2011.1.12 昨夜、宮坂宥勝先生が御遷化されたとのこと・・・いつかはこの日が来ると思っていたのですが・・・心からご冥福をお祈り申しあげます
昨夜、宮坂宥勝先生がお亡くなりになられたとのこと、ツイッターで拝見して、ニュースで検索して、間違いないことを知り、今は茫然としています。宮坂先生のご著書にどれだけ助けていただきお教えいただいたでしょう。私はたった一度しかお目にかかっていませんが、そのたった一度が今も至高の至福の宝、心の支えになっている、宮坂先生とはそういう方です。いつかはこの日が来るとは思っていましたが、ほんとうにその日が来ても・・・どうしたらいいのか・・・思考がまとまりません。
たった一度というのは、月輪観をなさっている朝のお勤めに参加させていただきたくて、岡谷の照光寺をお訪ねさせていただいた時のこと。このブログにもまとめていますので、改めては書きませんが、今思い出してもあのような時間がもてたことは夢のよう・・・。記事は「2008.1.20 宮坂宥勝先生と慈円様の微笑み」として載せました。
お便りも何通か頂戴しました。お優しくて、そしてあれほどの方でいられるのに信じられないくらい謙虚でいらして、暖かい、暖かいとしかいいようのないお人柄・・・。宮坂先生は密教の大家でいられると同時に心に文学を秘めた方でいられました。なので、私のような者でも、小説を書いているという一事で相手にしていただけたのでした。夏の日の諏訪湖のほとりに群れていた月見草・・・それを見ながらの早朝、市内のお寺に足を運んだ日がゆっくりと思いだされています。
心からご冥福をお祈り申し上げます。