毎日追われるように作業を進めつつ、合間合間に日程をこなしていると現実感がなくて、自分が今何をしているのかわからないまま日々が過ぎています。でも、その間にも着々と事実だけは進行しているのです。だから、自覚もないのに、何となく成果ができていて、作業も終盤に近づき…と。せめて毎日の確認にとツイッターだけはメモ代わりに呟かせていただいているのですが、それも気がつくともう何日も溜まっていて…
と、そんな今日この頃。ツイッターの呟きを転載させていただきます。
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11月17日
odayuriko
「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語』に生きた人々―」の件。昨日は口絵の写真を選んでキャプションを考えました。固い内容なのでせめて手にとったときにくつろげるようカラーで何枚か載せます。橋の塗り替えなどで今はもう撮れない称名寺の桜の季節の写真、これはなんとしても使いたい、とか…
odayuriko
さっき固い内容と書いて思い出した。先日、10月8日の講演を聴いて下さった方にお会いしたら、難しいことを語る人のように敬遠された感。それで、写本という国文学の話と思うと難しいけど、写本を作った人たちのドラマなんですと言ったら、ああ、そうだとハードルが低くなって私にもわかりますと…
odayuriko
(続)作家が時代小説を書く時資料に依る。そしてこなして小説にする。鎌倉の源氏物語に関する資料はないから、私が今それを書いて紹介している。だからまだ資料の段階で難しいのは当然。なのに作家が書いているから難しいとばかりに敬遠される。私の本から拡げて普遍的な小説をどなたか書いて下さい!
odayuriko
突然はじめてしまいました。新しいブログ…。10年前後、国文学の研究だけの世界にいて、外側から写真を眺めていたら、やっと小さいときから馴染みすぎてかえって自分の写真をみつけられないでいた苦しみから解放され、写真に還りたくなったかのよう…… http://akaruiheya.exblog.jp/
11月18日
odayuriko
ほんとうにそうですね。どうしてこんなことがとふしぎに思います。最初は訴えれば理解していただけると思っていましたが、既成の風穴をあけるのはやはり相当大変。それで本まで(笑) @Hirosh_athene 鎌倉における源氏物語の受容過程は、今まで誰も思いつかなかったのだと思います
odayuriko
photoblog、更新しました。シグマのマクロレンズ試し撮り・・・。写真のブログは校正しながらの文章と違ってさくさくできてしまいます。初校が届いているからそれにとりかかる前にちょっと気分のリフレッシュ http://akaruiheya.exblog.jp/
odayuriko
@mcshinok ブログが軽快すぎて怖いようです。どんなことも最初は四苦八苦でも重ねていけば何か掴むから、自分の写真という手ごたえを掴みたいと思ってはじめたのですが、こう軽快だと別の方向にいってしまいそう(笑)
11月19日
odayuriko
おはようございます。「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語に生きた人々』―」、初校が揃いましたので詰めの作業に入っています。
odayuriko
@mcshinok 生まれた時から写真に馴染んで育ったので、撮る楽しみって私は感じた事ないんです。写大に入って同級生が皆希望に燃えてやる気満々なのに怖じ気づいて登校拒否になりました。ベクトルが真逆のこれを解決しないと人生でうまく生きていかれない位に思っています。
odayuriko
「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語に生きた人々』―」、校正にかかっているのだけれど、執筆と違って思考回路に余裕がある。今日溜まっていた身辺整理をしたら日録が半月分真っ白。それだけ没頭していたんだ…と今更に。ずっと先にいって振り返った時、おそらくあれが生涯のと言うだろう日々…
syuuigusou kfjt
神保町との往還の地下鉄車内では、持参していた岩波文庫の『千載和歌集』をぱらぱらと読んでいた。新古今和歌集より20年ほど前に藤原俊成が単独で、崇徳院鎮魂の願いもこめて編んだこの和歌集は、一貫した情調の流れる和歌集であることが、くっきり見える。それが、俊成の個性でもあるのだ。@odayuriko がリツイートしました
syuuigusou kfjt
『千載和歌集』冬歌に並んで配列されている藤原俊成と、天才貴公子、藤原良経の歌。俊成が、「月さゆるこほりのうへにあられ降り心くだくる玉川の里」。良経は「さゆる夜の真木の板屋のひとり寝に心くだけとあられ降るなり」。二十歳の良経の才能は明らかである。@odayuriko がリツイートしました
syuuigusou kfjt
不思議なことに、今回の笠間書院【コレクション日本歌人選】には、藤原俊成の巻がない。昔の筑摩書房【日本詩人選】でも、俊成は藤原良経と合わせて2人で1巻という扱いだった(塚本邦雄著)。俊成研究には、谷山茂、松野陽一などの学者が出たのに、若手はどうなのか? 俊成は化け物なんだがなあ。@odayuriko がリツイートしました
odayuriko
syuuigusou様の藤原俊成ツイートをRTさせて頂きましたが、谷山茂先生のご論で、俊成が若き頃参加した崇徳院歌壇にいたのが忠盛で、忠盛の歌はむしろのちの俊成の千載和歌集と同質と。俊成はもしかして忠盛の作風に学ぶところ大きかったのかしらと興味深く思いました。
odayuriko
まじめに千載和歌集を読みたくなってきました RT @Thouartmore 「石を打つ光のうちによそふなるこの身のほどを何なげくらん」@syuuigusou 俊成は化け物なんだがなあ
odayuriko
続き…そして、「昔の筑摩書房【日本詩人選】でも、俊成は藤原良経と合わせて2人で1巻という扱いだった(塚本邦雄著)」は絶品です!! 懐かしく思い出させていただいて嬉しかったです。
11月20日
syuuigusou kfjt
大岡信氏が「とこしへの秋のうた」に引いた俊成の歌:「夏もなをあはれはふかしたちばなの花散る里に家居せしより」「風さやぐさ夜の寝覚めのさびしきははだれ霜ふり鶴さはに鳴く」「おく山の岩垣沼のうきぬなは深き恋路になにみだれけむ」「世中を思ひつらねてながむればむなしき空にきゆる白雲」@odayuriko がリツイートしました
odayuriko
教えていただきありがとうございます。探して拝読させていただきます。 RT@syuuigusou 今見ても、大岡信氏の俊成の歌の選び方は、俊成とその歌について、ひじょうに明確にその本質を把握されていたことを示している。傑作詩集『悲歌と祝祷』
11月22日
odayuriko
おはようございます。未明の三日月、綺麗でした! テレビでは地平線の茜色焼けが写ってそれも綺麗でした。昨日、「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語』に生きた人々―」初校の校正を終わり、返却しました。190頁、学術書としては理想的な分量だそう。論文3本に書き下ろし90枚です。
odayuriko
最初、講演に使った写真でガイドブックをという話で進めていたのですが、やはり私は文章で勝負したいと思って論文を入れることにしたら、編集の方が学術書として扱って下さることに。それで私の憧れのA5版、薄くてちょっとつるつるした紙で、ちょっと文字がぎっしり。どうしても難しめが好き…(笑)
odayuriko
別の写真を探していたのですが、「新倉の逆断層」がありましたので…。山梨県早川町にあります。古い6千万年前の黒色千枚岩質粘板岩が、新しい2千500万年前の凝灰角れき岩の上にのしあがっています。地中の神秘が地上で観られる場所です。 http://twitter.com/odayuriko/status/138745434704318465/photo/1
odayuriko
もう、何年か前、フォッサマグナに興味をもち、糸魚川―静岡構造線をたどって撮って歩いたときの一枚です。まだフィルムカメラの時代…
odayuriko
カレンダーに早稲田とだけ書き込みがあって、早稲田に何の用があったか、誰と約束したのか、何も覚えてなくて、まったくのここのところの私ったら本当に日常を生きていなかったと改めて感慨。やっと思い出したのだけれど、九陽文庫の展示が今月末まで。行かなくては! 思い出してよかった…
11月23日
odayuriko
おはようございます。「源氏物語と鎌倉―『河内本源氏物語に生きた人々』―」は表紙のデザインに入りました。写仏を受講していたときに描いた蓮華の線描画を使うことに。まだ試案ですがPC画面にそれを見るとそれまで架空のできごとだったようなのが突然現実に。やはり百聞は一見に如かず、ですね。
odayuriko
また仏文出身…。何だろう、フランス文学には毒かある。革新とか、抵抗とか、革命? リポート笠間の巻頭対談に塚本邦雄が仏文出身と。道理でとすべてが瓦解。既成の概念でない閃きと挑戦は多分国内の文学を学んでいたら生まれなかった。でも何故仏文?英文でも独文でもなく、とひっかかっています。