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2011.10.30 坂麗水様の薩摩琵琶演奏会【平家物語 ―『平家物語』が奏でる女人哀歌・激動の時代に翻弄された女人の運命―】のお知らせ

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鎌倉の講演でご一緒させていただいた薩摩琵琶の坂麗水様の演奏会をお知らせさせていただきます。

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◆『平家物語』薩摩琵琶演奏会◆
―『平家物語』が奏でる女人哀歌 激動の時代に翻弄された女人の運命―

日時: 12月3日(土) 15:00開演(14:30開場)

演目: 巴御前・静御前・大原御幸 他

会場: かめおか桂ホール 京都府亀岡市矢田町岸ノ上 7-1
                 Tel/Fax 0771-22-9970
                 http://www16.ocn.ne.jp/~katsurah

チケット: 3,000円

お申込み: 桂 Tel/Fax 0771-22-4846

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琵琶というともう私にはとても遠い世界でしたが、坂様のお蔭ですっかり親しませていただきました。日本文化の基層としてとても大切なものと思います。何故なら演奏という芸を超えて琵琶には源平の争乱で滅んだ方々への鎮魂があるから・・・

そう、琵琶が鎮魂の楽器ということも坂様に教えていただいた大切なこと・・・

琵琶だけでなく、かつて音楽や芸能は神に捧ぐということが基底にあったのですものね。現代人が忘れている大切なものを坂様は教えてくださいます。

何回か拝聴したとき、坂様は舞台でそういう魂のことを、そして琵琶という楽器や歴史を琵琶を手にされた美しいお姿でわかりやすく親しみをこめてお話してくださいました。今回の舞台にそれがあるかわかりませんが、『平家物語』にまつわる演目を揃えられるとのこと・・・、とても楽しみな舞台です・・・、といっても、ほんとうは『平家物語』なのだから、楽しみなどという語は使えない大変な悲劇の世界なんですけど・・・

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2011.10.30 ツイッターの呟きを転載…「源氏物語と鎌倉」の進行状況と、平岡篤頼先生訳・シモンの『路面電車』のことなど

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↑ 今朝の朝焼け・・・朝焼けは最初が赤く、陽が昇るにつれて金色に神々しくなります。

☆ツイッターからの転載・・・10月29日・30日分です。

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10月29日

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おはようございます。「源氏物語と鎌倉 白蓮の章…鎌倉1」は、昨日比企の乱を書きました。やっと仙覚が誕生。成長して鎌倉の将軍サロンで親行と合流します。『尾州家河内本源氏物語』の成立は映画「愛と哀しみのボレロ」のようです。互いに知らない時空に生きた同士があるとき一緒になり……

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昨日の帰り書店に入ったらシモンの『路面電車』があった。2003年。平岡篤頼先生訳。日本の中世の歴史に入って文学を中断して久しい。私のシモンは『アカシア』で時間が止まっていたと感慨。今日は『路面電車』を持って出てきました。

odayuriko 
今日の収穫…、「低声で息のながい文体だけくらべても、『失われた時を求めて』のプルーストが、いかにシモンに大きな影響を与えたかは、今更言うまでもあるまいが、紅茶に浸したマドレーヌ菓子のいくぶんざらざらした甘い舌触りが、不意に忘却のかなたにあった幼い日々の記憶を」(続く )

odayuriko 
(続)「呼びもどすという《心情の間欠》現象が、その延長上の『フランドルへの道』以降のシモンの作品の構造に決定的な刻印を刻んでいることも疑いを入れない」(『路面電車』平岡篤頼先生「シモン論的あとがき」より)。そうだったのですか~、という驚きとともに嬉しい納得…

odayuriko 
今日の収穫(その2)同じく『路面電車』平岡先生訳「シモン論的あとがき」より:《早く読める》わかりやすいタイプの小説だけを《小説》と呼びたいならば、ヌーヴォー・ロマンは小説と呼ばれなくても差し支えないのである。むしろ従来《詩》と呼ばれていたもののもつ非合理だがもっと直接的な(続)

odayuriko 
皮膚感覚とか内臓感覚、直観的な感性に即した要素が、小説のなかでも圧倒的な比重を占めるようになったのであるから、問題は《小説》という時代遅れの暖簾を守るべきなのか、文学という品質第一の店の伝統を守るかという選択に帰着する。……

odayuriko 
昨日、シモンの『風』にちょっと目をとおしただけで心洗われ、文学は詩だと強く思った。けれどしばらくして「でもベストセラーになるような現代の小説に詩なんてない」と気づき、詩を追っていたら受け入れられる小説は書けない?と不安になった。その解決を既に平岡先生は書いて下さってました…

10月30日

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朝焼けでした…

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おはようございます。朝焼けを撮って二度寝しました。「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語』に生きた人々―」第二部「白蓮の章…鎌倉1」は実朝の時代を書いています。昨日鎌倉の講演後に頂いたアンケートの結果が届きました。「河内本源氏物語の成立事情がよくわかった」とのこと。嬉しい反応…

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2011.10.30 今朝は強烈な朝焼けでした・・・

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5:56の東の空です。空全体が赤く染まりそうな朝でした。そして東はご覧のような強烈な焼け・・・。北東―南東に架橋する上段斜めの雲は三陸沖―小笠原諸島です。

問題は山のようになって見える正面低空の雲。ごつごつした溶岩流が灼熱に焼けているかのような朝焼け・夕焼けはかなり要注意です。

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2011.10.28 ツイッターの呟きを転載・・・「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」のことなど

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ツイッターの呟きを転載させていただきます。

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10月26日

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おはようございます。「源氏物語と鎌倉 白蓮の章…鎌倉」は順調に書き進んでいます。余裕ができたのか秋が深くなってきたからか撮りたい気持ちが湧いて。春に購入したレンズ、直後に震災があってまだ箱のまま未開封。そろそろ出して使ってみたい気持ちになってきました。

odayuriko
昨日書いた薩摩琵琶の坂麗水さんから演奏会のお知らせが届きました。12月3日(土)15:00開演。場所は・・・、なんと「かめおか桂ホール」。京都です・・・。私は行かれそうにありません(泣)。演目は平家物語に登場する女性をテーマに巴御前・静御前・大原御幸他、だそうです。

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ようやく春に購入したレンズを装着して試撮り。仕事が報道だったから縁がなくはじめてのマクロレンズ体験。湿った黴の臭いがしそうな書庫…みたいなのを撮りたくて…。ただのコピーの束もこんなふう…。これから楽しみです。レンズが変わると世界も変る? http://pic.twitter.com/ePz7M4qB

10月27日(新月・・・新しいサイクルで物事をはじめる日!)

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気がついたらアイコンが一年前の写真…。昨年鎌倉投信邸で講演させて頂いてからもう一年が過ぎようとしている。この一年ほど激動の年はなかったと生涯を振り返っても言えるだろう。三月の震災に続く原発の恐怖。そして、私的にも…。でもまだ年内にやりたいことが…。アイコン変えました…

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おはようございます。「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」第二部「白蓮の章…鎌倉」を(その一)と(その二)に分けました。(一)は源家将軍時代、(二)は摂家将軍・宮将軍時代です。同じ鎌倉でも文化で一線を画していますから。

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昨日撮った井の頭公園の小さな秋…、紅葉はまだです  http://pic.twitter.com/Ox4DBTbB

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新しいレンズを装着したカメラをもって秋の公園をまわりながら、桜を撮るためにこのレンズを買ったのだと思いだす。春にできなかったことを今している。桜は見上げながら撮る。秋は枯葉に下草…。下をばかり見ていることの差異。今朝の一枚です http://pic.twitter.com/WEqCrJSU

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私はやっぱり秋が好き…と思う。『源氏物語』も落葉宮が好きなのは物語からよりも名前に惹かれ…。野分や夕霧の帖が好き。みんな情緒…。風情・情緒・気配・・・、なにと指すのでない日本的な空気感。歴史でもなく文学でもなく… 朝の一枚です http://pic.twitter.com/ObADzG4w

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今日は新月…。忘れていたのに多分人生であのときと後になって思うだろう一石を投じた。そのあと新月とTLを見て知って巡りのサイクルに自然にのっていたことに感謝。多分うまくいく……。いい出逢いがあったから……

10月28日

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おはようございます。「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」第二部「白蓮の章…鎌倉」は建仁二年の光行一時帰洛まで進みました。建仁寺建立にまつわる上洛。このツイッターで建仁寺の門が平重盛邸のを移築したものと教えて頂いて開けた展開。国文学だけでは解明できなかったこと…

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建仁寺勅使門です。たまたま八月に京都に行くことになっていて、その直前にツイッターで重盛邸の門を移築と教えて頂き、急遽撮影コースに組み込んで撮ったもの。建立年と光行の一時帰洛年が一緒で?と。開基頼家で視界が晴れました。矢の疵跡が残っています http://pic.twitter.com/q985CXF4

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「プラタナスの枝がほとんど狭い窓まで届きそうで、夜になると、街燈がその動きやめぬ影を投影して、ゆらめく剣のような葉の…」、寂しくなるとシモンに還る。『風』。平岡篤頼先生訳。文学は詩と強く思う。早く歴史の文章を終えて詩に還りたい気持ちが募ってきました。あと少し……

odayuriko
@Thouartmore 朝のリツイート、ありがとうございました。渡仏と伺って平岡先生の「パリその日その日」を思い出してしまいました。パリでなさるプルーストのご翻訳、なんと贅沢なと目の眩む思いです。楽しみにさせて頂きます。

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2011.10.26 ツイッターからの転載/「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」のこと

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「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」の「第二部白蓮の章…鎌倉」を書き進んでいます。

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10月25日
odayuriko 
おはようございます。兵藤裕己氏『平家物語の読み方』(ちくま学芸文庫)拝読中です。第Ⅲ部「平家物語の生成」がおもしろくぐいぐい惹かれています。文筆家の手で編纂される前に幾つか「語り」の物語が既にあり、それを集合体にしたとき、文筆家が当初意図したコンセプトが物語によって生成→変化と…

odayuriko 
(続)『平家物語』成立に関する著作は少しは読んでいたのですが、兵藤氏ははじめて。文筆家的立場の私にはに「語り」を除外視したい無意識が働いていて多分そのせい。でも最近薩摩琵琶に接して変わった。兵藤氏のご論はとても流動的で、それがテクストの生成の流動性と波動が同じでたゆたう感じ・・・

odayuriko 
(続)今まで成立に関しては読み本系か語り物系かの二者対立。あるいは延慶本系か覚一本系かという対立。読者の私にもどちらの説につくか迫られるような印象でした。でもテクストはもともと流動するもの。文筆家の決めた枠が集めた物語に引きずられて揺らいだ生成、『平家物語』も生きているんですね

odayuriko 
(続)朝から連投で失礼します。鎌倉の講演でご一緒させて頂いた薩摩琵琶奏者の坂麗水さん。彼女は赤間神社でも奉納演奏されています。彼女に『吾妻鏡』の記載で、頼家の将軍就任吉書始に参列する光行がどんなに偉い鎌倉の御家人より上位なのと話した時、「貴女、それは大変なことよ」と…

odayuriko 
(続)「それはきっと京都の意向を受けての下向よ」と。光行の資料は本当に無く、ただその記載と歌合の参加時期を繋いで考えるしかなく、身分の低い光行が京都の意向を受けてなど考えられなかったのです。でも、昨日書いた吉田経房との関わりで考えると坂さんの言われた意味に適ってきます。ご縁ですね

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2011.10.24 ツイッターの呟きを転載させていただきます・・・原稿「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」について呟いています

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「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」という原稿に専念しています。ですのでこのブログを細かに更新できません。ツイッターも毎日朝少し、原稿に関する進行状況や思いをつづるだけにしています。

これまでの呟きをまとめて転載させていただきます。

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10月22日

odayuriko 
おはようございます。意識が繰り出すままに言葉を紡いで進めている「源氏物語と鎌倉―『源氏物語』写本に生きた人々―」。昨日、「第一部 紅蓮の章…京都」「第二部 白蓮の章…鎌倉」という構想が湧きました。「京都」では源光行と平家の関係を書いているのですが、急に後徳大寺実定が浮上・・・

odayuriko 
(続)光行は『源氏物語』研究に協力があった人物を四人挙げています。後徳大寺実定・俊成・良経・久我通光です。実定は光行が29歳の年に亡くなりますから、平家文化の中で接していたことが明らかな人物。平家との関係を書いていたら実定ももっと書いておきたくなったのでした・・・

odayuriko 
(続)『平家物語』のなかで実定が多子を訪ねる「月見」のエピソードの優美さ。これは何だろうと思うのですが、実定は『源氏物語』的人物を担わされているような。こういう研究があるかどうか知りませんが、実定の位置決定には光行の意図が働いているのでは…などという気がしています。

odayuriko 
私は今水底に沈んだよう。揺れる藻蔭に棲息しひっそりと息を潜める。見ているのはただ著そうとしている世界だけ。こうなった時に生み出す文章が好き。でもこれを掴むまでが大変だから暫く世に戻りたくないと思う。「紅蓮の章京都」終わる。最後の文章は、平家の滅亡とともに終わった定家と光行の青春…

10月23日

odayuriko 
おはようございます。昨夜から「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語に生きた人々』―」の第二部「白蓮の章 鎌倉」に入りました。また新しい世界なので坩堝の中心におりるまで言葉を試行錯誤しつつ淘汰します。この作業がまったく新しいと苦しいのですが、すでに第一部を経ているので少し楽です。

10月24日

odayuriko 
おはようございます。「源氏物語と鎌倉 白蓮の章」、光行が何故鎌倉に下向したかわかった気がします。パワポの編集で映像で追っている間は時間と空間の移動ですみましたが、文章にすると論理が必要。曖昧に進められないので考えていたら吉田経房が浮上。三善康信と共に光行を守ってくれた人です。

odayuriko 
(続)実は経房は18歳の光行が新都造営で測量に携わったとき、上司として後徳大寺実定・源通親と共にいました。『源氏物語』に精通する文人政治家として実定・通親ばかりに気をとられていて今まであえて意識からはずしていました。が、鎌倉下向以降になると俄然経房が光行に関わってきます。

odayuriko 
(続)むかしから私は一つ作品を仕上げると次に書く文章は論文かエッセイ…、という繰り返しでした。エッセイで何か掴んでそれが次の作品の糧となる…。光行に関しては写真で空間を掴み、文章で論理を追求と、相互に影響し合っていい具合に進行しています。

■写真は羽田空港・・・、昨日JALの格納庫を見学してきました。羽田空港といえば懐かしい勤務地。格納庫見学の募集を見てすぐ申し込みました。格納庫から撮った離陸がちょうど西日を背景にするので素敵でした。

空港見学といえばハイライトはビッグバード・・・。でもそれは私にとって懐かしい地でなく、展望台に立っても違和感・・・。なんかなあ、もう郷愁も薄れたのかなあ、と思っていました。が、昨年オープンの国際空港ターミナルビルに行ったら、あ、ここ! と思ったのです。

まず、音が・・・。キーンという飛行機のエンジンを吹かす音。それが聞こえてくる方向。その響き具合・・・、ここだとわかりました。この建物の位置にかつて私が勤務した写真部があったのです。

それでビッグバードの展望台から眺めていたときの違和感がわかりました。国際空港ターミナルビルの展望台からは管制塔が眺められます。そう、管制塔の見える風景・・・、それが私にとっての羽田空港なのでした。ビッグバードの展望台からだと管制塔は背後になっていたのですね。

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2011.10.21 ツイッターの呟きをまとめて転載させていただきます・・・「源氏物語と鎌倉」という原稿をはじめていて

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10月19日
odayuriko おはようございます。昨夜、「源氏物語と鎌倉 ―鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで―」という原稿に着手しました……

odayuriko 
夕焼けだったようです。

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(この日は怖いくらいの夕焼けだったんですね。あとで地震予知のサイトを拝見して知りました。焼け残った感じで予想はしていたのですが、それをはるかに上回っていました。三月の震災の前兆も「鎌倉の源氏物語」に専心していて見ていませんでした。撮るべき空も、別のことに気をとられているとシャッターチャンスさえ逃がします。この日の夕焼けは三月の震災の余震を思わせる危機を覚えます。
→【10月21日17時06分 21日17時03分頃 北海道上川地方中部 M6.2 震度3 】が発生しました。この前兆だったのでしょうか)
追記:10月22日夜
【10月22日02時57分頃 南太平洋 M7.4】が発生しました。異常な夕焼けはこの地震前兆だったようです。
追記:10月24日朝
【10月23日19時41分頃 中東 M7.4】、今度はトルコで地震が発生しました。

10月21日
odayuriko
おはようございます。「源氏物語と鎌倉 ―『河内本源氏物語』に生きた人々―」という文章を綴っています。やっとタイトルが定着してきました。

odayuriko 
「鎌倉の源氏物語」との奮戦は2005年頃からになります。「河内本源氏物語」という『源氏物語』二大写本の一方の雄が鎌倉で成立したことを知って驚き、そんなに凄いことが一般に知られていないことの義憤に駆られたからでした。それで校訂者源光行の伝記の形で書いて上梓しようと思ったのです。

odayuriko 
(続)そうこうしているうちに2007年、突然来年の2008年は源氏物語千年紀という発表があり、それならその年に上梓をと思ったのですが、原稿が何回書いても最終章で躓いて仕上がらず、急遽「写真でたどる源氏物語の歴史」というテーマの写真展に切り替えて開きました。

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(続)最終章で躓いていたのは『尾州家河内本源氏物語』が北条実時の書写でなかったからです。従来の実時説ではどうしても齟齬がでて無理だったのです。宗尊親王制作と結論が出た今こそ最終章もまとまるはずと、また原稿を2005年頃の初心に還って始めました。時が経った分こなれてふくよかです。

■冒頭の写真は鎌倉は比企ケ谷の妙本寺。仙覚の万葉研究碑を撮りにいったときのもの。12月だったので今はまだこの紅葉はないでしょうね。

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2011.10.10 講演【源氏物語と鎌倉】のようすをFacebookページのアルバムにしました! スライド上映のようすと、倉田生子さんの舞台装飾「花結び」、そして坂麗水さんの薩摩琵琶の弾き語りです

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10月8日の鎌倉生涯学習センターにおけるフォーラム【源氏物語と鎌倉】の一部始終を、Facebookページに、20枚ずつ二つのアルバムに仕立てました。ご覧いただけたらと思います。

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.282009525156968.74421.188841407807114&l=17f344ec35&type=1

http://www.facebook.com/media/set/?set=a.282016978489556.74423.188841407807114&l=0ec3c61dd8&type=1

◆今朝、主催者さまからメールで

ご来場のお客様に書いていただいたアンケートでは、
織田先生の講演、美しい映像ともに大変良かった、
鎌倉に関する文化、教養、知性を感じさせる会でした、
との声が寄せられております。


といただきました・・・

鎌倉に関する文化、教養、知性」と受け止めていただいて、やり甲斐あったと心から嬉しく思います!

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2011.10.9 昨日8日、無事に鎌倉の講演「鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで」を終了することができました・・・取り急ぎ会場のようすをアップさせていただきます

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昨日無事に鎌倉での講演【源氏物語と鎌倉―鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで】を終了することができました。長いあいだずっとこれにかかってきましたので終わったことが嘘みたい。翌日はさぞ虚脱感でぐったりするだろうなあと思っていましたが、意外にも凄い爽快感。やり遂げた充実なのでしょう。ありがとうございました、と関わってくださった方、励ましてくださった方、すべての方に心から申し上げたい気分です。

それから、会場に月光の会から大きな花籠をいただきました。有難いというよりこんなことをしていただいてと恐縮してしまいました。でも、こういうとき、私は一人じゃないんだなあ、仲間と思ってくださる方がいるんだなあと、内心ひそかにうるっとします。

朝から写真やツイッターのチェック等をしています。ツイッターから会場に来てくださった方もいらして、早々に感想を呟いてくださったいました。発見して嬉しかったです!!

youquigo 結崎 剛
織田百合子さん講演「鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで」、面白かった。ともに苦楽を分かちあった、藤原定家と一コ下の幼なじみ・源光行が、源平の争乱により鎌倉へ下向し、武家武家しい鎌倉に京都のみやびな文化を伝達したという、推理小説風に文化の伏流水を探る情熱的講演。百枚の写真も凄い!

以下、私のツイッターへの投稿を転載させていただきます。

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odayuriko 
おはようございます。昨日8日、無事に講演「鎌倉で『河内本源氏物語』ができるまで」を終えることができました。励まして下さった皆様に心から御礼申し上げます。もっと疲れてるかな?って思ったのですが、意外に爽快。写真は開始前の舞台です。  http://pic.twitter.com/7oA66dOb

odayuriko 
もう一枚講演中です。スライドを上映しながらお話させていただいています。今まで小さな会場でしていた時はスライドをレーザーポインターで指しながらお話していたのですが、大きな会場ではそれではマイクに音が入らない経験。PC画面を見ながらしました。 http://pic.twitter.com/z5in64R0

odayuriko 
会場が大きいので客席が埋まらなくても誠心誠意お話させていただこうと決めていたのですが170人もの方にいらして頂いたよう。こういう企画では異例と驚かれました。私はとにかく光行のような多大な貢献をしているのに歴史に埋もれている方々の功績を世に浮かび上がらせてさしあげたく思っています。

odayuriko 
@tomo_yokochi ありがとうございます。鎌倉の源氏物語の認知はまだまだ。鎌倉市主催でして頂いた昨日は最初の一歩かもしれず、聴いて頂いた方の口コミで拡がっていくことを願ってやみません。文化は社会と表裏一体、人間と遊離した考え方では捉えられない、そんなことを思っています。

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2011.10.7 鎌倉の講演【源氏物語と鎌倉】がいよいよ明日に迫ってきました・・・イベント情報を再掲させて頂きます

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パワーポイントで編集した100枚のスライドを上映しながら解説させて頂きます。ご参考までに上に使用するスライドを数枚アップさせていただきました。

『源氏物語』というと京都が主体ですが、写本の世界において二大写本と称された「河内本源氏物語」は鎌倉で成立しています。が、鎌倉の源氏物語ということで、今まであまり研究されてきていません。

けれど、鎌倉には『尾州家河内本源氏物語』という重要文化財にも指定されている立派な写本が成立した事実があります。これも鎌倉滅亡とともに鎌倉から流出して、足利将軍家→豊臣秀次→徳川家康→蓬左文庫と所蔵が移り、現在鎌倉にないために、鎌倉市民の方々さえも鎌倉にこんな立派な源氏物語文化があったことを知らないでいる方がほとんどです。

講演では、紫式部の『源氏物語』が何故鎌倉に下り、「河内本源氏物語」となって、『尾州家河内本源氏物語』にまで結実したかの歴史をお話させていただきます。

◆◆◆◆平成23年度 男女共同参画フォーラム 【源氏物語と鎌倉】◆◆◆◆

講演:鎌倉で「河内本源氏物語」ができるまで 織田百合子
薩摩琵琶:「葵上」 坂麗水
舞台装飾:花結び 倉田生子

日時:10月8日(土) 午後1:30~4:00 (午後1:00開場)
場所:鎌倉生涯学習センター ホール (鎌倉駅東口徒歩3分)
☆事前申込制
☆入場無料
☆定員:250人
☆お申込・お問合せ:鎌倉市 人権・男女共同参画課
      電話: 0467-61-3870
      FAX: 0467-23-8700
      Eメール: j-josei@city.kamakura.kanagawa.jp
「10月8日のフォーラム参加希望」・お名前・電話番号(市外局番から)を記載してください。

主催: かまくら男女共同参画市民ネットワーク「アンサンブル21」 ・ 鎌倉市
共催: 神奈川県立かながわ女性センター

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今朝、ツイッターに呟きました。いよいよ迫った心境を。転載させて頂きます

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鎌倉生涯学習センターにおける講演【源氏物語と鎌倉】がいよいよ明日に迫ってきました。リハーサルでパワーポイントが無事上映できるのを確認しましたので、今日は何もしないで心静かに過ごします。鎌倉市役所のイベント情報を載せさせて頂きます http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/danjo/23forum.html

odayuriko 
講演は紫式部の『源氏物語』が、白河院と待賢門院璋子によって「国宝 源氏物語絵巻」となり、平清盛によって王朝文化の具現となり、その文化の恩恵を受けて育った藤原定家・源光行によって「青表紙本源氏物語」「河内本源氏物語」となり、第六代将軍宗尊親王によって『尾州家河内本源氏物語』となる

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(続)その壮大な時間の流れを、パワーポイントで編集した100枚のスライドを使って解説しながら進行します。70分…、ちょっとした映画を観たような気分になっていただけるのでは?と自負しています。100枚のスライドはこちらFacebookページで公開しています→http://www.facebook.com/home.php#!/pages/%E7%B9%94%E7%94%B0%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90/188841407807114

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(続)写本は人の手によって作られます。ですので「河内本源氏物語」が鎌倉で成立した背景には、それを成した源光行・親行親子の人生があります。二人が交流した人脈・人間模様があります。一見して難しそうな写本ですが、成立の背景には熱い人間ドラマが潜んでいます。それを観て頂けたらと思います

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2011.10.1 鎌倉の講演【源氏物語と鎌倉】に使用するスライド100枚を、Facebookページにアルバムとして一挙公開しました

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10月に入りました。一週間後の今日はもう講演当日です。いろいろ準備してきて万端整え頑張っています。

昨日、Facebookページに使用するスライド100枚を一挙にアップしました。テーマ毎にアルバム1からアルバム7まで作りました。Facebookに登録されていない方もご覧になれますので観ていただいたら嬉しいです。

http://www.facebook.com/home.php#!/pages/%E7%B9%94%E7%94%B0%E7%99%BE%E5%90%88%E5%AD%90/188841407807114

冒頭のスライドは三枚目。『尾州家河内本源氏物語』がメインテーマのお話です。撮影は鎌倉の由比ヶ浜。偶然、物凄い夕焼けに遭遇して、急いで浜まで行って撮りました。

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