2011.12.23 ツイッターの呟きを転載…12月16日~23日まで/岩佐美代子先生の花園院宸記のこと、吉岡幸雄先生の「王朝のかさねの色展」のこと、『失われた時を求めて』の極上の恋愛小説「スワンの恋」を読んで、など
毎日忙しくて気がつくと何日も過ぎています。前回ツイッターの転載をして更新しないままに日が経って、一週間分がたまっていました・・・
今朝は『源氏物語と鎌倉』のアマゾンでの予約受付開始のニュース! お陰さまで年末にいろいろと漕ぎつけることができました。ありがとうございました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4877862706/ref=cm_sw_r_tw_dp_MbY8ob1B4H3E4
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12月16日
odayuriko
『源氏物語と鎌倉』プレゼント…今日の新聞で配布された「鎌倉Press 逗子.葉山」に載っています。画面左下の写真です。お二人に。0467(61)1930
odayuriko
済みません。電話は銀の鈴社でした。応募方法を改めて。葉書かfaxで、希望商品番号②・住所・氏名・年齢・電話番号・本誌の感想を明記。251-0052藤沢市藤沢462 日本生命藤沢駅前ビル4F 湘南リビング新聞社「鎌倉プレスプレゼント」係へ。fax 0466(27)7410
sukemori_t 新三位中将平資盛
【平清盛 その美の世界 】国宝 平家納経 | 1月1日(日)放送[総合]前7:20〜8:20 http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=11w5120120101 、「平家納経」の美の世界だけでなく、「平家納経」がどのような経緯で作られたのか、清盛や後白河法皇などの人間模様、歴史的背景も!
@odayuriko がリツイートしました。
12月17日
odayuriko
コロタイプ印刷の研究会に向かっています。この方法で印刷された文化財も見せて頂きます。楽しみですが、ちょっと緊張…
odayuriko
帰宅しました。今日は至福の時を過ごしました。文化財の香にに埋もれて。花園院宸記は岩佐先生の原点のような存在。コロタイプ印刷で復元したものを心ゆくまでご覧になって至福だったと。展覧会では綺麗な一場面しか展示されないけど復元は自在な書き方の書き損じのところまで思う存分見れて…と
odayuriko
震災と原発の大変な時代に『源氏物語と鎌倉』を上梓して思うのは、せめていつか「この本を出した年は」と平和を噛みしめつつ語れる世の中になること。今は生きていくことの方に必死の世の中だから文化とか文化財とか言葉にするのも憚られる。でもここで絶やしては後世に対していけないのだと必死に思う
odayuriko
岩佐先生の「本当に楽しかった。至福のひとときでした」のお言葉に含まれる文化の力。お顔には喜びと力強さが満ちていられました。私は先生の京極派歌壇から中世の和歌世界に入って、原点をたどるべく遡ったら鎌倉の源氏物語に突き当たったのです。先生の喜びはそのまま私が京極派歌壇に接した喜び…
odayuriko
岩佐先生の『中務内侍日記』は楽しくて、王朝の女房日記にしか目が向いていなかったから新鮮でした。そこに登場するのが晩年近い飛鳥井雅有で、その雅有は幼少時、鎌倉で「河内本源氏物語」を成した源親行らに可愛がられて育った人。成長して金沢文庫創設者の北条実時の娘婿になり…とそんな連環です。
odayuriko
連投で恐縮ですが、ひとつだけ。飛鳥井雅有は晩年近い伏見宮廷で「源氏のひじり」と呼ばれる権威になりますが、その原点は鎌倉。10歳にも満たない少年時代、彼の周りには宗尊親王がいて源親行がいて実時がいて『源氏物語』に湧いた環境。源氏物語は京都から流れ込んだのにここで逆転現象が起きてます
12月19日
odayuriko
昨日のコロタイプ印刷研究会で展示されていた花園天皇宸記。コロタイプ印刷は写真を使った版画のようなものだから復元模写と違い風格がまるで本物。花園天皇で思い出したのですが、嵯峨野を歩いた時に光厳天皇髪塔があって、撮りました。
odayuriko
岩佐美代子先生の『光厳院御集全釈』は私の宝物のようなご本。花園天皇は嫡流でないので父帝伏見院に中継ぎと釘をさされての即位です。12歳で人生を規制された悲哀を岩佐先生はいわれます。そして光厳天皇の養育にあたられました。さ夜ふくる窓の灯つくづくと影もしづけし我もしづけし(光厳天皇)
odayuriko
『光厳院御集全釈』といえば、読売文学賞を受賞したこのご本は光厳天皇の研究書としても凄く、以前太平記をご専門とする先生にお見せしたところ驚かれて「俺も買う」とメモされてました。そのときのその先生の目を瞠った感動の笑顔…、その後他界されたので懐かしく思い出されました。
odayuriko
おはようございます。『源氏物語と鎌倉』を金沢文庫のボランティアさんに配って頂くことにしました。関心のない方もいられるそうですがこの機にもって頂けたら。殆どの方にはじめての世界。多分殆どの登場人物を初見。読む方は当惑されるでしょうけれど、ご自分でキャスティングされるといいです。
odayuriko
(続)源光行・源親行・藤原定家・将軍頼経・宗尊親王・仙覚・竹御所…。多分定家くらいしか殆どの方には馴染みがないでしょう。なのでまず定家の俳優さんを決める。そして定家と同世代、父の世代、子の世代を考慮してそれぞれの俳優さんを。私は執筆時に大河になった時の配役を考えて楽しんでいます。
odayuriko
つい連投になって恐縮ですが、仙覚は大河ドラマになって欲しいですね!仙覚というと地味ですが篤い志の持ち主。そして一途で思いの深い人。生まれながらに危険な悲劇の人生を背負い、それにもめげずに万葉集研究に生涯を懸けて現代の私達に残してくれた。素敵なイケメンさんに演じて欲しい。誰だろう…
12月20日
odayuriko
めまぐるしい一日でした。やっとひと息ついて本当は就寝しなければならないのだけれど少しツイッターをと。カフカの「橋」を教えて頂いたのは詩人の清水昶先生。語り手が橋で、それが最後になってわかる。衝撃でした。以来、それをずっと引きずっていて、それが今回の写本が語り出した鎌倉の源氏物語…
odayuriko
と、そんなことを呟こうと思いPCを開いてメールを見たら、『源氏物語と鎌倉』を読んで下さった方から「まさに、資料は見つけ出して、語る人がいないと声を発せませんね」とあり、これって共時性?と嬉しくなりました。読みとって頂きありがとうございます!
odayuriko
おはようございます。雲ひとつない青空。中央線の高架から富士山の白い頂きが見えています。
odayuriko
多分丹沢の連山も、多摩丘陵も青い連なりでくっきり。こんなにくっきりははじめてかも。
odayuriko
今日ある方に言われました。『源氏物語と鎌倉』、資料がない事は国文学界では認められないと。知ってます、そんな事。と思う。そうして鎌倉にあった源氏物語文化が埋没してきたのです。源氏物語は国文学だけれど、私の手法は考古学。石器や土器の接合と同じことを定家や光行に当て嵌めました。
odayuriko
石器に文献資料はありません。でも割れて出土した破片同士を接合して嵌まれば、そこにその石器の文化があったとされるのが考古学。定家や光行と仙覚・宗尊親王を年代に当て嵌めて整合性ついたのが『源氏物語と鎌倉』。自説を主張するのでなく、俎上に乗せて皆様の目にとまって欲しい一心の上梓です。
odayuriko
でも、今日、『源氏物語と鎌倉』を「源氏物語を読む会」のメンバーに持って行ったら皆様ご自分のことのように喜んで下さった。中には涙を流したり、拝まれたり(笑)…。いい方たち…。こういう方たちと一緒でよかった。『源氏物語』を慈しむということは人の心を深くゆたかにするといつも思う。
12月21日
odayuriko
おはようございます。昨日の午後、中央線の高架から観た雲。伊豆諸島方面での発生と思われます。そういえば三宅島が噴火したとき、当地でも雲に影響があって強い磁気性を帯びてきらきら輝くような真っ白で細かい粒子の雲が龍のように空を躍動していました。
odayuriko
日本橋に行った帰りの車内でスワンの恋を読んでいるのだけれど、とうとう恋に嵌まってしまったスワンと馭者のやり取りがおかしくてならない。車内だからこらえるのにやっと。油断したら吹き出しそう。先を読み続けるのはもう無理と本はバッグにしまってTwitterに。凄い機敏!
12月22日
odayuriko
今日は曇天。(と書いて具注暦のようと…笑)。昨日は日本橋高島屋へ吉岡幸雄先生のかさねの色展に。美しいとしかいいようのない色の世界。吉岡先生の素敵なのは染色のお作品だけでなく『源氏物語』そのものの世界に精通し書いて下さっていること。『源氏物語の色辞典』を堪能させて頂いています。
odayuriko
昨日は会場で『色の歳時記』を購入。『源氏物語の色辞典』の妹版のようなご本。中の紙もすべて厚手のコート紙で写真が綺麗! 恥ずかしいからと遠慮するのに係の方が先生を読んで下さってサインを。「書店で見ない本ですね」と申し上げると「出たばかり」とのことでした。美しくも端正なご本です。
odayuriko
鎌倉の銀の鈴社から『源氏物語と鎌倉』の書店様向け受注のチラシを作ったから校正をとメールで頂きました。よくこういうチラシは見ますが自分の本がこうして紹介されているのを見るのはふしぎ。刊行記念イベント<新しい鎌倉の文学散歩:『源氏物語』と鎌倉の深いつながり>も載っています。
yagisyoten 八木書店 出版部
【新刊】本日、『尾州家河内本源氏物語 第4巻』が納品になりました。全10巻、フルカラー影印、限定250部! お申し込みはお早目に。詳細の内容見本はこちら。http://bit.ly/rO2Wcj
@odayuriko がリツイートしました。
12月23日
odayuriko
昨夜はスワンの恋の続きを読みながら就寝。カトレアの花の場面。極上の贅沢。の極み…。濃密すぎる時間。それが描写によるものか作者の意識によるものかなどと。以前読んだときにこんなだったとは思わなかった。高遠先生のご新訳に出逢わなかったら再読の機会はなかったでしょう。映画も思い出されて。
wingofkimera 朝香沙都子
『染織家吉岡幸雄の仕事 王朝のかさね色展 at 日本橋高島屋』 http://amba.to/ryzRvU ブログ更新しました
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odayuriko
気がつきませんでした。教えてくださってありがとうございます。感謝!です。 RT@kakitutei ただいま読書中。Amazonでも予約受付開始されましたね♪/源氏物語と鎌倉 織田 百合子 http://www.amazon.co.jp/dp/4877862706/ref=cm_sw_r_tw_dp_MbY8ob1B4H3E4