2011.6.2 新潟県中越地方の気になる地震の群発について・・・その前兆の雲だったのでしょうか
6月2日午前に震度5強を観測した発震から、日付が変わって未明の今まで、新潟県中越地方に下記のような地震の群発が起きています。
後出しになるので非常に気がひけるのですが、写真下の二枚はその前兆だったかも・・・の空です。5月31日17:50頃の撮影です。窓の外の景色にふと違和感を覚えて目をこらすと、写真のような角状の雲の並列。これは・・・、と危惧しました。北西からの発生です。
この写真はどこにも投稿していません。今、下の記事を書くためにデジカメからPCに画像を取り込んだら出てきて、そういえばこの雲を撮っていたのだ・・・と思いだしたのです。
雲の観測を生活の中心に置いていたときなら、すぐに投稿もしたでしょうし、群発が起きたら即座にピンときたでしょう。でも、目下私は『源氏物語』写本の書誌学的考察に身を入れていて、そのことにほぼ全ての精力を注ぎ込んでいます。なので、撮っていても失念してしまうことが確実の状態・・・。忸怩たる思いが重なるので、今はとにかく10月の講演を無事勤めあげるまで仕方ないとあきらめているのですが・・・。こういう雲が出ていたことは、やはり記録にとどめておきたいので、アップします。
5月31日の空は大変な日でした。一枚目は11過ぎの撮影ですが、急激に北西から磁気を含んだ洗濯板状の模様を成す雲が発生していて、これは・・・と注意でした。ちょうど外に出たときに気づいて、携帯で撮ったりしたのですが、このように畳重なる波のような雲にとても危険を感じました。
その後、ちょうど下の記事にあるように、私は飯田橋の印刷所に向かったのですが、その車内で、携帯でツイッターを読んでいたところ、鎌倉や埼玉、栃木、岐阜にまで、強烈な環水平アークが観測されていました。あの雲が広がってと、一枚目の空のその後だとわかりました。
下の二枚はその同じ日の夕刻です。環水平アークをもたらした雲が北西。そして角状の雲も北西・・・、その時点で新潟への注意を感じるべきでした。でも、今の私にはもう一人分身がいない限り、二兎を追えません(泣)
■気象庁の発表より
6月3日03時25分頃 新潟県中越地方 M1.9 震度
6月3日03時13分頃 新潟県中越地方 M2.2 震度1
6月3日02時36分頃 新潟県中越地方 M1.6 震度1
6月3日01時40分頃 新潟県中越地方 M1.6 震度
6月2日18時33分頃 新潟県中越地方 M1.6 震度1
6月2日17時42分頃 新潟県中越地方 M2.6 震度3
6月2日16時01分頃 新潟県中越地方 M3.5 震度4
6月2日12時57分頃 新潟県中越地方 M1.8 震度1
6月2日12時51分頃 新潟県中越地方 M4.2 震度4
6月2日11時54分頃 新潟県中越地方 M1.7 震度1
6月2日11時51分頃 新潟県中越地方 M2.2 震度2
6月2日11時49分頃 新潟県中越地方 M1.7 震度1
6月2日11時36分頃 新潟県中越地方 M2.9 震度3
6月2日11時33分頃 新潟県中越地方 M4.7 震度5強
追記:
6月3日04時35分頃 新潟県中越地方 M2.0 震度1
6月3日04時22分頃 新潟県中越地方 M2.1 震度2
■6月3日09時05分頃 福島県沖 M5.9 震度3