一年くらいとりかかってなかった『紫文幻想―源氏物語写本に生きた人々―』を。

これは源光行の生涯を追って「河内本源氏物語」の成立を書く予定ではじめました。でも、書いていくうちにどんどん内容が広がって、というか奥が深くなって、光行だけでは終わらずに、『源氏物語』だけでも終わらずに、とうとう宗尊親王の『尾州家河内本源氏物語』『西本願寺本万葉集』の制作に至るまでの大河の流れのようになってしまいました。

光行で中断していたのは、その大河の流れが漠然と眼前に見えてきて、光行だけを書いていてははじまらない思いに駆られたから。で、その後どうしたらいいか思案にくれていたときに鎌倉の講演をお話をいただき、講演というかたちでお話するなら、これはもうしっかりした起承転結の筋をつけなければと、夏ごろまで頑張って、ようやく探りあてたのが宗尊親王における鎌倉の公家文化の存在でした。

ここで、ともかく起承転結が、ついたのです。講演ではきっちりそれをお話させていただきました。で、心地よく満足して、出し尽くした思いのなかに浸って、頭のなかが空っぽの状態で過ごした二週間。でも、ここにきて、むくむくと感動のようにこみあげてくる思いがあり、何かと思ったらそれは「純粋」という文学的な境地でした。ずっと昔に現代詩と決別したときの、最後の作品まで思い出したりして・・・。それは、「白鳥連環」という詩で、「もう白鳥のうたは歌わない」と決意を述べたもの・・・。古い同人誌を出して振り返って読みたい衝動に衝きあげられています。

そんななかで2,3日前から『紫文幻想―源氏物語写本に生きた人々―』を改めて、『鎌倉の精華―『尾州家河内本源氏物語』&『西本願寺本万葉集』―』のタイトルで、再び書きだしています。といっても、最初のほうは、これはもう光行のあたりですから、ばっちり出来ています。文章を組み替えたり、手を入れたりの作業ですから、今のところ悠々で進んでいます。

挫折中断した後半に入ったら、まったく白紙の状態から書かなくてはなりませんので苦しむでしょう。でも、久々のこの苦しみは楽しみでもあります。書くって、結構、自虐的・・・

鎌倉の講演はわずか二週間前ですが、反響はじわじわと思いがけなく早くあり、今のところ順調に進めば来年夏までに同じ講演を三回させていただくことがほぼ決まっています。でも実感がないまま、目下のところ純粋な境地で『鎌倉の精華―『尾州家河内本源氏物語』&『西本願寺本万葉集』―』に浸って潤っています。

|

2010.12.12 ツイッターから・・・2012年の大河ドラマ【平清盛】情報

これもツイッターで見て保存していた情報ですが、お知らせさせていただきます。

http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/55763.html

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20101128-OHT1T00060.htm

2012年の大河ドラマ【平清盛】は久々の平安時代ということで、ツイッター上でも平安ファンの方の期待が高まっています。私もタッキーさんが演じられた【義経】のときの渡哲也さんの清盛が素敵で、またあの再来!・・・と時めいたのですが、今度の清盛は保元の乱など、もっと若いときからの清盛で、「武者」の面が強いような感じ・・・

でもその時代までさかのぼるとなると、当然、頼朝・義経の父の義朝がかかわらざるを得なくなりますから、それは楽しみ! 【義経】のときは加藤雅也さんが演じられて、それは素敵でした。早く討ち死にしてドラマから消えてしまってもったいなかったです!

今度の義朝は玉木宏さん。もしかしたら加藤雅也さんよりイメージが近いかも・・・。加藤雅也さんはカッコ良すぎてアニメの主人公のように夢見て眺めてしまいましたから。

【義経】のときの常盤御前は稲森いずみさん。義朝の愛妾で義経の母となった人。清盛に夫義朝を殺されたあと、義経ら三人兄弟を抱えて雪のなかを逃げ延びる絵画などで周知の女性です。美しさと立場的危うさ、その悲劇性とで、建礼門院徳子と双壁を誇る・・・なんて、私などは思ってしまいます。この常盤御前、生きていく上の処世でしょうか、それとも・・・なんと、義朝亡きあと、まさに敵の清盛に望まれて清盛の愛妾となるのです。女子までもうけています。このあたりの複雑さ、切実さを、稲森いずみさんが切々と演じていられました。

今度の【平清盛】では常盤御前は誰が演じられるのでしょう・・・

|

2010.12.10 ツイッターから・・・生田斗真さん主演の映画「源氏物語」、オープンセットが滋賀・琵琶湖畔に!!

少し前のニュースになってしまいましたが、是非お知らせさせていただきたくて保存してました! 生田斗真さん主演の映画「源氏物語」のための土御門邸のオープンセットが、滋賀・琵琶湖畔に設営されたそうです。出演者の方が十二単や直衣装束をつけての製作発表の日、最後には雄大な虹が出現してまるで現実とは思えない光景の写真が載っています。オープンセット、撮影終了後も壊さないで観光できるといいですね!

http://eiga.com/news/20101126/1/

|

2010.12.7 11月30日に起きた「小笠原諸島西方沖M6.9」地震に対する雲前兆の検証・・・撮っていたのですが時間がなくてやっと画像整理できました!

039

082

093

091

089

213

222

11月30日12:24、小笠原諸島西方沖で、当初の発表ではM6.9という今年最大級ともいえる地震が発生しました。これはその後修正されてM7.1となっています。M7規模の地震が発生したわけですが、海域の遠方でしたので被害に及ばずにほっとしました。

この頃、私としては鎌倉での講演を控えたり、それを無事こなして後処理でいっぱいいっぱいでした。で、小笠原諸島というこんな関東から身近なところで大きな地震が発生したというのに、被害がなかったのをいいことに全然気をめぐらす余裕がありませんでした。雲は撮っていたのですが、11月初旬からカメラに収めたまま・・・。検証すればきっと前兆を撮ってあるはずと思いながら、どんな雲を撮ったかも記憶にないくらい、頭が鎌倉の件にいってしまってました・・・

12月に入ってやっとひと息つき、落ち着いたところでカメラの中の写真を整理したのです。そうしたら、撮っていたはず・・・なんていう呑気なことを言ってられない空があったのです。こんな空も撮ったのを忘れてるなんて・・・と唖然としました。撮影しているあいだは、「これは・・・」と、唸っていたのですが・・・

●順を追って説明させていただきます。

一枚目…20日23:29。夜、南南東発生の物凄い勢いの雲が東へ渡っていました。直線状のシャープさとその勢いと広大さで呆気にとられつつシャッターを押したのですが、こんな雲はそうそう見ません。

二枚目…24日8:12。朝、スマトラ島沖地震の前兆で頻繁に見た「騒然と雲が吹き荒れる空」が現出。中心は南南東です。何かあるのかしら・・・と気になりました。

三枚目~五枚目…24日9:30。二枚目の写真の一時間後。空はどんどん雲を厚くし、畝状になってきましたので、撮りに出ました。三枚目は東。四枚目が震源方向の南。五枚目は南西です。どれも規模の大きさを感じさせました。

六枚目と七枚目…30日15:45。地震発生後の空ですが、大きな地震のあとはやはり「吹き荒れます」。空がずっと騒然としているので余震があるか気になって撮っていました。でも、なくてよかったと思ったのでした。

この地震への警戒心がなかったのは、影響するほどの近場ならあるはずの体感がなかったから。それと、ほんとうに近場だったら直前の空がもっと分厚く不気味な雲に覆われたでしょう。でも、やはりスマトラ島沖地震前に見た「騒然と吹き荒れる空」は大きな地震の前触れ・・・、この空が出たら要注意の思いを新たにしました。

|

2010.12.7 有賀眞澄・衣倆「荊生化(ばらしょげ)」展~うつしみうつしゑPart2~ のお知らせ・・・12月11日(土)までです!!

Img0032_2

Img0033

有賀眞澄・衣倆 両氏による 「荊生化(ばらしょげ)」展~うつしみうつしゑPart2~ をお知らせさせていただきます。遅くなってしまいましたがもう既に昨日からはじまっていて、土曜日までです。

日時: 12月6日(月)~12月11日(土) 12時~19時(最終日17時まで)

会場: ヴァニラ画廊
     104-0061 中央区銀座6-10-10 第2蒲田ビル4F
     TEL&FAX 03-5568-1233

|

2010.12.4 山梨県立博物館【甲斐源氏―列島を駆ける武士団―】に行っての帰り・・・雄大な甲斐の国の景色を堪能しました!

305

317

339

341

316

358_2

417

418

420

424

425

山梨県立博物館で開かれている【甲斐源氏――列島を駆ける武士団】展に行った帰り、勝沼ぶどう郷まで足をのばしました。これは以前、毎年のように石和にある帝京大研究所でのシンポジウムに通っていたときに見ていて、いつか立ち寄りたいと憧れていた場所です。

今日は終日雲一つない快晴。遠く望める南アルプス連峰が白く輝いていました。雄大なその景色をご堪能ください・・・

|

2010.12.3 山梨県立博物館【甲斐源氏―列島を駆ける武士団―】展のご案内!!

1202_13_38_45

現在、山梨県立博物館で【甲斐源氏―列島を駆ける武士団―】展という展覧会が開かれています。といっても、10月からすでに始まっていて、来週12月6日には終了という期間ですから、もう最終週・・・。この展示の企画を聴いたときから私も行きたい心づもりだったのですが、11月27日の講演が迫ったものですからそれが終わったらと考えて呑気にしていました。
http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=%BB%B3%CD%FC%B8%A9%CE%A9%C7%EE%CA%AA%B4%DB&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig

昨日2日、峰岸純夫先生が、鎌倉の講演と同じものをと呼んで下さって、日野市のグループの方々に、「写真でたどる源氏物語の歴史―鎌倉で『尾州家河内本源氏物語』ができるまで―」のプレゼンをさせていただきました。そのときに展覧会の期日が迫っていることを聴いて慌ててしまいました!それで急遽明日行くことにして準備しつつ、この記事を書いています。久々の甲斐路・・・、楽しみです。

日野市といえば、以前私もボランティアで参加させていただいた真慈悲寺のあるところ。真慈悲寺というのは鎌倉時代、源頼朝の御願寺だった寺院で、今はまったく廃寺になったまま長く「幻の」という語が冠せられる存在でした。

それが、日野市の百草園での発掘調査の結果、真慈悲寺はこの百草園内にあったことが明らかになりました。百草園は中に入るといろいろ入り組んで至るところに高さの違う平場が造られています。そして一番高いところはかなり狭い広さの平場で、まるで中世ののろし台のような趣・・・と思ったら、やはりそうなのです。のろし台かどうかは別として、この一帯全部が「山城」だった・・・というもの。真慈悲寺はそこにあったのでした。いわゆる山岳寺院です。

真慈悲寺は『吾妻鏡』に名前が出ていますが所在が不明だったために「幻」でした。それが百草園のここと特定されたのには、一体の阿弥陀様のお背中に「真慈悲寺」の名が記された願文が刻まれていたことに発します。阿弥陀様を造った施主の女性が、おそらく鎌倉は安達氏の安達義景の妻で、小笠原氏の娘・・・、それで、今回の山梨県立博物館の展示では、その小笠原氏の関係として、この阿弥陀様が出展にいらした、というわけです。

阿弥陀様は百草園に隣接する百草八幡社に収められていて、毎年一回だけ九月のお祭りのときにご開帳されます。私も拝観したことはあります。でも、施主の女性の故郷にいらして展示会場におられる阿弥陀様にどうしてもお目にかかりたいから、明日出かけることにしたのでした。遅きに失したお知らせかもしれませんが、一応記事にしておきますね。

真慈悲寺のことをお話するとまた長くなりますから、惜しいけれどまたにします。ただ、私としてはこれだけということを書かせて下さい! 施主の女性が嫁いだ安達義景は、例の安達景盛の子息で、安達泰盛の父。安達義景の妻には飛鳥井雅経の娘がいますから、目下雅経を主人公にした連載小説を書いている私としてはその方のほうに親近感をもっていますよね。

けれど、真慈悲寺関係から小笠原氏を調べて書いていられる峰岸先生にとっては施主の女性のほうが重要・・・と、そんなわけで先生と「義景はどっちの女性を愛したのでしょう」などと語らっています。二人の女性は年がかなり違いますから、浮世の倣いで若い女性に分があるとしたら、雅経の娘のほうが有利・・・。峰岸先生もそれは認められて、「あとの方の子供はみんなそっちの女性が産んでいますからね」と、学者さんらしい言をされてました!!

写真は、昨日のプレゼン会場に、峰岸先生の奥様がご自宅の庭で摘んだお花を籠に生けて飾ってくださったもの。まつぼっくりも奥様が持ってらして、籠の位置を決めたあところころと無造作にころがして・・・。お花もまつぼっくりも風情があって嬉しかったです!!

|

2010.12.3 ツイッターより・・・明治大学シンポジウム「源氏物語と唐代伝奇」のお知らせ

kodaiken    【告知】12/11(土)13:00〜明治大学リバティータワー13階1136教室においてシンポジウム「源氏物語と唐代伝奇」を開催いたします。講演内容→河野貴美子「古註釈からみる源氏物語と唐代伝奇」芝崎有里子「落窪物語と遊仙窟」新間一美「源氏物語と遊仙窟ー夕顔巻・若紫巻を中心にー」

kodaiken (講演内容続き→)日向一雅「明石巻の光源氏と明石君の出会いと別れー『鶯鶯伝』との比較ー」陳明姿「唐代伝奇と『源氏物語』における夢物語ー「夢遊」類型の夢物語を中心にしてー」仁平道明「『源氏物語』と唐代伝奇の〈型〉」

**************************************

たった今拝見して知ったばかりの情報です。取り急ぎお知らせさせていただきます。

|

« November 2010 | Main | January 2011 »