2011.12.15 ツイッターの呟きの転載…12月11日~15日朝まで/菱川善夫先生の思い出と高遠弘美先生の新訳『失われた時を求めて』のことなど
12月10日刊行の『源氏物語と鎌倉 ―「河内本源氏物語」に生きた人々―』は学術書の体裁をとっていますが、目標はあくまでも一般の方々のお手にとっていただきたいので、難しく思われないよう、口絵にカラー写真を四枚、目次の後、本文より前に人物相関図を付けて、視覚で親しみやすく入っていただけるようにしました。
口絵四枚は、目次の各章と呼応していて、その章の象徴的な写真を選んでそれにその粗筋を書きました。だから、本文を読まなくても、この口絵をご覧になるだけでも、この本の世界が一望できます。
以下、ツイッターの呟きを転載させていただきます。10日に大量の本が到着したときからお世話になった方々に順次発送させていただくなど、それにかかりきっています。
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12月11日
odayuriko
おはようございます。今日で震災九か月。犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。昨日ドイツからお便り。ドイツでは『源氏物語』はアーサー・ウェイリー訳で知られていて、神秘の文学とみられているそう。恋愛がミステリアスなものと位置づけられているなんて、さすが哲学の国…
odayuriko
昨日は満月。そして皆既日食に赤い月。そんな日に『源氏物語と鎌倉―「河内本源氏物語」に生きた人々―』は届きました。昨夜それをあるところに提出して年初来の計画が完了しました。終わるなんて信じられない長かった道…。でも終わったんですね。今日から個人に戻ってフリーの感覚で始動開始です。
odayuriko
おはようございます。琵琶湖、綺麗ですね。竹生島が見えているのでしょうか。『源氏物語と鎌倉』には竹生島の写真も入れました。経正ゆかりの島として。 @gerrry8 今日も琵琶湖は穏やかです
odayuriko
ボードレールのコレスポンダンス、万物照応。これって『源氏物語』の自然観に通じると思う。唐突ですが…。あと田村隆一の「私は犠牲になるために生まれた」のような詩句があった作品。あれから人生観が変わったと思う。鎌倉の源氏物語に打ち込んでいた間何故学者でもない私がの思いの底にそれがあった
odayuriko
ありがとうございます。知らないところで見守って下さっていた方がいらしたと知っただけでも心強く嬉しくなりました。仙覚は必見と…、手前みそですが。 @ippeizassyu 『源氏物語と鎌倉』の上梓、おめでとうございます!湘南在住古代文学研究者です。仙覚のツィートも興味深い!
toma_info toma_info
[映画情報]12月24日~1月13日"角川シネマ新宿"で『人間失格』のアンコール上映が決定。1日1回10時50分からの上映で、価格は1,000円。また『源氏物語 千年の謎』の半券提示で200円引きになります(オンラインチケットは割引対象外)。
@odayuriko がリツイートしました。
12月12日
odayuriko
おはようございます。昨日は解禁したように三人も長電話。かけたのと頂いたのと。日常を封印していたし知人たちも遠慮して下さっていたからほんとうに久しぶり。ブログに載せた本の写真を見て下さっていて、貴女のことはブログを見ているからようすがわかってたと。ブログは便利だけれどふしぎな時代…
odayuriko
以前角川歴彦氏『クラウド時代と<クール革命>』を拝読。老舗の出版社の方のクラウド観に興味をもって。氏は生田斗真さんの映画『人間失格』をプロデュースした方で「この生田斗真に光源氏をやらせたい」と思って『源氏物語 千年の謎』になったとか。クラウド時代への眺望をもつ方の映画…
odayuriko
松岡正剛氏『空海の夢』だったと思うけれど空海の凄さはエディトリアル感覚と。時空を超えてあれとこれを結びつける能力。角川氏の一連の流れにそれを感じて興味をもっている。あるだけの事柄を結びつけるだけでは新しいものは生まれない。『人間失格』の再上映が決まったそう。観たかったので楽しみ。
12月13日
odayuriko
@youquigo 菱川先生は最初に私の定家・光行と平家文化の関係説を認めて下さった方です。先生らしい詩的な余韻あるお便りで。厳島神社に取材に行ったときに平家らしい雅な名前のお菓子をお贈りしたらお返事に「必ずや詩神が見守ってくれる」とあって、それが最後の音信になってしまいました。
odayuriko
@youquigo 結崎様の一連のツイート、奥様は喜ばれると思います。私も胸潰れる思いで拝読していました。菱川先生にはとにかく早く本を出しなさいと勧めて頂いてましたので、『源氏物語と鎌倉』が生前の先生のお手にとっていただけなかったのは残念ですが、昨日ご仏前に贈らせて頂きました。
odayuriko
私は『月光』誌で坪野哲久先生と山田あき先生のお写真を撮らせて頂いたのですが、お二人ともじきに他界されて遺影になりました。その後、菱川先生を撮らせて頂くことになったとき、福島先生が「この人が撮ると遺影になるよ」って。菱川先生は笑って「じゃ、僕がそのジンクスを払ってあげる」と。
odayuriko
(続き)そしてほんとうにジンクスを払って下さったんですよ・・・(そう思えるようになるまでの何年か内心はらはらしました)
12月14日
odayuriko
おはようございます。『源氏物語と鎌倉―「河内本源氏物語」に生きた人々―』の刊行が終わったらまた深夜族に戻ってしまいました。眠る直前高遠先生のご新訳『失われた時を求めて』を手にとらせて頂いています。『源氏物語』と違う世界なのに違和感のないのがふしぎ。気質が一緒の作家かな…などと。
odayuriko
これ、素敵ですね! RT@mocchicc ITPro載ってた! "IVSのアプリプレゼン大会、優勝は20歳大学生の「すごい時間割」 - ニュース:ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20111213/376454/"
odayuriko
呟いたら思考が流れ出しました。プルーストの文章について。息の長い文章はやはり意識なのですね。というか、意識下の流れ。流麗、流動的といったような世界。人間は意識も、もともと血の流れ自体が流れているものだから一体感で安心するのでしょう。辛辣な場面でも吹きだしてしまうほど楽しい…
odayuriko
ほんとうに『失われた時を求めて』にはあるところにくると突然文章の切れ目がなくなって、次から次へと思考が転変していって、え、まだ?とあきれつつ追っているうちに最初になんのことではじまったかもわからなくなっている、みたいな箇所が頻繁。あ、また、と思ってわくわくして引っ張られてしまう。
odayuriko
(続き)でもそれは作家の意識の流れに沿ってのことだから、読んでいるこちら側でも一緒に流れに沿って導かれているわけで、これを現代文学の、例えば自然主義とか小説は描写みたいな書き方をされたら読者はついていけない。要は作家の体質? 結局、それが文体…?などということを楽しみながら。
12月15日
odayuriko
おはようございます、『源氏物語と鎌倉』を昨日金沢文庫に収めさせて頂きました。図書室で閲覧して頂けるようになります。『尾州家河内本源氏物語』の原点の地。鎌倉の滅亡時に流出して鎌倉から忘れられていったのでした。里帰りのミニ版のような安堵の気分です。
odayuriko
『源氏物語』準拠論の山中裕先生は金沢文庫の近くにお住まいです。最初の論考「北条実時と『異本紫明抄』」を送らせて頂いた時「こういうのを待っていた」と。その後も「早く一冊の本に」と。今夏手術なさったけど快復されて90歳を過ぎてなおお元気とのこと。ご存命の内に間に合ってよかった…
youquigo 結崎 剛
今日12月15日は文芸評論家・菱川善夫さんの命日。2007年78歳。菱川批評の本質は、一見作品の後追いにすぎないかに思える批評が、じつは作品を牽引するものであることをその《批評の幻視力》によって示し、豊かな感受性と敢然たる勇気とをもって、一人孤高の前衛精神であり続けたことだろう。
@odayuriko がリツイートしました。
kamakura_kankou 鎌倉市観光課
16日(金)鶴岡八幡宮では本宮を現在の地へ遷宮した日を記念し御鎮座記念祭が行われます。祭典は午前に執行、夕刻に舞殿北側でその当時唱えられた宮人曲を復元して御神楽が奏され、舞楽「人長の舞」も奉奏。浄暗の中かがり火に映える舞姿は実に雅びで、800年前の幽玄な世界が偲ばれます。
@odayuriko がリツイートしました。
odayuriko
鶴岡八幡宮御鎮座祭は本当に素敵です。幽玄そのもの。息を詰めて見守ってしまいます。これがずっとどんな動乱の世も絶えずに施行されているとはと伝統の力に感激。寒さ対策をなさってお出かけ下さい。



